土曜ドラマ(どようどらま)は、フジテレビ系列(TOSは除く)で毎週土曜日23:10?23:55(JST、ただし前枠の『土曜プレミアム』の延長や特別番組などの編成により遅延・休止の場合あり)に放送されていたテレビドラマ枠である。 2007年3月まで同枠で放送していた『カワズ君の検索生活』を最後に、1974年10月から(23時台後半1988年10月から)続いたバラエティ番組枠が一旦終了する(関西テレビ・フジテレビ系土曜夜11時枠時代の各番組も含む)するのを受け、同年4月より23時台は、23:10までを21時から放送されている前枠の『土曜プレミアム』の放送時間を拡大し、23:10から55分までは、新たにドラマ枠を設けることを決定した。 また放送時期も当初は他のドラマ枠と同じ通常クール通りの編成だったが、『SP』から『ハチワンダイバー』までは通常クールから1ヶ月ずらす編成に変更される。その為他枠のドラマより開始・終了時期がそれぞれ1ヶ月遅くなっていた。その後、『33分探偵』『Room of King』は放送期間を2ヶ月に替えている。 当初放送された作品は平均視聴率は11%前後を獲得しており、『ライフ』では最終回で深夜帯ドラマ歴代3位(民放では2位)となる17.4%を記録した。次の『SP』は初回で14.5%、平均で15.4%とそれぞれで歴代1位、最高18.9%(最終回)は歴代2位となり、深夜帯ドラマ史上初の平均15%越えを記録。全作品とも字幕放送、ハイビジョン制作。『33分探偵』で初めてレターボックスでの放送を取り入れた。『33分探偵』の他、『魔女裁判』『オトメン ?夏?』は、地上アナログのみレターボックスで放送。 ちなみに本編の時間はCMを除くと36分である(ネットCM5分、スポットCM3分30秒(そのうち番組終了後に1分)、提供表示30秒のため)。 ワンセグ放送のみ、番組終了時のEND画面の後深田恭子の『ルート246』が流れる。 2010年5月で当該枠をバラエティ番組に戻すことになり(後述)、2010年5月8日放送の『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』の最終回(同作は海外ドラマ枠で、フジテレビの自社制作としては2009年夏季放送の「オトメン(乙男)?夏?」が実質最後[1])をもって、土曜ドラマ枠を一旦休止することになった。 その後、2012年4月より『ピカルの定理』が水曜22時枠に移動に伴い、『土ドラ』として、約2年ぶりに同枠でのドラマ枠が復活した[2]。『土ドラ』は『ミレニアムズ』放送による半年間の休止を挟んで、2015年4月より23時台後半枠で復活し、2016年からは東海テレビ制作の『オトナの土ドラ』に変更している。 ここでは便宜上、単発ドラマとしてこの枠で放送されたものも記載する。制作プロダクション名のない作品はフジテレビの局制作(制作・フジテレビドラマ制作センター、制作著作・フジテレビ)。
歴史・概要
フジテレビでの土曜23時台のドラマ放映は、1974年9月に終了した『大盗賊』以来となる。
シリーズの休止と復活
2010年5月からはこれまで特番で放送されていた『?あらゆる世界を見学せよ?潜入!リアルスコープ』のレギュラー放送になり、2011年4月からは『リアルスコープ』の土曜19時枠に移動に伴い、深夜枠で放送されていた『ピカルの定理』が放送された。
作品リスト
2007年
ライアーゲーム[3]
主演:戸田恵梨香、松田翔太原作:甲斐谷忍(集英社ヤングジャンプコミックス刊)脚本:古家和尚、吉高寿男(脚本協力)プロデュース:志牟田徹演出:松山博昭、大木綾子、佐々木詳太主題歌:capsule『Sugarless GiRL』(歌はなく、インストゥルメンタル楽曲)
ライフ ?壮絶なイジメと闘う少女の物語?
主演:北乃きい原作:すえのぶけいこ(講談社フレンドKC刊)脚本:根津理香プロデュース:中野利幸演出:谷村政樹、加藤裕将、遠藤光貴主題歌:中島美嘉『LIFE』
フライトパニック(単発1話)
主演:岡田義徳脚本:吉高寿男プロデュース:中野利幸演出:松山博昭
SP 警視庁警備部警護課第四係
主演:岡田准一原案・脚本:金城一紀プロデュース:高井一郎総監督:本広克行演出:波多野貴文、藤本周主題歌:V6『way of life』
2008年
ロス:タイム:ライフ
主演:瑛太、小山慶一郎、友近、上野樹里、伊藤淳史、田中直樹、常盤貴子、真木よう子、大泉洋原案・脚本:筧昌也(BS-i・BSフジ共同製作『68』より)プロデュース:中島久美子総監督:筧昌也演出:筧昌也、鈴井貴之、大木綾子、冨士川祐輔、永山耕三主題歌:ORANGE RANGE『君station』
Size:58 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef