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『土曜ドラマ10』(どようドラマテン)は、1969年10月から1987年3月、および1988年4月から日本テレビ系列で毎週土曜日22:00 - 22:54(JST)に放送されていたもしくはされているテレビドラマの枠。ステレオ放送、文字多重放送、連動データ放送(一部地域を除く)を実施している。
1998年3月までは『土曜グランド劇場』(どようグランドげきじょう)または『グランド劇場』、一時期(2004年頃)「Surprise Saturday」というサブタイトルが付いていた。長らく土曜日21時台に放送され、『土9』(どっく)の愛称[1]で親しまれていたが、2017年4月期より22時台に変更された。2024年4月改編で『土ドラ9』(どドラナイン)として21時台のドラマ枠が復活したため、『土曜ドラマ』(どようドラマ)から改称された[2]。これにより日本テレビ系列の土曜日に2時間連続でドラマ枠が組み込まれることになった。2024年4月改編で既存の土曜22時台はそのままに『土ドラ9』(どドラナイン)と称して土曜21時台にドラマ枠が復活し、本枠は『土ドラ10』(どドラテン)に改称される[3]。これにより日本テレビ系列の土曜日に2時間連続でドラマ枠が組み込まれることになった。
枠の特徴
概歴
1969年10月に、『夜のグランド劇場』(1968年4月 - 1969年9月、木曜21:30枠)が移動してくる形で、『土曜グランド劇場』放送開始。
開始当初は21:30からのスタートだったが、21:00の単発30分ドラマ『夫婦日記』の廃枠にともない、1973年10月から放送の『さよなら・今日は』より21:00スタートとなった。
原則として「連続ドラマ」であるが、21:30時代末期の1972年8月26日 - 1973年9月29日までは連続ドラマを中断し、一話完結の単発ドラマを放送していた。なお、21:00開始になってからの1時間枠の単発作品は1977年1月1日の『新春大吉』(唯一の元日放送)のみで、『土曜グランド劇場』→『土曜ドラマ』時代は1回も放送されていない。
1976年3月20日放送開始の『二丁目の未亡人は、やせダンプといわれる凄い子連れママ』から1977年6月18日放送終了の『魔女と呼ばれる占い師は自己革命を夢みてた』までは、『新春大吉』を除いてやたら長い作品名のドラマ「長い作品名シリーズ」が放送された。
同シリーズの人気を不動のものとした作品が、水谷豊主演の『熱中時代シリーズ(無印シリーズ=小学校教諭2シリーズ、及び刑事編)』である。水谷は『事件記者チャボ』、『気分は名探偵』などの人気作にも主演し「グランド劇場(旧枠名・土曜グランド劇場)の顔」となる。その他にも『池中玄太80キロ』、『天まであがれ!』などの作品を放送した。
作品によっては、放送時間の制約、提供スポンサーのCMコマ時間の都合とそれぞれの作品の編集時間の都合や制作費の予算の絡みで次回予告なしの場合もあった。特に1980年代の作品が多く見られた。
1984年放送の『風の中のあいつ』から、枠名がもとの『土曜グランド劇場』に戻り、番組本編の前にオープニングタイトル映像(25秒間)が流されるようになった。タイトル映像のイメージは「太陽の光から生まれた1個の銀色の球が、遊園地[注 1] のジェットコースターの軌道やエアチューブの中を駆け抜けた後に宇宙空間へと飛び出す。銀球は土星に命中して飛び去ってしまうが、その土星が実はくす玉[注 2] になっており、片端から真っ二つに割れた後、たくさんの紙テープ(メタリック系のもの)と紙吹雪を宇宙空間に向かって舞い上がらせる。その紙吹雪が舞う映像に被せて、タイトル文字[注 3] が立ち上がるように現れる」というものであった。このタイトルは、次項に述べる土曜ドラマ枠の一時休止まで使われた。
1987年4月、『ワールドクイズ ザ・びっくり地球人!』の放送開始に伴いクイズ枠になったため、1年間ドラマ枠は休止した[注 4]。翌1988年3月を以て『クイズ・地球NOW』が終了したことに伴い、同年4月から『春の砂漠』で1年ぶりにドラマ枠が復活し、『外科医・有森冴子』などのヒット作を生み出す。
1989年5月から放送の『湘南物語』よりステレオ放送となった[注 5]。
1989年10月 - 1990年2月までの5か月間は土曜夜8時の『野望の国』シリーズと2枠連続でドラマが放送されていた。
1992年4月からの2年間、読売テレビ制作の土曜夜10時枠と2枠連続でドラマが放送されていた(その後、読売テレビ枠は木曜夜9時枠 → 月曜夜10時枠へと移動し2004年3月に廃止)。
なお開始当初の1969年10月からの1年間は、土曜20:30に1時間時代劇『右門捕物帖』(二代目中村吉右衛門主演版)→『青春太閤記 いまにみておれ!』、土曜22:30に1時間海外ドラマ『0011ナポレオン・ソロ』(第4シーズン)が編成され、連続3時間のドラマが編成されており、また1972年7月から同年9月までは、19:30に30分ドラマ『小さな恋のものがたり』、20:00に『黒帯風雲録 柔』、21:00に30分海外ドラマ『プロテクター電光石火』、22:30に30分時代劇『姫君捕物控』が編成され、3時間半・計5本ものドラマが編成されていた[注 6]。
1994年に放映された『家なき子』(翌年4月からパート2も放送、平均視聴率24.7%・最高視聴率37.2%[注 7]。)が絶大な人気を博し、本作により視聴年齢層の裾野を広げるのに成功したことで以後ローティーン向け(児童向けドラマ寄り)の作品も放映されるようになった[4]。