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出典検索?: "四輪駆動" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2018年4月)
四輪駆動(よんりんくどう)とは、自動車などの駆動方法の一種である。4つある車輪すべてに駆動力を伝えて駆動輪として用いる方法のこと。
二輪駆動、六輪駆動などと対になる言葉である。
呼称このようなタイヤを5つ以上持つ車の場合、「4WD」と「AWD」では意味が全く異なるフェラーリ・FFは前輪駆動ではなく四輪駆動である
四輪駆動の自動車は日本語では四輪駆動車(よんりんくどうしゃ)、略称して四駆(よんく)と称される。英語ではfour-wheel driveの略で4WD、またはall-wheel drive(総輪駆動、全輪駆動とも) の略でAWD、特に欧州では四輪のうち四輪とも駆動輪という意味で4x4( four-by-four、フォーバイフォー)とも呼ばれる。2本の軸についたタイヤで駆動するため、特にトラックの場合は「二軸駆動」と呼ぶこともある。
一般的なタイヤを4つ備えた自動車を語る場合「4WD」と「AWD」は同義と捉えて問題ないが、5輪以上を装備するトラックなどの自動車では異義語となる。例えば6輪の自動車の場合は「4WD」は欧州流の表記で6x4、「AWD」は6x6とそれぞれ表される。アメリカ国内にかつて「Four Wheel Drive(英語版)」社が存在し、商標登録されていたことから、海外では「4WD」は避けられる傾向にある。
古い四輪駆動関連の用語で「FWD」「FF」という単語が出てくることがあるが、前者は上述した「Four Wheel Drive」社、後者は「Ferguson Formula」(ファーガソン・リサーチ(英語版)社の四輪駆動システム)の略であり、前輪駆動とは一切関係がない。
また古い資料では「Four driven wheels」という表記も見られる[1]。
「四駆」「4x4」「4WD」などの語は、日本や欧州では現代でいうクロスカントリー車やSUVといったカテゴリを指す俗称として定着していた時期がある。この場合は4WDは車種の区別、AWDは駆動メカニズムの区別となり、言葉としては比較できない全く違う概念となる。ただし、この時期に乗用車型の4WD車の製造・販売を開始した富士重工(現・株式会社SUBARU)は、逆にこの車種の製造は行っていない(一時期、いすゞ・ビッグホーンのOEM販売をしていたのみ)が、同社の4WD車は車体側面や後方に大きく「4WD」の文字を掲示していた。 自動車に四輪駆動を採用する目的は大きく分けて2つある。 一般的な乗用車や商用車、軍用車、土木・建築用機械、農業用トラクターなどは前者の理由である。特に日本は世界有数の豪雪地域に人口の密な地域が存在し、雪質も湿っていて重いため、他国に比べて四輪駆動の需要が大きい。そのため日本の自動車メーカーは四輪駆動を、セダン、およびミニバン、小型車、軽乗用車など広く設定し、積雪地(寒冷地)向けの需要を満たしている[注釈 1]。一方、海外では降雪量の多い地域に主要都市は少なく、雪質は乾燥してサラサラしている上、平坦な道の移動が多い。また北欧ではスパイクタイヤが認可されており、四輪駆動車の需要は日本に比べ限定的である[2]。 四輪駆動を採用する2つ目の理由、スポーツ性を重視した高出力な車種に搭載される場合も近年増えてきている。アウディがクワトロで世に問い、他のメーカーが追従し、現在の日産・GT-Rやランボルギーニの各モデルなどに至る発想である。
概要
立往生の発生しやすい雪道や泥濘地などの悪路を走破するため。
ハイパワーエンジンの強大なトルクをより路面に伝えるため。
近代的な四輪駆動車の先駆けとなったジープ (Bantam BRC40)