アメリカ合衆国国務副長官(あめりかがっしゅうこくこくむふくちょうかん、United States Deputy Secretary of State)は、アメリカ合衆国において、国務省の長たる国務長官を補佐する最高位の役職である。国務長官が辞任もしくは死去により不在となった場合には、大統領および上院によって後任が任命を受けるまでの間、国務長官の職務を代行する。
歴史 (Pub.L. ⇒92?352; 86 Stat. ⇒490) により創設された。それまでは、国務省第2位の地位は国務次官であったが、外交授権法制定により国務副長官へと置き換えられた。
2009年からは、「米国の優先事項を効果的かつ安全に実施するために必要な資源を確保できるようにする」との目的で国務副長官(管理・資源担当)が運用され[1]、国務副長官が2人体制となった。この結果、戦略的な計画立案・予算作成の一貫性と効率性が高まり、説明責任が強化された[2]。 歴代国務副長官の一覧[3]代氏名任命在任期間備考
歴代国務副長官
着任退任
1ジョン・ニコル・アーウィン(備考参照)1972年7月13日1973年2月1日[# 1]
2ケネス・ラッシュ1973年2月2日1973年2月2日1974年5月29日
3ロバート・スティーヴン・インガーソル1974年6月30日1974年7月10日1976年3月31日
4チャールズ・ウェズリー・ロビンソン1976年4月7日1976年4月9日1977年1月20日
5ウォーレン・クリストファー1977年2月25日1977年2月26日1981年1月16日
6ウィリアム・パトリック・クラーク1981年3月25日1981年3月25日1982年2月9日
7ウォルター・ジョン・ストーセル1982年2月10日1982年2月11日1982年9月22日
8ケネス・ダム1982年9月23日1982年9月23日1985年6月15日
9ジョン・カニンガム・ホワイトヘッド1985年7月8日1985年7月9日1989年1月20日
10ローレンス・イーグルバーガー1989年3月17日1989年3月20日1992年8月23日
11クリフトン・レジナルド・ウォートン1993年1月27日1993年1月27日1993年11月8日
12ストローブ・タルボット1994年2月22日1994年2月23日2001年1月19日
13リチャード・アーミテージ2001年3月23日2001年3月26日2005年2月23日