この項目では、各国の内務省等が管轄する準軍事組織について説明しています。第二次世界大戦中に占領下のポーランドで活動した組織については「国内軍 (ポーランド)」をご覧ください。
国内軍(こくないぐん、ロシア語: Внутренние войска、英語: Internal troops)とは、ロシアを中心に、旧ソビエト連邦諸国等に見られ、警察権を監督する内務省内に置かれる準軍事組織である。内務省の指揮下にあることから、内務省軍とも呼ばれる。 国内軍は、活動範囲は国内に限定されるが、欧州・中南米諸国等の国家憲兵とは異なり、純粋な軍事作戦を任務とした組織であり、犯罪捜査等には従事せず、国内での純粋な軍事活動、治安の維持、重要施設の警備等の活動作戦任務を目的とした内務省所属の軍事組織である。 国防省の管轄する国軍とほぼ同様の組織と武器を有し[1]、国内軍構成員の身分は軍人である。 現在旧ソ連邦諸国に見られる国内軍は、ソビエト連邦内務省に設置されていたソ連内務省国内軍の各国部隊が、ソ連邦崩壊に伴い各国の内務省に移管されて設立されたものである。「ロシア国内軍#歴史」も参照
概要
国内軍の一覧
旧ソビエト連邦構成国の国内軍
ベラルーシ国内軍 - ベラルーシ内務省国内軍司令官総局所属
トルクメニスタン国内軍
ワルシャワ条約機構加盟国を始めとする旧共産圏諸国でも、ソ連国内軍と同様の準軍事組織が設置される例が多かった。
モンゴル:モンゴル国内軍