喜撰
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この項目では、人物について説明しています。茶の銘柄については「上喜撰」を、歌舞伎舞踊の演目については「六歌仙容彩」をご覧ください。
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目に含まれる文字「撰」は、オペレーティングシステムブラウザなどの環境により表示が異なります。喜撰法師(百人一首より)歌舞伎舞踊の喜撰

喜撰(きせん、生没年不詳、伝不詳)は、平安時代初期の真言宗歌人六歌仙の1人。

伝承では山城国乙訓郡の生まれとされ、出家後に醍醐山へと入り、後に宇治山に隠棲しやがて仙人に変じたといわれる。下に掲げる二首の歌のみが伝えられ、詳しい伝記などは不明。なお「喜撰」の名は、紀貫之の変名という説もある。また桓武天皇の末裔とも、橘諸兄の孫で、橘奈良麻呂の子ともいわれる[1]。「古今和歌集仮名序」には、「ことばかすかにしてはじめをはりたしかならず。いはば秋の月を見るに、暁の雲にあへるがごとし。詠める歌、多くきこえねば、かれこれをかよはしてよく知らず」と評されている。

歌学書『倭歌作式』(一名『喜撰式』)の作者とも伝えられるが、今日では平安時代後期の偽書(仮託書)と見られている。また、『無名抄』によれば、宇治市の御室戸の奥に喜撰の住みかの跡があり、歌人必見であるという。今も喜撰洞という小さな洞窟が山腹に残る。

現在に伝わる詠歌は以下の二首のみ。

(小倉百人一首 8番) わが庵は都の辰巳しかぞすむ世を宇治山と人はいふなり(古今和歌集983。また百人一首)

木の間より見ゆるは谷の蛍かもいさりに海人の海へ行くかも(玉葉和歌集400。また孫姫式)

関連項目

喜撰山ダム

上喜撰

外部リンクウィキメディア・コモンズには、喜撰に関連するカテゴリがあります。

『喜撰』 - コトバンク

脚注^本朝高僧伝」巻七十四(城州宇治山喜撰傳)











小倉百人一首
歌人(一覧)

1 天智天皇

2 持統天皇

3 柿本人麻呂

4 山部赤人

5 猿丸大夫

6 中納言家持

7 阿倍仲麻呂

8 喜撰法師

9 小野小町

10 蝉丸

11 参議篁

12 僧正遍昭

13 陽成院

14 河原左大臣

15 光孝天皇

16 中納言行平

17 在原業平朝臣

18 藤原敏行朝臣

19 伊勢

20 元良親王

21 素性法師

22 文屋康秀

23 大江千里

24 菅家

25 三条右大臣

26 貞信公

27 中納言兼輔

28 源宗于朝臣

29 凡河内躬恒

30 壬生忠岑

31 坂上是則

32 春道列樹

33 紀友則

34 藤原興風

35 紀貫之

36 清原深養父

37 文屋朝康

38 右近

39 参議等

40 平兼盛

41 壬生忠見

42 清原元輔

43 権中納言敦忠

44 中納言朝忠

45 謙徳公


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