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天文学上の未解決問題地球外生命は存在するか。
.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}地球外生命の探査活動領域と稼働区域が大きく異なる3つの例を挙げる。
1. 宇宙空間を航行しながら太陽系外惑星の探査を続ける宇宙探査機。画像は探査機ケプラー。
2. 宇宙文明からの電波を地球上で受信すべくSETIを行う電波望遠鏡。画像はアレン・テレスコープ・アレイ。
3. 地球以外の太陽系内惑星に着陸して地上を探査する探査車。画像は火星を探査するマーズ・サイエンス・ラボラトリーの探査車キュリオシティ (en
地球外生命(ちきゅうがい せいめい)とは、地球以外の惑星や宇宙空間など、地球の大気圏の外に生存している(またはそこ由来の)生命をいう[1][2]。地球外生命体(ちきゅうがいせいめいたい)、地球外生物(ちきゅうがいせいぶつ)ともいう。
知能の高低は問わず、知的生命でないものも含む[1]。また、大気圏外にあって生存してはいても地球由来の生物(宇宙飛行士や宇宙船内の実験用生物)はこれを含まない[1]。
英語(事実上の国際共通語)では、"extraterrestrial(日本語音写例:エクストゥラティレストゥリアル、日本語慣習読み:エクストラ テレストリアル) [3]、"extraterrestrial being [3]、"extraterrestrial biological entity [3]、"extraterrestrial life [3]等々、様々な名称が用いられるが、日本語の「生命」「生命体」「生物」のもつ語意のようなものがそれぞれに異なるのと同様、少しずつニュアンスが異なる。ET(イーティー)という略語も頻用されるが、これは extra-terrestrial の頭字語である[3]。EBE(イーバ)も略語で、こちらは extraterrestrial biological entity の頭字語[3]。また、それが知能の低くない異星人(ヒトと相似する、異星の知的生命)であれば、"alien life" ともいう。
概要1967年にソビエト連邦が発行した16カペイカ切手は、異星人の宇宙船を画題とした珍しいもの。当時のソ連ではこのようなテーマが持て囃されており、これは切手バージョンといったところ。
1970年代から天文学者が主に電波望遠鏡を用いて地球外の知的生命の活動の兆候を探索しているが、未だに地球外生命体の存在は確認されていない。
1787年ころ、イタリアの神父で博物学者のラザロ・スパランツァーニが、「そもそも地球の生命は地球外から来た」とする説を唱えていた。生命の起源が地球外にあるとする説は「パンスペルミア説」というが、こうした説(仮説)は、DNAの二重らせん構造を発見したフランシス・クリックも表明している[4][5]。 アメリカの天文学者パーシヴァル・ローウェル(1855-1916年)は、火星を観測した結果、その表面に「運河」などの人工的な建造物に見える巨大構造があると信じ、火星に文明が存在する証拠だと著作で述べた。サイエンス・フィクションの分野では火星に棲むタコ状(イカ状)の生命体(たこ型火星人)がさかんに描かれたが、これはイギリスの作家H・G・ウェルズが1898年に発表したSF小説『宇宙戦争』によるイメージの定着が発端であるとされる。 1959年、イタリアの物理学者ジュゼッペ・コッコーニ
十九世紀の観測
1960年にはフランク・ドレイクがオズマ計画に着手した。
ドレイクの方程式詳細は「ドレイクの方程式」を参照
1961年にアメリカの天文学者フランク・ドレイクがドレイクの方程式を示し、画期的なことに、可能性・確率について具体的に数値で論ずることを可能にした。我々の銀河系に存在する通信可能な地球外文明の数を仮に「N」と表すとするならば、そのNは次の式で表せる、と述べたのである。 N = R ∗ × f p × n e × f l × f i × f c × L {\displaystyle N=R_{*}\times f_{p}\times n_{e}\times f_{l}\times f_{i}\times f_{c}\times L}
ただし、各変数は下記の通りである。
変数定義
R ∗ {\displaystyle R_{*}} 人類がいる銀河系の中で1年間に誕生する星(恒星)の数
f p {\displaystyle f_{p}} ひとつの恒星が惑星系を持つ割合(確率)
n e {\displaystyle n_{e}} ひとつの恒星系が持つ、生命の存在が可能となる状態の惑星の平均数
f l {\displaystyle f_{l}} 生命の存在が可能となる状態の惑星において、生命が実際に発生する割合(確率)
f i {\displaystyle f_{i}} 発生した生命が知的なレベルまで進化する割合(確率)
f c {\displaystyle f_{c}} 知的なレベルになった生命体が星間通信を行う割合
L {\displaystyle L} 知的生命体による技術文明が通信をする状態にある期間(技術文明の存続期間)
1961年にこの式を発表した時、ドレイクは各値に関する推測値も併せて示し、 N = 10 × 0.5 × 2 × 1 × 0.01 × 0.01 × 10 , 000 = 10. {\displaystyle N=10\times 0.5\times 2\times 1\times 0.01\times 0.01\times 10,000=10.}