国際鳥類学会議
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国際鳥類学会議(こくさいちょうるいがくかいぎ、英語: International Ornithological Congress;IOC)は、定期的に開催されている鳥類学者の国際的な研究集会である。主催者は国際鳥類学者連合。「国際鳥学会議」とも訳される。なお、しばしば、「国際鳥学会」、「国際鳥類学会」等と言われることがあるが、定常的に会員を擁する「学会」(society)ではないので、これらの訳語は不適切である。

1884年に始まり、1926年からは(第二次世界大戦による1942年1946年の休止を除き)4年ごとに開かれている。
これまでの開催年と開催地
1884年 ウィーン

1891年 ブダペスト

1900年 パリ

1905年 ロンドン

1910年 ベルリン

1926年 コペンハーゲン

1930年 アムステルダム

1934年 オックスフォード

1938年 ルーアン

1950年 ウプサラ

1954年 バーゼル

1958年 ヘルシンキ

1962年 イサカ

1966年 オックスフォード

1970年 ハーグ

1974年 キャンベラ

1978年 ベルリン

1982年 モスクワ

1986年 オタワ

1990年 クライストチャーチ

1994年 ウィーン

1998年 ダーバン

2002年 北京

2006年 ハンブルク

2010年 カンポス・ド・ジョルダン

2014年 東京

2018年 バンクーバー

日本での開催
1990年の誘致

日本鳥学会は第20回大会(1990年)の招致活動をしたが実現しなかった。

第20回大会(1990年)は、開催をクライストチャーチに譲ることになったが、黒田長久日本鳥学会会頭が会議の名誉会長となった(会長はCharles Sibley)[1]
第26回国際鳥類学会議(2014年8月、東京)

その後、日本鳥学会では第26回大会(2014年)の招致活動を行い[2]、その結果、2010年8月の第25回大会(ブラジル、カンポス・ド・ジョルダン)で第26回大会の東京(立教大学池袋キャンパス)開催が決定した。

以下は開催趣意書[3]による。

会議の名称とテーマ

会議の名称 第26回国際鳥類学会議 26th International Ornithological Congress (IOC 2014)

会議のテーマ 「いでよ、アジアの若い鳥学者!人と鳥の共存をめざして!」


主催・併催機関などの名称

主催 IOC2014実行委員会・IOC2014国内委員会・IOC2014準備委員会

共催 立教大学・日本鳥学会

協力 (独)国際観光振興機構


開催期間 2014年8月18日(月)?8月24日(日)(本会議5日間)

開催場所 立教大学 〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1

主催責任者

IOC2014実行委員会委員長 上田恵介 (立教大学理学部生命理学科教授)

IOC2014国内委員会委員長 樋口広芳 (東京大学名誉教授、慶應義塾大学特任教授)

IOC2014準備委員会委員長・IOC2014実行委員会事務局長 西海功  (国立科学博物館動物研究部研究主幹)

IOC2014実行委員会募金委員長 酒井秀嗣 (日本大学歯学部准教授)


事務局 〒102-0083 東京都千代田区麹町3-1-1 麹町311ビル9階 ((株)アイ・エス・エス内)

開催計画の概要(抄)

主要トピックス(プレナリーレクチャー)

Franz Bairlein(ドイツ) 統合的手法による渡りの調節の理解

Tim Blackburn(イギリス)  外来鳥類の侵入経路の追跡

Vicki Friesen(カナダ) 海鳥の種分化:モデル系か進化のハズレ者か?

Helen James(アメリカ) 鳥類学的視点からのハワイ諸島および北東太平洋における保全古生物学

Cao Lei(中国)  東アジアにおける渡りの経路ー水鳥たちのチャレンジ

John N. Maina[4](南アフリカ) 鳥類呼吸器系の機能的デザイン

Kazuo Okanoya(日本) さえずりの言語学

Hugh Possingham(オーストラリア) 鳥類の保護とモニタリング:意思決定のための科学的手法

Katherine Renton(メキシコ) オウム類の生態学的な必要条件:限定要因と研究課題

Frederick H. Sheldon(アメリカ) マレー諸島再訪:最近の新発見が変える熱帯緒類の生物地理学


参加予定者

国内 0700人

海外 0700人

合計 1400人


使用言語 英語


脚注[脚注の使い方]^ 森岡弘之. 1986. 第20回国際鳥類学会議の開催国はニュージーランドへ―黒田会頭はNZ大会の名誉会長となる―.鳥学ニュース, (20):5.
^ 招致委員長 上田恵介立教大学教授( ⇒日本鳥学会IOC招致委員会) Archived 2012年5月18日, at the Wayback Machine.
^ IOC2014実行委員会, undated. 第26回国際鳥類学会議 開催趣意書. 9pp.
^ John N. Maina (2011) Bioengineering Aspects in the Design of Gas Exchangers: Comparative Evolutionary, Morphological, Functional, and Molecular Perspectives, Springer.

外部リンク

第26回国際鳥類学会議公式サイト(英文)


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