地底探検_(1959年の映画)
[Wikipedia|▼Menu]

地底探検
Journey to the Center of the Earth

監督ヘンリー・レヴィン
脚本ウォルター・レイシュ
チャールズ・ブラケット
原作ジュール・ヴェルヌ
製作チャールズ・ブラケット
出演者パット・ブーン
ジェームズ・メイソン
アーレン・ダール
音楽バーナード・ハーマン
撮影レオ・トーヴァー
編集スチュアート・ギルモア
ジャック・W・ホームズ
配給20世紀フォックス
公開 1959年12月16日
1960年4月28日
上映時間132分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
テンプレートを表示

『地底探検』(ちていたんけん、原題: Journey to the Center of the Earth)は、1959年アメリカ合衆国の映画ジュール・ベルヌの小説『地底旅行』を初めて映画化した作品である。ビデオパッケージでは『地底探険』という表記も存在する。
ストーリー

リンデンブロック教授は、学生アレックから贈られた溶岩の塊の中から、行方不明になったスウェーデンの探検家アルネ・サクヌッセムが「地球の中心」への行程を記したメッセージを発見した。2人はスウェーデンの地質学者ゲタボルグ教授と話し合うべくその地へ向かったが、教授は何者かにより殺害されていた。リンデンブロックらも何者かに襲われたところをアイスランド人ハンスに助けられ、3人とゲタボルグ教授の未亡人カーラは、サクヌッセムの記した行程に従ってアイスランドの休火山の噴火口から地底に降りて行った。途中、これまで妨害を繰り返していたアルネ・サクヌッセムの子孫サクヌッセム伯爵と争いになるが、休戦して共に探検を続けることになった。一行は巨大キノコの森や、地底に広がる大海を越え、ついに「地球の中心」を通過。最後にたどりついたのは、伝説の島アトランティスの都の廃墟であった。
概要

1864年に発表されたジュール・ベルヌのSF・冒険小説『地底旅行』を、20世紀フォックスが映画化した。時代設定や大筋は原作に沿っているが、原作にはない探検の妨害者が現れたり、女性が探検に同行したりするなどの脚色が加えられている。製作は『サンセット大通り』などを手がけたチャールズ・ブラケットで、脚本も担当している。監督は西部劇『ロンリー・マン』などのヘンリー・レヴィンであった。音楽は『悪魔の金』でアカデミー作曲賞を受賞したバーナード・ハーマンが手がけた。地底の世界を描く特撮を担当したのは、L・B・アボット、ジェームズ・B・ゴードン、エミル・コサ Jr. であったが、劇中登場する恐竜は、トカゲに背びれやトゲをつけたいわゆる「トカゲ特撮」が使われた。

出演は歌手が本業のパット・ブーンが主役のアレックを演じ、劇中でも歌を披露した他、ディズニー映画『海底二万哩』でネモ船長を演じ、『スタア誕生』でゴールデンブローブ賞主演男優賞を受賞したジェームズ・メイソンが、リンデンブロック教授を演じた。探検には同行しないが、リンデンブロック教授の娘でアレックの婚約者役を、『アンネの日記』のアンネの姉役でデビューしたばかりのダイアン・ベイカーが務めている。

本作は受賞は逃したものの、アカデミー賞美術賞特殊効果賞音響賞の3部門にノミネートされた。20世紀フォックスは、本作に続き翌年に同様な路線の『失われた世界』を製作し、特撮のアボットら3名も引き続いて起用された。
キャスト

役名俳優日本語吹替
NETテレビフジテレビテレビ朝日
アレクサンダー(アレック)・マキュアンパット・ブーン野沢那智広川太一郎富山敬
オリヴァー・S・リンデンブロック教授ジェームズ・メイソン武内文平久松保夫大木民夫
カーラ・ゲタボルグアーレン・ダール翠準子寺島信子此島愛子
ジェニー・リンデンブロックダイアン・ベイカー鈴木弘子麻上洋子
サクヌッセム伯爵セイヤー・デヴイッド滝口順平大宮悌二
ハンス・ベルケルピーター・ロンソン村瀬正彦
不明
その他杉田俊也
鳳芳野
岩名雅記
北村弘一
清川元夢
池田勝
島木綿子
中川まり子

演出春日正伸
翻訳飯嶋永昭
効果
調整山田太平


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:15 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef