國定忠治 信州子守唄
監督マキノ正博
脚本マキノ正博
千々喬一
『國定忠治 信州子守唄』(くにさだちゅうじ しんしゅうこもりうた)は、1936年(昭和11年)製作・公開、マキノ正博監督による日本の長篇劇映画である[1][2][3][4][5][6]。新字体表記『国定忠治 信州子守唄』[1][3][4]。 マキノトーキー製作所の設立祝いに、と伊藤大輔が1927年(昭和2年)に手がけたサイレント映画『忠次旅日記』三部作の脚本をマキノ正博に贈り、これを原作として製作したトーキー作品である[6]。内容は伊藤における『忠次旅日記 信州血笑篇』(1927年)に当たる[6]。月形龍之介が忠治役を演じるのは本作のみで、『忠治血笑記』以降、月形サイドの都合のため、代役が立った[6]。 東京国立近代美術館フィルムセンターの資料によれば、本作の監督は「マキノ正博」のみであり、脚本については脚色を千々喬一
略歴・概要
2012年(平成24年)11月現在、本作の原版ネガフィルムは散逸して残っておらず、19分に短縮されたものを復元した上映用ポジフィルムのみが現存し、東京国立近代美術館フィルムセンターに所蔵されている[2][3][6]。
スタッフ・作品データ
製作・監督 : マキノ正博
原作 : 伊藤大輔
脚色 : 千々喬一
潤色 : マキノ正博
撮影 : 藤井春美
録音 : マキノ正博
製作 : マキノトーキー製作所
上映時間(巻数 / メートル) : 79分(8巻 / 不明メートル)[1] / 19分 (509メートル、短縮版復元)[2]
フォーマット : 白黒映画 - スタンダードサイズ(1.37:1) - モノラル録音
公開日 : 日本 1936年2月18日
配給 : 千鳥興行
初回興行 : 千日前・芦辺劇場
キャスト
月形龍之介 - 國定忠治[3]
澤村國太郎 - 板割の浅太郎[3]
光岡龍三郎
葉山純之輔 - 三ツ木の文蔵[3]
淺野進二郎
雲井龍之介
水原洋一
大泉慶治
原駒子
野津操[6] - 勘太郎[5]
シリーズ
國定忠治 信州子守唄
忠治血笑記
忠治活殺剱
脚注[脚注の使い方]^ a b c d 国定忠治 信州子守唄、日本映画データベース、2012年11月27日閲覧。
^ a b c d 國定忠治 信州子守唄、東京国立近代美術館フィルムセンター、2012年11月27日閲覧。