地底探検_(アルバム)
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『地底探検』
リック・ウェイクマンライブ・アルバム
リリース1974年5月1日
録音1974年1月18日
ジャンルプログレッシブ・ロック
時間40分47秒
レーベルA&Mレコード/キングレコード
プロデュースリック・ウェイクマン
専門評論家によるレビュー


オールミュージック link

ローリング・ストーン link

チャート最高順位

1位(イギリス[1]

3位(アメリカ[2]

28位(日本[3]

リック・ウェイクマン アルバム 年表

ヘンリー八世の六人の妻
(1973年)地底探検
(1974年)アーサー王と円卓の騎士たち
(1975年)

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『地底探検』(ちていたんけん、Journey to the Centre of the Earth)は、1974年に発表されたリック・ウェイクマンの2作目のアルバム[4]。初のライブ・アルバムである。
概要

1974年1月18日、イエスに在籍していたウェイクマンはロンドンロイヤル・フェスティバル・ホールで行われたソロ・コンサートの2回目のステージで、デヴィッド・ミーシャムが指揮するロンドン交響楽団、イギリス室内合唱団と共演した[5][注釈 1]。本作はこの共演のライブ録音を収録したアルバムである。ミキシングは同月21日から29日までの9日間、ロンドンのモーガン・スタジオで行われた。

原作はジュール・ヴェルヌ同名小説。ウェイクマンは5歳の頃からこの小説を100回以上読んでいた。

「樹海」の中ではエドヴァルド・グリーグ作曲の『ペール・ギュント』の中の「山の魔王の宮殿にて」の部分が引用されている。

当初はLP2枚組、円形の変形ジャケット、30ページのブックレット付きという豪華盤での発売が企画されていたが、オイル・ショックの直撃を受けて、大幅に規模の縮小されたものになってしまった。
評価

本作は5月初めに母国イギリスで発売され、同月半ばから全英アルバムチャートに登場し、5月25日付けで、それまで合計15週に渡ってアルバム・チャートのトップにあったカーペンターズの『The Singles: 1969-1973』を蹴落として1位を獲得[6]。10月までトップ30圏内に入っていた。アメリカでも大ヒットし、ウェイクマンのアルバムとしては初の全米トップ10入りを果たした[2]

本作が発売された時、ウェイクマンはイエスに在籍していた。イギリスなどのチャートで1位を獲得するという偉業は、人気絶頂期にあったイエスでさえも成しえなかった。彼がイエスから脱退することを決意した理由の一つは、本作の大きな成功だったとされている[注釈 2][7]

1999年にリリースされたアルバム『地底探検?完結編』の日本盤の帯には、本作は25年間に全世界で1500万枚売れたと記述されている。
エピソード

ウェイクマンは共演した指揮者のミーシャムからモーツァルトのコンチェルトをやってはどうかと勧められたが、「もし1日に8時間ずつ、1ヶ月の練習期間があれば引き受けられるが、その時間が到底確保できない」と辞退した。
リマスター盤

2003年にCDのリマスター盤が発売された。音質の向上が図られている (AAD)。

収録曲
サイド1

旅路?追憶 - "The Journey"/"Recollection" (21:15)

サイド2

戦い?樹海 - "The Battle"/"The Forest" (19:00)

演奏者

リック・ウェイクマン - グランドピアノハモンドオルガンC3、ローズ・ピアノRMIエレクトラピアノ、ホーナー・クラビネットメロトロン M400 および M300、ミニモーグ×3、ホンキートンクピアノ

ゲイリー・ピッグフォード=ホプキンス (Garry Pickford-Hopkins) - ボーカル


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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