『地獄からの脱出』
キッス の スタジオ・アルバム
リリース1979年5月23日
ジャンルハードロック、ディスコ
レーベルカサブランカ
プロデュースヴィニ・ポンシア
専門評論家によるレビュー
Allmusic ⇒link
チャート最高順位
9位(アメリカ)
キッス アルバム 年表
アライヴ2
(1977年)地獄からの脱出
(1979年)仮面の正体
(1980年)
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『地獄からの脱出』(じごくからのだっしゅつ Dynasty)は、1979年にキッスが発表した7枚目のスタジオ・アルバム(メンバーのソロ・アルバムを除く)。
先にメンバー4人同時にソロ・アルバムを発表した際に、ピーター・クリスのアルバムを手がけたヴィニ・ポンシアが本作のプロデューサーに迎えられ、従来の無骨なハード・ロックから路線を転換。当時流行のディスコビートを大胆に取り入れたラヴィン・ユー・ベイビー(I Was Made For Lovin' You)をはじめとする、キャッチーでポップな作品が収められており、RIAAのトリプル・プラチナムを獲得するなど大ヒットした。
なお本作では、アルコールおよび麻薬の影響で満足に演奏できなくなっていたピーター・クリスに代わり、エース・フレーリーのソロアルバムに参加したアントン・フィグがドラムスの大部分を担当した。ピーターは「ダーティ・リヴィン」でのみレコーディングに参加している。また、エースのヴォーカル曲が3曲もあり存在感が大きい一方、ジーンのヴォーカル曲は2曲のみで相対的に影が薄い作品となった。
収録曲
ラヴィン・ユー・ベイビー - I Was Made for Lovin' You [3:57] 作詞/作曲:デズモンド・チャイルド、ヴィニ・ポンシア、ポール・スタンレーリード・ヴォーカルはポール・スタンレー。流行のディスコ・ビートを取り入れ、キャッチーなメロディとコーラスで米ビルボード・シングル・チャートの11位まで上昇する大ヒットとなった。2005年には、キヤノンのデジタル一眼レフカメラのCMで子供たちによって替え歌が歌われた。
2,000マン - 2,000 MAN [4:53] 作詞/作曲:ミック・ジャガー、キース・リチャーズローリング・ストーンズのアルバム『サタニック・マジェスティーズ』(1967年)収録曲のカヴァー。リード・ヴォーカルはエース・フレーリー。
シュア・ノウ・サムシング - Sure Know Something [3:59] 作詞/作曲:ヴィニ・ポンシア、ポール・スタンレー「ラヴィン・ユー・ベイビー」に続いてシングル・カットされ、ビルボードHOT100の44位まで上昇。リード・ヴォーカルはポール。後のMTVアンプラグドライブでも演奏された。
ダーティー・リヴィン - Dirty Livin' [4:16] 作詞/作曲:ピーター・クリス、ヴィニ・ポンシア、スタン・ペンリッジリード・ヴォーカルはピーター・クリス。本作で彼が参加したのはこの曲のみ。
カリスマ - Charisma [4:26] 作詞/作曲:ジーン・シモンズ、ハワード・マークスリード・ヴォーカルはジーン・シモンズ。
マジック・タッチ - Magic Touch [4:40] 作詞/作曲:ポール・スタンレーリード・ヴォーカルはポール・スタンレー。
ハード・タイムス - Hard Times [3:59] 作詞/作曲:エース・フレーリーリード・ヴォーカルはエース・フレーリー。
エックスレイ・アイズ - X-Ray Eyes [3:42] 作詞/作曲:ジーン・シモンズリード・ヴォーカルはジーン・シモンズ。
セイヴ・ユア・ラヴ - Save Your Love [4:39] 作詞/作曲:エース・フレーリーリード・ヴォーカルはエース・フレーリー。
脚注
表
話
編
ポール・スタンレー | ジーン・シモンズ | トミー・セイヤー | エリック・シンガー
旧メンバー
エース・フレーリー | ピーター・クリス | エリック・カー | ヴィニー・ヴィンセント | マーク・セント・ジョン | ブルース・キューリック
スタジオ・アルバム
地獄からの使者 | 地獄のさけび | 地獄への接吻 | 地獄の軍団 | 地獄のロックファイアー | ラヴ・ガン | 地獄からの脱出 | 仮面の正体 | ?エルダー? 魔界大決戦 | 暗黒の神話 | 地獄の回想 | アニマライズ | アサイラム | クレイジー・ナイト | ホット・イン・ザ・シェイド | リヴェンジ | カーニバル・オブ・ソウルズ | サイコ・サーカス | ソニック・ブーム | モンスター ?地獄の獣神