国鉄・JR線路名称一覧
[Wikipedia|▼Menu]

国鉄・JR線路名称一覧(こくてつ・JRせんろめいしょういちらん)は、日本国有鉄道及びJRに所属する、あるいは所属していた鉄道路線名称の一覧である。
概要

国有鉄道の線路名称は、1909年明治42年)10月12日に公布された国有鉄道線路名称(明治42年鉄道院告示第54号)によって制定されたものである[1][2]。この際に鉄道院に所属する鉄道路線は23部72路線に区分され、以降、必要に応じて改正が行われ、現行のJR各社の線路名称(JR線路名称公告)にまで引き継がれている[注釈 1]
新幹線の名称

新幹線についてはその建設経緯等から路線によって以下のように対応が分かれている。なお、下記の各新幹線(山形・秋田新幹線を除く)は「日本国有鉄道の事業等の引継ぎ並びに権利及び義務の承継等に関する基本計画」[3](JR事業基本計画)に基づく国土交通省への提出書類および国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』では、別路線として記載されている[4]

東海道山陽新幹線 … 両新幹線の開業当時は、対応する在来線東海道本線山陽本線鹿児島本線)の複線増扱い[5]であり、前述の線名および区間の記載はなかった[6][7]が、1982年(昭和57年)11月以降は、前述各線の支線扱いとなり、区間が記載された[8][9][注釈 2]。1987年(昭和62年)4月以降のJR線路名称公告では、両新幹線はそれぞれJR東海東海道本線、JR西日本東海道本線・山陽本線の支線、JR西日本鹿児島本線[注釈 3]として記載[注釈 4]。なお、営業キロはそれぞれの区間が対応する在来線と同じ営業キロを採用した[10][11][注釈 5]

東北新幹線 … 東海道・山陽新幹線同様開業当時は、在来線(東北本線)の複線増扱い[5]であり、線名および区間の記載はなかった[6][7]が、1982年(昭和57年)11月以降は、東北本線の支線扱いとなり区間が記載され[17][18]、JR線路名称公告でもその扱いが引き継がれた[注釈 6]。ただし、営業キロの扱いが同じ路線の中で異なり、盛岡以南は対応する東北本線の営業キロを採用しているのに対し、盛岡以北は実キロを採用している[19][20]

上越新幹線 … 開業当時から対応する在来線(高崎線上越線信越本線)の支線扱いとなり、JR線路名称公告でもその扱いが引き継がれた[注釈 7]。営業キロは各区間が対応する在来線のものを採用した[23][24]

山形新幹線 … 在来線(奥羽本線)を改軌する新在直通運転方式を採用したため、在来線区間(奥羽本線福島 - 新庄間)が新幹線の定義に当てはまらず、JR線路名称公告には記載されていない[注釈 8]

秋田新幹線 … 山形新幹線同様在来線区間(田沢湖線盛岡 - 大曲間、奥羽本線大曲 - 秋田間)が新幹線の定義に当てはまらないため、JR線路名称公告には記載されていない[注釈 9]

北陸新幹線 … JR線路名称公告では、JR東日本およびJR西日本とも「北陸新幹線」という独立した線路として記載[注釈 10]。営業キロも全区間を実キロとしている[23][24]

九州新幹線 … JR線路名称公告では、鹿児島本線の博多 - 新八代間および川内 - 鹿児島中央間に「九州新幹線を含む」と記載、営業キロは対応する在来線の営業キロを採用[27][28]。並行在来線の分離された新八代 - 川内間は「九州新幹線」という独立した線路として記載、営業キロも実キロを採用している[27][28]

北海道新幹線 … JR北海道から線路名称が公表されていない[注釈 11]

西九州新幹線 … JR九州から線路名称が公表されていない。なお、営業キロは武雄温泉 - 諫早間は実キロ、諫早 - 長崎間は、長崎本線の営業キロを採用している[29][30]

部門別線路名称一覧

本節では、国有鉄道線路名称およびJR線路名称公告に準拠した本線を中核とする鉄道路線群の現存および廃止された部門名称(総称)と各部門内の線路名称を、それぞれ線路名称およびJR名称公告、または『時刻表』の「線名索引」に記載されている順序で記述する[1][2][31][32][33][34][35][36][37][38][39][注釈 12]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:232 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef