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この項目では、、大地、方向などの地について説明しています。その他の用法については「地 (曖昧さ回避)」を、地面の形状については「地形」をご覧ください。

地(チ、ジ、つち)とは、場所などを指す。比喩抽象哲学などの意味で使われる場合もある。
基本的な意味

[1]

[1][2]。空の下に広がる陸[2]と対比される概念[2]

ところ[1]場所[1]

立場[1]。境遇[1]身分[2]。人の、社会の中での場所。

[1]。下方[1]。(例:「天地無用」)

世界観・死生観

などが住む場所と対比して、「人間動物の住む場所」という意味で使われる場合がある。

死後の世界を表すことがある。[注 1]例:「地に帰る」「地獄

翻訳語

次のような西洋語の翻訳語として「地」が用いられることがある。

ギリシア語: γ? ゲー(派生語例
Geo?ゲオルギオス (Γε?ργιο?): 地を耕す者)

ロマンス語 terra

ラテン語・イタリア語 terra テラ

フランス語 terre テール

スペイン語 tierra ティエラ


ゲルマン語

英語 earth, land

ドイツ語 Erde エルデ


スラヴ語

ロシア語 земля ゼムリヤ(派生語例 ノヴァヤゼムリャ: 新たなる土地)

ポーランド語 ziemia




人の生活を支えるものとして、
神格化される場合がある。

地蔵菩薩

地天 など

大地の神を地祇(ちぎ)という。一般に、地祇は女神である事が多い。

代表的な地祇は、ギリシャ神話ガイアローマ神話テルースなど。



比喩

地は、確かさ、安定の
メタファーとして用いられることがある。例:「地道」「地に足が着いている[注 2]

「天」が良い状態、「地」が悪い状態、とのメタファーで(あるいは、上は良く、下は悪い、との概念メタファーで)、否定的な意味で。例:「地に落ちる[注 3]

脚注

^ 注:死後の世界は「天」にある、と考えられている場合もあるが、死後の世界は「地」にあると考えられている場合もある。日本の伝統的な考え方や古代ギリシャなどでは、冥府は地下にあるとする物語が多い。
^ 宙に浮いている状態との対比
^ 「上がる」や「天に昇る」との対比。あるいは、天が幸福で、地が不幸、といったメタファー。

出典
^ a b c d e f g h 広辞苑 第五版 p.1699 【地】


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