国連人権賞
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国連人権賞は、国連総会決議2217によって1966年に制定された。この賞は、「世界人権宣言と国連の人権諸条約の中に具体化された人権の促進と擁護に対して、顕著な功績を残した個人と組織に栄誉を与え賞賛すること」を目的としている。

この賞は、1968年に初めて授与され、その後、5年ごとに授けられている。その授与式典は、伝統的に12月10日に行われるが、それは国連がこの日を世界人権デーに指定しているためである。受賞者は、総会と経済社会理事会の議長と人権委員会(現人権理事会)、女性の地位委員会、人権促進保護小委員会の委員長からなる特別委員会によって選定される。

受賞の記念品は、国連の紋章と芸術的な図案が描かれ、適切な言葉が刻まれた飾り額である。受賞者のリストは、とりわけノーベル平和賞とおおいに同じ分野を共有しているが、ノーベル賞とは対照的に、国連人権賞は、まったく金銭的なものを伴わない。目次

1 2018年受賞者

2 2013年受賞者

3 2008年受賞者

4 2003年受賞者

5 1998年受賞者

6 1993年受賞者

7 1988年受賞者

8 1978年受賞者

9 1973年受賞者

10 1968年受賞者

11 外部リンク

2018年受賞者

アスマ・ジャハンギール、弁護士・人権活動家、信教・信条の自由に関する国連特別報告担当者(パキスタン

レベカ・ギューミ(英語版)、弁護士・人権活動家、女子の権利や教育を受ける機会を促進するNPOミシャーナ・イニシアティブの事務局長(タンザニア

ジョエニア・ヴァピシャナ(スペイン語版)(ジョエニア・バティスタ・デ・カルヴァーリョ)、ブラジル初の先住民下議(ブラジル

フロントライン・ディフェンダーズ (Front Line Defenders) 、ダブリンに拠点を置く人権活動家保護団体(アイルランド

2013年受賞者

ビラム・ダー・アベイド
(英語版)、奴隷廃止運動家 (モーリタニア)

Hiljmnijeta Apuk (コソボ)

Liisa Kauppinen、世界ろう連盟総長 (フィンランド)

Khadija Ryadi (モロッコ)

国家最高司法裁判所 (メキシコ)

マララ・ユスフザイ (パキスタン)

2008年受賞者

ルイーズ・アルブール、前国連人権高等弁務官 (カナダ)

ベーナズィール・ブットー、2007年に暗殺されたパキスタンの元首相で野党指導者(追贈) (パキスタン)

ラムゼイ・クラーク、元アメリカ合衆国司法長官 (アメリカ合衆国)

キャロリン・ゴメス博士、ジャマイカのNPO「Jamaicans for Justice」の設立者の一人

デニス・ムクウェゲ博士、治安状態が極度に悪化しているコンゴ民主共和国東部の都市ブカヴにある性的暴行を受けた女性の治療を専門とするパンジー病院の設立者の一人(コンゴ民主共和国)

ドロシー・スタン、貧困と環境に対する尽力で名高く2005年に殺害された修道女 (追贈) (ブラジル)

ヒューマン・ライツ・ウォッチ

2003年受賞者

エンリケータ・エステーラ・バルネス・デ・カルロット、「五月広場の祖母たちの会」代表 (アルゼンチン)

マノ川女性平和ネットワーク (シエラレオネリベリア及びギニア)

家族保護プロジェクト運営チーム (ヨルダン)

ケ樸方、中国身体障害者連合会 (中華人民共和国)

シュラミス・ケーニッヒ、「人権教育のための民衆運動」代表 (アメリカ合衆国)

セルジオ・ヴィエイラ・デ・メロ、イラクで殺害された国連人権高等弁務官 (追贈) (ブラジル)

1998年受賞者

スニラ・アベイセケラ
(英語版)、「INFORM」代表 (スリランカ)

Angelina Acheng Atyam、「Concerned Parents Association」創設者 (ウガンダ)

ジミー・カーター、政治家で元大統領 (アメリカ合衆国)

ホセ・グレゴリ(ポルトガル語版)、人権局長官 (ブラジル)

アンナ・サバトヴァ(英語版)、「憲章77」創設者 (チェコ共和国)


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