四銃士
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この項目では、テニスの四銃士について説明しています。

映画の『四銃士』については「四銃士 (映画)」をご覧ください。

1990年代のアイドルユニットについては「忍者 (グループ)#四銃士 (別ユニット)」をご覧ください。

2015年発売のNEWSのDVDシングルについては「四銃士 (NEWSの曲)」をご覧ください。

四銃士(よんじゅうし、フランス語:Les Quatre Mousquetaires)とは、1920年代から1930年代前半にかけて活躍したフランスの4人の男子テニス選手の総称。「四銃士」とは、アレクサンドル・デュマ・ペールの有名な小説『三銃士』(Les Trois Mousquetaires)にちなんでつけられた。
概要 ジャック・ブルニョンアンリ・コシェ 1930年 (上), ジャン・ボロトラ1931年 (左下), ルネ・ラコステ 1929年 (右下)

ジャン・ボロトラ1898年 - 1994年

ジャック・ブルニョン1895年 - 1978年

アンリ・コシェ1901年 - 1987年

ルネ・ラコステ1904年 - 1996年

彼らが全盛時代にあった頃、フランスは男子国別対抗戦・デビスカップで1927年から1932年まで6連覇を果している。4大大会でもシングルス、ダブルスともに多数のタイトルを獲得し、男子シングルスでは4人合わせて「18勝」(ボロトラ4勝、コシェ7勝、ラコステ7勝)を挙げる。ブルニョンだけはシングルスのタイトルを取れなかったが、ダブルスで総計10勝を記録する。(全仏選手権は国際大会化が1925年であったため、それ以前に獲得した優勝はテニスの「公認記録」から除外されることになっている。したがって、コシェの場合は1922年、ボロトラの場合は1924年の全仏優勝が各自の総計から除外される。それを含めれば、コシェは全仏選手権5勝、ボロトラは2勝となる。)ラコステは結核発病のため、他の3人に比べて引退が早かった。引退後のラコステは、ブランド事業で世界的な成功を収めた。

「四銃士」のメンバーのうち、アンリ・コシェとジャック・ブルニョンの2人は1929年(昭和4年)10月に来日したことがあり、日本にテニスを紹介している。また、ボロトラとブルニョンのコンビは1933年のウィンブルドン男子ダブルス決勝で、日本の佐藤次郎布井良助のペアを破って優勝したこともあった。

1976年、「四銃士」のメンバーたちは4人揃って国際テニス殿堂入りを果たした。

現在はジョー=ウィルフリード・ツォンガジル・シモンガエル・モンフィスリシャール・ガスケの4人が新四銃士(nouveaux Mousquetaires)といわれ、1983年全仏オープンヤニック・ノアが優勝して以来遠ざかっているフランス男子選手による4大大会シングルス優勝が期待されている。
外部リンク

国際テニス殿堂(英語)( ⇒
ボロトラ、 ⇒ブルニョン、 ⇒コシェ、 ⇒ラコステ

1920年代のテニス(英語)ビル・チルデンと四銃士たち」という題名がついている。


更新日時:2018年7月31日(火)05:00
取得日時:2019/07/03 19:20


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