四環系抗うつ薬(よんかんけいこううつやく、英: tetracyclic antidepressant)は、抗うつ薬の種類の一つ。四環系とは、薬剤の分子構造中に連なった環状構造が4つあることに由来している(三環系抗うつ薬と比較のこと)。
三環系やSSRI、SNRIと比較すると即効性があり、飲み始めてから4日程度で効果が発現する。三環系と同様に、抗コリン作用による副作用(口渇、排尿困難など)を伴う場合があるが、三環系抗うつ薬に比べて軽いことが特徴とされる。 一般名(商品名)という形式で、具体的薬剤を列挙する。
薬剤名
マプロチリン(ルジオミール)
ミアンセリン(テトラミド)
セチプチリン(テシプール)
ミルタザピン(リフレックス、レメロン)(添付文書はNaSSAに分類しているが[1][2]、化学構造的には四環系である)
出典^ 添付文書「 ⇒リフレックス錠15mg」Meiji Seika ファルマ株式会社、2013年3月改訂(第10版)
^ 添付文書「 ⇒レメロン錠15mg」MSD株式会社、2013年4月改訂(第7版)
関連項目
抗うつ薬
うつ病
抗不安薬
表
話
編
歴
抗うつ薬 (N06A)
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRIs)
フルオキセチン
フルボキサミン
パロキセチン
セルトラリン
エスシタロプラム
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬 (SNRIs)
デュロキセチン
ミルナシプラン
ベンラファキシン
ノルアドレナリン再取り込み阻害薬 (NRIs)
アトモキセチン
ノルアドレナリン・ドパミン再取り込み阻害薬 (NDRIs)
ブプロピオン
受容体拮抗薬 / 再取り込み阻害薬
セロトニン2受容体拮抗・再取り込み阻害薬 (SARIs)
トラゾドン
ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬 (NaSSAs)
ミアンセリン
ミルタザピン
セチプチリン
ノルアドレナリン・ドパミン脱抑制薬 (NDDIs)
アゴメラチン
フリバンセリン
三環系抗うつ薬 と 四環系抗うつ薬 (TCAs/TeCAs)
三環系
アミトリプチリン
クロミプラミン
イミプラミン
ノルトリプチリン
アモキサピン
四環系
マプロチリン
ミアンセリン
ミルタザピン
セチプチリン
アザピロン と 5-HT1A阻害薬
アリピプラゾール
タンドスピロン
サプリメント
ω-3脂肪酸
S-アデノシルメチオニン
カテゴリ
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