「国後」はこの項目へ転送されています。海防艦については「国後 (海防艦)」をご覧ください。
国後島外交紛争のある諸島
現地名: Остров Кунашир
主張国名: 国後島
地理
所在地太平洋
オホーツク海
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯44度01分35.3秒 東経145度51分45.1秒 / 北緯44.026472度 東経145.862528度 / 44.026472; 145.862528
国後島(くなしりとう、クナシルとう)は、北海道知床半島から見て根室海峡の東の対岸に位置する島。ロシア名および英語名はクナシル島(Остров Кунашир)、英語表記はKunashirである。ロシアによる実効支配が続く北方領土の1つであり、国際的にはロシア領として認知されている。ロシアによる統計では、2020年の人口は約1万2000人で、中心都市は 古釜布 (ユジノ・クリリスク,人口7825人)[1]。
島の名前の由来は、アイヌ語の「クンネ・シ?/?(kunne-sir, 黒い・島)」[2]または「キナ・シ?/?(kina-sir, 草の・島)」[3]からであるが、どちらが本当の由来かははっきりとしていない。日本語名もロシア語名も国際標記もこのアイヌ語に起源を持つ。
概要国後島の地形図国際宇宙ステーションから見た歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島、得撫島ルルイ岳泊山のポントー火口湖ソコボイの滝
面積は1489.27平方キロメートル (km2)[4]、長さは123キロメートルに及ぶ細長い島で、沖縄本島より大きく、日本では、本土4島を除いて択捉島に次いで2番目の大きさを持つ島[5]である。
2006年(平成18年)の島全体の人口6,801人(ロシア統計より)。人口の大半がスラブ民族である。中心集落である古釜布(ふるかまっぷ、ロシア語地名:ユジノ・クリリスクЮжно-Курильск=「南千島の町」の意)の2006年の人口は、6,081人。
現在、本島はロシア連邦の実効支配下にあり、ロシアの制度上サハリン州南クリル管区に属している。1946年(昭和21年)1月26日以来、2022年(令和4年)時点に於いて日本の施政権は及んでいない。