国際金融中心
.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}国際金融中心 (香港)
施設情報
所在地
国際金融中心(こくさいきんゆうちゅうしん、英語:International Finance Centre、中国語(繁体字):國際金融中心、略:IFC)は、香港の香港島北部、中西区の中環地区に位置する、複合施設の名称である。国際金融センターともいう。駅舎やオフィス、ショッピングモール、ホテル、映画館などで構成される。
中でもこの複合施設における建築の「国際金融中心・第二期」(Two IFC)は地上415.8mの高さを持ち、香港で環球貿易広場に次いで高く、世界で9番目に高い超高層ビルである。 全体が完成し、モール部までフルオープンしたのは2003年7月であり、1997年から事業展開されていた、非常に規模の大きな複合施設である。フォーシーズンズホテル開業まで含めると、2005年までの工期となる。 香港の空の玄関口である、九龍の九龍灣地区に存在した旧香港国際空港(啓徳空港)が、ランタオ島の沖合いにある赤?角(Chek Lap Kok)島を造成して作られる人工島へ移転するのに当たり、新香港国際空港と市街とを結ぶアクセス路線が必要になった。 のちに「機場快綫(Airport Express)」と呼ばれるこの路線には、当初計画として「機場(Airport)駅」、「青衣(Tsing Yi)駅」、「九龍(Kowloon)駅」、「香港(Hong Kong)駅」の4駅が設置された(2005年12月には空港島に完成した展示場施設である亞洲國際博覧館(アジア・ワールド・エキスポ:Asia World Expo)の開業に伴い、機場駅の先に「博覧館(Asia World Expo)駅」が開業した)。 特に、終着駅の香港駅は、中環(Central)という香港の政治と経済、金融の中心地区に位置し、地下鉄(香港MTR)の中環駅と接続、またフェリーターミナルや各バス路線の集約される場所でもあるため、交通の要衝ともいうべき場所であった。このため利便性などから得られる付加価値からの収益を考慮して、機場快綫の建設と併せて香港駅上へ複合施設が建設されることとなった。 香港国際金融中心は大きく、香港駅駅舎・第一期オフィスビル棟・第二期オフィスビル棟・ショッピングモール及び映画館・ホテル棟(フォーシーズンズホテル)の各エリアに分けられる。この中でも、第一期オフィスビル(地上210m)・第二期オフィスビル(地上415.8m)・ホテル棟(地上205m)は超高層ビルの建築となっている。規模があまりにも巨大だったため、各施設の建設時期はそれぞれ異なる。 この建築群は、世界的な建築家のシーザー・ペリ(Cesar Pelli)、およびペリの設計事務所であるシーザー・ペリ&アソシエイツ(Cesar Pelli & Associates)によって設計された。ペリは、ニューヨークのマンハッタン地区にあるワールドフィナンシャルセンター(World Financial Center)や、イギリスのロンドン、ドックランズにあるワン・カナダ・スクエア(One Canada Square)、マレーシアのクアラルンプールにあるペトロナスツインタワー(Petronas Towers)などを設計、日本では、東京都港区の愛宕グリーンヒルズや、東京都中央区の日本橋三井タワー、東京都新宿区のNTT東日本本社屋、大阪府大阪市北区の国立国際美術館、大阪府大阪市阿倍野区のあべのハルカス、東京都港区の麻布台ヒルズなどを設計している。また、同地区にある超高層建築の長江センター(長江集團中心:Chung Kong Center)もペリの手によるものである。 IFCの主なデベロッパーは、香港の地下鉄事業を展開している「地鐵公司」(MTR Corporation)、同じく香港の総合不動産業者である「新鴻基地産」(San Hung Kai Properties)、「恒基兆業地産有限公司」(Handerson Land Development Co, Ltd)などの企業が携わった。 また、建物の英語名称である「中心」という意味にはイギリスからの綴りである慣習に習い、アメリカ式の「Center」ではなく、英式の「Centre」が用いられている(これは、かつての香港が英国領であったときの名残である。香港では「Centre」の名称を用いた建物が数多くある。)。 1つ目は、空港から約35.3キロメートル離れた市内間を最短24分間でダイレクトに結ぶ「機場快線」である。香港駅及び隣の九龍駅では「インタウンチェックイン」と呼ばれる、航空機への搭乗チェックインと受託荷物
概要
主な施設
香港駅香港駅
2つ目の路線は、この機場快線に平行して走る通勤路線「東涌線」であり、空港以外の行き先へ向かう機場快線沿線の旅客を輸送するために設定された路線である。また、この路線は空港手前で分岐し、東涌(中国語版)というランタオ島のベッドタウンへ向かう。また東涌線は途中、南昌駅で屯馬線に、茘景駅で?湾線に、欣澳駅で迪士尼線に接続する。香港駅と中環駅は多少離れた所にあり、徒歩5 - 10分程度である(途中、数機の動く歩道が設置されている)。この香港駅は、香港国際金融中心の中で最も重要な施設の一つである。 「国際金融中心・第一期」(以下One IFC)は、地上39階・地下4階建ての高さ210mを有する超高層オフィスビル。1999年に完成し、最も早く開業した。 鉄筋コンクリート(RC)構造で作られたこの超高層ビルは、壁面は全面ハーフミラーのガラス張りとなっており、最下層部にはバスターミナルなどの公共交通機関のためのサービススペースが設置されている。この建物は、IFCの中では早期に完成した建物である。建物頭頂部には櫛状の飾りがあり、夜間には上空に向かってライトアップが施される。
国際金融中心・第一期
One International Finance Centre
国際金融中心・第二期夕暮れの国際金融中心・第二期