国際フェアプレー賞
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フェアプレー賞(フェアプレーしょう)とは、スポーツを主催する団体などがフェアプレー(規則を守って競技を行うこと)を推奨するため、選手個人、チーム、フェアプレーに貢献した人物や団体を対象に設けている賞である。
国際サッカー連盟

国際サッカー連盟 (FIFA) は1970年以降のFIFAワールドカップにおいて授与する「FIFAフェアプレートロフィー」および1987年以降の世界中のサッカー競技を対象に授与する「FIFAフェアプレー賞」を設けている。FIFA傘下の各地域団体でも、それぞれフェアプレー賞を設けている。

日本のJリーグでもフェアプレー賞フェアプレー個人賞が設けられており、フェアプレー賞のJ1クラブには高円宮杯が下賜されている。
国際フェアプレー委員会

国際フェアプレー委員会が国際連合教育科学文化機関(UNESCO; ユネスコ)の協力で「ユネスコ国際フェアプレー賞」(ピエール・ド・クーベルタン・フェアプレー・トロフィ) を設けている。各国のフェアプレー委員会やオリンピック委員会、スポーツジャーナリストなどの推薦により、プロ・アマ関係なくフェアプレーに貢献した人物や団体に贈られる。

日本に関係する表彰では以下のようなものがある。

1968年 - メキシコシティオリンピック・サッカー日本代表が受賞。[1]

2000年 - シドニーオリンピック・ソフトボール日本代表が「国際フェアプレー賞奨励賞」を受賞。

2001年 - 荻原健司が「国際フェアプレー賞功労部門栄誉賞」を受賞。

2002年 - 国際パラリンピック委員会 (IPC) の推薦により兵後正剛が「実行部門奨励賞」を受賞。

日本中央競馬会

日本中央競馬会 (JRA) の厩舎関係者表彰のひとつに「フェアプレー賞」があり、1980年度より表彰が行われている[2]。年間に30勝以上[3](1983年度時点ではリーディング10位以内[4])し、制裁点数が10点以下[4][3]だった騎手が対象である。東西別に表彰されるが、30勝して条件を満たせば所属は問われず、短期騎手免許で一時的に所属した騎手も過去に何人か受賞している。

地方競馬ではNARグランプリの賞のひとつにベストフェアプレイ賞という部門がある。
受賞者

2023年度の表彰が終わった時点でフェアプレー賞の歴代最多受賞者は藤田伸二の20回(表彰対象から除外された2006年をのぞく)であり、次点が村本善之武豊の13回、第4位が河内洋的場均の各12回となっている[5]
関東

年度受賞者
1980年[2]増沢末夫郷原洋行
1981年[6]なし
1982年[7]郷原洋行
1983年[4]郷原洋行、柴田政人
1984年[8]柴田政人
1985年[9]柴田政人、岡部幸雄的場均
1986年[10]岡部幸雄、柴田政人
1987年[11]柴田政人、増沢末夫、的場均
1988年[12]柴田政人、的場均、大崎昭一田面木博公
1989年[13]柴田政人、菅原泰夫、郷原洋行、的場均、蛯名正義
1990年[14]大塚栄三郎、岡部幸雄、郷原洋行、坂井千明、菅原泰夫、中舘英二
1991年[15]柴田政人、菅原泰夫、田面木博公、橋本広喜
1992年[16]大塚栄三郎、加藤和宏、的場均
1993年[17]蛯名正義、岡部幸雄、柴田政人(特別模範騎手賞も受賞)、中舘英二、的場均
1994年[18]大崎昭一、小野次郎、岡部幸雄、加藤和宏、柴田政人、中舘英二、的場均
1995年[19]小野次郎、加藤和宏、柴田善臣、橋本広喜、的場均
1996年[20]青木芳之、岡部幸雄、加藤和宏、柴田善臣、的場均、吉田豊
1997年[21]蛯名正義、大塚栄三郎、小野次郎、菊沢隆徳木幡初広、中舘英二、的場均
1998年[22]江田照男、岡部幸雄、菊沢隆徳、的場均、横山典弘
1999年[23]大西直宏、菊澤隆徳、北村宏司、坂井千明、中舘英二、的場均、吉田豊
2000年[24]大西直宏、岡部幸雄、小野次郎、菊沢隆徳、木幡初広(辞退[24])、柴田善臣、吉田豊
2001年[25]江田照男、大西直宏、勝浦正樹、吉田豊
2002年[26]岡部幸雄、勝浦正樹、菊沢隆徳、柴田善臣、田中勝春、中舘英二、オリビエ・ペリエ


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