四大銀行(よんだいぎんこう、英語: Big Four Banks)は、当該国における主要銀行4行を指す用語。 世界経済においては、伝統的に四大銀行は以下の4つの中央銀行のことを指す[1]。 以下の銀行も含まれることがある[2]。 日本においては、都市銀行を傘下に持つ以下の4グループを指して四大銀行と呼ばれる[3]。 オーストラリアにおいては、以下の4行で住宅ローンの市場占有率で80%を占めており、四大銀行と呼ばれている[4](総資産順)。 長年のオーストラリア政府の金融政策は、"four pillars policy
世界経済
連邦準備理事会
中国人民銀行
日本銀行
欧州中央銀行
イングランド銀行
日本
三菱UFJフィナンシャル・グループ(三菱UFJ銀行)
三井住友フィナンシャルグループ(三井住友銀行)
みずほフィナンシャルグループ(みずほ銀行)
りそなホールディングス(りそな銀行・埼玉りそな銀行)
オーストラリア・ニュージーランド「en:Banking in Australia」も参照
ナショナル・オーストラリア銀行 (NAB)
オーストラリア・コモンウェルス銀行 (CBA) (1996年に一時国有化)
オーストラリア・ニュージーランド銀行 (ANZ)
ウエストパック銀行 (WBC)
ニュージーランドは最も近い隣国であり、文化的、経済的に深い繋がりがある。ニュージーランドにおいては、「ビッグバンク」、「ビッグ・オース・バンク」、「ビッグフォー」と称される以下のオーストラリアの四大銀行による寡占状態にある[5][6][7]。
オーストラリア・ニュージーランド銀行 - 傘下にナショナル銀行も抱える。
ASB銀行(英語版) - オーストラリア・コモンウェルス銀行完全子会社。
ニュージーランド銀行 - ナショナル・オーストラリア銀行完全子会社
ウエストパック銀行 トラストバンク(英語版)を合併。
以上の4行でニュージーランドの貸出金、総資産のシェアの90%以上を握っており[8]、住宅ローンのシェアも90%近い[9]。
ニュージーランドにおいて四大銀行は高利益を上げており、オーストラリア本土以上の収益を誇ることもある[10]。2012/2013年期において、ニュージーランド最大手のオーストラリア・ニュージーランド銀行はニュージーランド国内で1370百億ニュージーランドドルの利益を上げており、四大銀行中最小のニュージーランド銀行でも695百万ドルの利益を上げている[5]。対して国営のキーウィ銀行、公営のTSB銀行(英語版)、SBS銀行(英語版)、ハートランド銀行(英語版)はそれぞれ97百万ドル[11]、73.5百万ドル[12]、14百万ドル[13]、7百万ドル[14]と後塵を拝している。 ベルギーでは90年代の大規模な再編により、四大銀行が形成された。 ブラジルの中央銀行は四大銀行を以下の4行と定義している( ⇒http://www4.bcb.gov.br/top50/port/top50.asp) 。
ベルギー
Belfius
BNP Paribas Fortis フランス・BNPパリバ傘下
ING銀行 オランダ・INGグループ傘下
KBCグループ
ブラジル
ブラジル銀行 - 国営の最大手行。
イタウ・ウニバンコ - 民間最大手。
Caixa Economica Federal
バンコ・ブラデスコ
カナダ「カナダ五大銀行」も参照
カナダでは四大銀行よりも五大銀行という言葉の方が一般的である。
カナダ・ロイヤル銀行 (RBCフィナンシャル・グループ)
トロント・ドミニオン銀行 (TDバンク・フィナンシャル・グループ)
ノバスコシア銀行 (スコシア・バンク)
モントリオール銀行 (BMOフィナンシャル・グループ)
カナダ帝国商業銀行 (CIBC)
中国「en:Banking in China」も参照
中華民国においては、1920年代に、華北の「北四行」が台頭[15]。
1949年には、中国銀行、交通銀行、中華民国中央銀行、中国農民銀行の国営4行を指して四大銀行と呼ぶようになった。これらに中央信托局、郵政儲金匯業局、中央合作金庫を加えて「四行二局一庫」と称された[16]。
現在、中華人民共和国において四大銀行("四大商??行") は以下の4行を指す。 フィンランドにおいては、過去には四大銀行が存在したが、現在はノルデア銀行 (スウェーデンに所在), ダンスケ銀行 (デンマークに所在), オスウス銀行の3行が有力である。
中国銀行
中国建設銀行
中国工商銀行
中国農業銀行
フィンランド
フランス
BNPパリバ
クレディ・アグリコル
ソシエテ・ジェネラル