冥王星における地球の太陽面通過(ちきゅうのたいようめんつうか)とは、冥王星と太陽のちょうど間に地球が入り、太陽面を通過する天文現象である。目次 冥王星で惑星の太陽面通過が見られる頻度は、太陽系の惑星においてこれが見られる頻度に比べると低い。これは冥王星の軌道傾斜角が、太陽系の惑星と比較して大きいためである。冥王星で地球の太陽面通過が起こるのは、紀元前125000年から125000年の25万年間で2550回である(同じ期間で、最も少ない回数である火星でも3399回起こる)。最も直近で起こったのは2018年7月12日である。次回は2178年1月12日に起こる。 冥王星における地球の太陽面通過は数十年から数百年に1回起こるが、約1年と約半日の期間を置いて2回起こる時がある。直近で起こったのは1930年1月9日と1931年1月10日のペアである。次は2178年1月12日と2179年1月13日のペアである。単独で起こるのは2018年7月12日が最も近く、次は2266年7月16日である。また、期間は様々であるが、次に太陽面通過が起こる月は、同じ月か半年分ずれた月のどちらかである。例えば1683年から3420年までは、必ず1月か7月に起こる。起こる月は少しずつずれ、例えば1523年以前は6月と12月のみ、3507年以降は2月と8月のみに起こる。 日付は最大食の日付(UTC)。 年月日最大食 地球の衛星である月は、地球とあまり離れていない距離にあるため、地球の太陽面通過が起こる時には、月の太陽面通過も起こっている場合がほとんどである。しかし、稀ではあるが地球のみ、あるいは月のみが太陽面通過を起こす場合がある。地球のみ太陽面通過が起こったのは、前回は紀元前1935年6月8日、次回は2674年1月18日である。月のみ太陽面通過が起こったのは、前回は1770年7月8日、次回は7889年3月30日である。
1 概要
2 太陽面通過の起こる日
3 月の太陽面通過
4 同時太陽面通過
5 出典
概要
太陽面通過の起こる日
1434年12月25日08:24
1523年6月27日20:24
1683年1月6日05:16
1930年1月9日11:31
1931年1月10日23:16
2018年7月12日09:50
2178年1月12日02:24
2179年1月13日13:26
2266年7月16日00:00
2426年1月15日13:40
月の太陽面通過
同時太陽面通過
紀元前87416年12月23日の太陽面通過は、同時に火星の太陽面通過と月の太陽面通過も起こった。
68693年7月16日の太陽面通過は、同時に金星の太陽面通過と月の太陽面通過も起こる。
80607年6月23日と86814年9月14日の太陽面通過は、同時に水星の太陽面通過と月の太陽面通過も起こる。
出典
⇒Transits of Earth from Pluto Fourmilab
⇒Transits of Moon from Pluto Fourmilab
⇒Simultaneous Transits: ±125,000 Years Fourmilab
表
話
編
歴
太陽面通過
金星地球火星木星土星天王星海王星冥王星
水星水星
金星水星
金星
地球水星
金星
地球
火星水星
金星
地球
火星
木星水星
金星
地球
火星
木星
土星水星