地球の太陽面通過_(土星)
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土星における地球の太陽面通過(ちきゅうのたいようめんつうか)とは、土星と太陽のちょうど間に地球が入り、太陽面を通過する天文現象である。
概要

土星で地球の太陽面通過が起こるのは、紀元前125000年から125000年の25万年間で28373回である。前回は2020年7月20日、次回は2049年7月16日に起こる。

土星における地球の太陽面通過は、約14.5年に1回起こる。ただし、稀に太陽からずれて起こらず、結果的に倍の約29年、または約29.5年の間隔を置く場合がある。直近で起こった2005年1月13日の太陽面通過はまさにそうで、次は2020年7月20日に起こる。ずれが半年分のため、現在では土星の太陽面通過は1月か7月にしか起こらない。この周期は少しずつずれており、長い時間では別の月が出現する。1月または7月以外の月で太陽面通過が発生したのは、前回は1562年12月27日である。次回は3551年8月4日までない。
太陽面通過の起こる日

日付は最大食の日付(UTC)。

年月日最大食
1931年7月13日07:40
1946年1月12日05:31
1961年7月19日11:02
1999年7月14日17:31
2005年1月13日22:48
2020年7月20日22:19
2049年7月16日03:35
2064年1月16日17:32
2078年7月11日03:21
2093年1月9日17:45

月の太陽面通過

地球の衛星であるは、地球とあまり離れていない距離にあるため、地球の太陽面通過が起こる時には、月の太陽面通過も同時に起こっている場合がほとんどである。しかし稀ではあるが、地球のみ、あるいは月のみが太陽面通過を起こし、もう片方が太陽面通過を起こさない場合がある。地球のみ太陽面通過が起こったのは、前回は1814年7月20日、次回は2506年1月23日である。月のみ太陽面通過が起こったのは、前回は1328年1月5日、次回は2284年7月12日である。
同時太陽面通過

地球の太陽面通過および月の太陽面通過が、
水星の太陽面通過と同時に起こることはあるが、極めて稀である。前回は紀元前35055年4月22日、次回は19626年11月28日である。

紀元前124260年6月28日、紀元前40710年3月25日、紀元前33023年4月29日の太陽面通過はさらに稀な現象として、水星と地球のみが太陽面通過を起こし、月は太陽面通過を起こさない。


地球の太陽面通過および月の太陽面通過が、金星の太陽面通過と同時に起こることはあるが、極めて稀である。前回は紀元前36043年10月13日、次回は23364年12月16日である。

さらに稀な現象として、地球と金星のみが太陽面通過を起こし、月は太陽面通過を起こさない場合が考えられる。前回は紀元前83581年2月22日、次回は25705年6月30日に発生する。


地球の太陽面通過および月の太陽面通過が、火星の太陽面通過と同時に起こることはあるが、極めて稀である。前回は紀元前73651年6月8日である。

出典

Transits of Earth from Saturn Fourmilab

Transits of Moon from Saturn Fourmilab

Simultaneous Transits: ±125,000 Years Fourmilab











太陽面通過

金星地球火星木星土星天王星海王星冥王星
水星水星
金星水星
金星
地球水星
金星
地球
火星水星
金星
地球
火星
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