韓国の「国会放送」とは異なります。
国会中継(こっかいちゅうけい)は、日本の国会の会期期間中に随時放送する中継番組である。現在は日本放送協会 (NHK) の総合テレビとラジオ第1が「国会中継」として放送するテレビ番組・ラジオ番組。過去にNHK以外の民間放送局が委員会審議を中継した例もある。 国会中継 国会中継 会期冒頭の総理大臣演説や代表質問など衆議院と参議院の本会議、総理大臣出席時の集中審議などの予算委員会、参議院決算委員会、国家基本政策委員会合同審査会(党首討論)、重要法案の審議などが開催される場合に放送する[注 1]。 NHKは内閣総理大臣指名選挙や衆議院解散の模様も生中継し、これらも国会中継にあたる。内閣総理大臣指名選挙や衆議院解散の中継は、「国会中継」ではなく「NHKニュース」の特別編成として扱う。ニューススタジオのアナウンサーが番組進行役を務め、本会議場からアナウンサーの報告や、VTRやインタビューなどを交えて放送するなど構成も通常の国会中継と大きく異なる。証人喚問や参考人招致なども特設ニュースとして中継する場合がある[注 2][注 3][注 4][注 5]。海外首脳の国会の演説も国会中継ではなく、特別番組として放送する。 国際放送のNHKワールド・プレミアムとNHKワールド・ラジオ日本は、主に総理大臣演説など本会議場からの中継、党首討論、各国首脳の国会演説などを放送する。NHKワールド・プレミアムは、ノンスクランブルで視聴可能である。初めての国会中継は1952年1月23日でラジオ放送のみであった。テレビは1953年から放送している。 2011年9月からNHKネットラジオ らじる★らじる、2017年10月からradiko[注 6]、2020年3月からNHKプラスで、それぞれネット同時配信を開始した。 かつて、BS2は2011年3月まで開催時間の全てを、BShiは総理大臣の演説を中心とする部分を、それぞれ放送した[注 7]。 EPGは番組ジャンルで「ニュース・報道」に分類し、報道番組の一種として扱う。 2018年まで、リアルタイム字幕放送[注 8]を実施していなかったが、2018年秋から所信表明演説と代表質問については字幕放送を開始した。聴覚障害者から字幕放送対象番組の拡充(主に予算委員会や党首討論)を求める声があったほか、新型コロナウイルスに伴うマスクの着用により、声が聞き取りにくいという意見があったことなどを踏まえて、2022年10月3日に開会した第210回国会から予算委員会でも字幕放送を開始した[1]。
NHKの中継
ジャンル報道番組
製作
制作NHK
放送
放送局NHK総合テレビジョン
音声形式モノラル放送
放送国・地域 日本
放送期間1953年 -
放送時間国会開会中
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ジャンル報道番組
放送方式生放送
放送期間1952年1月23日 -
放送時間国会開会中
放送局NHKラジオ第1放送
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概要