園田 英樹(そのだ ひでき、1957年9月22日[1] - )は、日本の脚本家、演出家、小説家。佐賀県鳥栖市出身。 佐賀県立鳥栖高等学校卒業。私立探偵になるが、浮気調査に飽きて明治大学政治経済学部に入学。在学中はアングラ演劇に明け暮れ、のちに卒業。「天井桟敷」出身の童話作家・森忠明、劇団「日本」の演出家・三原四郎
来歴・人物
テレビアニメの脚本を手がけるようになったのは、森忠明に小山高生を紹介されたことがきっかけである。当初は小山が構成を担当していた「手塚治虫のドン・ドラキュラ」(1982年)で脚本家デビューするはずだったが、担当広告代理店が倒産した影響で番組が打ち切りとなり、本作でのデビューにはならなかった(同じく脚本家の中弘子、照井啓治
も園田と同様に当番組でデビューする予定だった)[2]。その後同年の「サイボットロボッチ」でデビューする事となり、以後多くの作品で脚本やシリーズ構成を担当していく。劇場版ポケットモンスターでは、1998年から2000年にかけて短編作品の脚本を担当。2000年の『結晶塔の帝王 ENTEI』では、首藤剛志と共同という形ながら長編作品の脚本も担当。そして2001年の『セレビィ 時を超えた遭遇』から2014年の『破壊の繭とディアンシー』までの全長編作品の脚本を担当し、2015年では2000年以来15年ぶりに短編作品の脚本を担当した。
また、主宰する劇団帰燕風人舎では演出を担当。鳥栖市立図書館名誉館長も務め定期的にワークショップを開くなど、郷里での活動も多い。
主な作品
テレビアニメ
サイボットロボッチ(1982年 - 1983年)脚本
サイコアーマーゴーバリアン(1983年)脚本
らんぽう(1984年)脚本
キャプテン翼(1984年 - 1985年)脚本
忍者戦士飛影(1985年 - 1986年)脚本
光の伝説(1986年)シリーズ構成・脚本
マシンロボ クロノスの大逆襲(1986年 - 1987年)シリーズ構成
超音戦士ボーグマン(1988年)シリーズ構成・脚本
レスラー軍団〈銀河編〉 聖戦士ロビンJr.(1989年 - 1990年)シリーズ構成・脚本
勇者エクスカイザー(1990年)脚本
絶対無敵ライジンオー(1991年 - 1992年)シリーズ構成・脚本
超電動ロボ 鉄人28号FX(1992年 - 1993年)シリーズ構成・脚本
機動戦士Vガンダム(1993年 - 1994年)脚本
超者ライディーン(1996年 - 1997年)シリーズ構成・脚本
モジャ公(1996年 - 1997年)脚本
ポケットモンスターシリーズ(1997年 - )脚本
ポケットモンスター
ポケットモンスター アドバンスジェネレーション
ポケットモンスター ベストウイッシュ
ポケットモンスター XY
ポケットモンスター XY&Z
ポケットモンスター サイドストーリー
時空探偵ゲンシクン(1998年 - 1999年)原作・シリーズ構成・脚本
ドラえもん(1998年)脚本
出撃!マシンロボレスキュー(2003年 - 2004年)シリーズ構成
銀河鉄道物語(2003年 - 2004年)シリーズ構成・脚本
魔豆奇伝パンダリアン(2005年)シリーズ構成・脚本
アニマル横町(2005年 - 2006年)脚本
おまかせ!みらくるキャット団(2015年)シリーズ構成
ベイブレードバースト(2016年)シリーズ構成・脚本
劇場アニメ
劇場版ポケットモンスターシリーズ
ピカチュウのなつやすみ(1998年)脚本
ピカチュウたんけんたい(1999年)脚本
ピチューとピカチュウ(2000年)脚本
結晶塔の帝王 ENTEI(2000年)脚本 ※首藤剛志と共同
セレビィ 時を超えた遭遇(2001年)脚本
水の都の護神 ラティアスとラティオス(2002年)脚本
七夜の願い星 ジラーチ(2003年)脚本
裂空の訪問者 デオキシス(2004年)脚本
ミュウと波導の勇者 ルカリオ(2005年)脚本
ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ(2006年)脚本
ディアルガVSパルキアVSダークライ(2007年)脚本
ギラティナと氷空の花束 シェイミ(2008年)脚本
アルセウス 超克の時空へ(2009年)脚本
幻影の覇者 ゾロアーク(2010年)脚本