園田競馬場
施設情報
通称・愛称そのだけいば
所在地兵庫県尼崎市田能二丁目1-1
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度45分59.7秒 東経135度26分42.7秒 / 北緯34.766583度 東経135.445194度 / 34.766583; 135.445194
園田競馬場(そのだけいばじょう Sonoda Racecourse)は、兵庫県尼崎市にある地方競馬の競馬場である。主催者は兵庫県競馬組合。2005年8月よりD-Net(地方競馬の統一電話投票システム)に加盟した。
元々はアラブのみの競馬場で、当時から質の高いアラブが揃っていたことから「アラブのメッカ」と呼ばれ、全国交流や中央交流が盛んに行われてきたが1999年にサラブレッドを導入、2004年8月17日のレースをもって、園田競馬でのアラブ単独のレースを終了した。なお、それまで開催されていたアラ系重賞は廃止またはサラ系重賞へと移行した。
全盛期に比べると売り上げが減少しているが、インターネット投票の導入等で現在は持ち直している。
2012年9月に照明塔が設置され、ナイター開催が可能になってから2020年の姫路競馬場再開までは、兵庫県競馬は園田単独での開催が続いていた。
施設概要園田競馬場付近の空中写真(1985年撮影)
画像右上に大阪国際空港の滑走路の南端が見える。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
収容人数:17,400人
入場料:100円
施行距離
レース施行距離:820m、1230m、1400m、1700m、1870m、2400m(右周り1051m、直線213m)
改修前:レース施行距離 800m、1300m、1630m、1800m、2300m(右周り1000m、直線228m[1])
1230mは短距離路線の充実を図るため、2004年秋に新設された。
2400mについては、2010年?2019年と2021年?2023年は六甲盃でのみ使用されていた。以前は兵庫大賞典[注釈 1]、園田金盃[注釈 2]、楠賞全日本アラブ優駿[注釈 3]が2400mで行われていた。
2020年3月19日、「京都府産たまご特別」(4歳以上A1・A2)を重賞以外では初めてとなる2400mで実施した[注釈 4][2][3]。
なお、2024年は六甲盃が距離を1870mに短縮して実施するため、2400mの競走が消滅する可能性がある。
他場ではあまり例を見ない中途半端な距離設定となっている。これはサラブレッドを導入し、そのスピードでも十分回れるようにするため、1999年にスパイラルカーブを設置して1周・1100mにする改修を行う予定だったところ、3コーナー付近にある猪名川の自然林に手を入れることが出来ないと判明したため、止むを得ず1051mとした名残である。限られた敷地内を使って無理矢理拡張したことで、向正面が直線ではなく緩い右カーブとなっているのも特徴である。 これまで、大晦日・元日は初詣などとの混雑緩和のため開催を控えてきたが、1999年度から大晦日開催、2004年度(2005年)から元日開催を実施。元日開催は1965年度(1966年)以来40年ぶりで、この年度は12月28日から1月4日までの8日間連続シリーズとなった。 ○…発売 ×…発売なし 単勝複勝枠番連複枠番連単馬番連複馬番連単ワイド3連複3連単
開催日程
観客席
パドック
映像装置
誘導馬マコーリー
場内BGM
ラデツキー行進曲
競走馬がパドックから本馬場へ移動する際に流されるBGM
威風堂々
本馬場入場BGM(昼間開催時・ナイター開催の照明灯点灯前)
初夏に感じる予感
本馬場入場BGM(重賞レース)
NIGHT RUN
本馬場入場BGM(ナイターレース)
運が良けりゃ(英題「With A Little Bit Of Luck」、映画『マイ・フェア・レディ』劇中歌)
締切5分前のBGM
夏の日の恋'76
締切3分前のBGM
Corn Flakes
締切1分前のBGM
アクセス
阪急神戸本線園田駅より無料送迎バス(阪急バス)が随時運行(姫路競馬場開催、他場開催の場外発売日も運行)。
阪神本線尼崎駅より、JR神戸線尼崎駅経由で無料送迎バス(阪急バス)が運行(1日3便。ナイター開催日は5便。園田競馬開催時のみ)。
当初は2009年のゴールデンウィークと夏季に限定運行していたが好評のため、2009年9月から定時運行に昇格した。
年末年始やゴールデンウィークなどの多客時のみであるが、北大阪急行千里中央駅からも無料送迎バスが運行されることがある。かつてはJR京都線茨木駅からも運行されていたが、2007年度から廃止となった[4]。
地図上では大阪国際空港の近くにあるが、空港ターミナルビルは滑走路を挟んで反対側にあるため、自動車で向かうと遠回りになる。タクシー料金は2,000円弱。
馬券発売
園田競馬場○○○×○○○○○
払戻率[5]80%75%-77.5%75%72.5%
開催中は毎日姫路競馬場で場外馬券を発売。
園田競馬場・姫路競馬場開催時の火曜・水曜・木曜はウインズ神戸B館でも場外馬券を発売する。
2005年秋にウインズ難波での場外発売を試験的に行い、(2005年は11月3日、11月23日、12月28日の3日間)2006年以降は原則週1回発売することとなった。(通常は水曜もしくは木曜だが、週により発売なし、あるいはダートグレード競走開催日や祝日に振り替える場合もある)2011年1月13日からは原則として毎週水・木曜日に拡大した(ただし月・火・金曜日が祝日場合でも場外馬券は発売されない)。2021年以降は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から場外発売・払戻が休止され、2023年1月31日に兵庫県競馬組合は正式に場外発売・払戻を再開しないことが発表された[6]。
2008年6月12日(姫路競馬場外は2008年7月17日)までは園田競馬場における3連単の発売は、最終競走から数えて4競走(11競走施行の場合、第8?11競走の4競走)に限られていた。現在は全レース購入可能。
2008年10月28日より三木市吉川町の競輪場外車券売場サテライト阪神の施設を一部利用して、兵庫県競馬直営初の場外発売所「DASHよかわ」でも全開催日・全レースを発売する(払い戻しは原則として兵庫県競馬開催日のみ行う)。
2013年3月に廃止となった福山競馬場の「DASH柳津(旧シャトル柳津、2021年3月21日営業終了[7])」と「DASH福山駅前(旧福山駅前場外発売所)」が兵庫県競馬組合へ移管され、DASH柳津は同年6月19日より、DASH福山駅前は同年6月26日より園田と姫路の場外として再開された。