喜劇 駅前女将
映画の舞台となる両国駅(写真は2016年12月現在)
監督佐伯幸三
脚本長瀬喜伴
製作佐藤一郎、金原文雄
『喜劇 駅前女将』(きげき えきまえおかみ)は、1964年1月15日に東宝系で公開された日本映画。カラー。東宝スコープ。東京映画作品。90分。
キャッチコピーは「待ってました! 豪華20大スターの超娯楽大作!」。 『駅前シリーズ』第7作。本作より監督は久松静児から佐伯幸三に代わり、佐伯は1967年公開の『喜劇 駅前満貫』まで、シリーズ12作品を担当する。 本作の舞台は両国駅及び錦糸町駅周辺で、東京が舞台になるのは第1作『駅前旅館』以来6年振りである。そしてタイトル通り、本作は女優陣の活躍を主にした。冒頭に映っているのは錦糸町駅前の風景で、都電錦糸堀車庫(現在の丸井錦糸町店がある場所)辺りから撮影されている。 両国が舞台ということもあって、佐田乃山(後の第50代横綱)・栃ノ海(同・第49代横綱)・栃光(当時・大関)・出羽錦(当時・前頭。後にタレントとしても活躍する田子ノ浦親方)といった力士たちがゲスト出演する。 孫鮨は隅田川を渡った台東区柳橋、足立藤子のバーと松島景子の店は都電錦糸掘車庫の裏手にある、「清昌稲荷大神」・「出世弁財天」付近となっている。 『乱れる』
概要
スタッフ
製作:佐藤一郎、金原文雄
脚本:長瀬喜伴
監督:佐伯幸三
撮影:黒田徳三
録音:長岡憲治
整音:西尾昇
照明:比留川大助
美術:狩野健
音楽:松井八郎
編集:広瀬千鶴
助監督:松本あきら
現像:東京現像所
協力:銚子民芸千鳥会
製作担当者:大久保欣四郎
出演者
森田徳之助:森繁久彌
伴野孫作:伴淳三郎
伴野次郎:フランキー堺
山本平助:三木のり平
大沢鶴吉:山茶花究
森田満子:森光子
足立藤子:淡路恵子
松島景子:淡島千景
伴野千代:京塚昌子
染太郎:池内淳子
宮本由美:大空真弓
山本京子:乙羽信子
菊太郎:沢村貞子
川口力造:加東大介
川口和男:峰健二
三枝:中尾ミエ
佐田乃山:佐田乃山
栃光:栃光
栃ノ海:栃ノ海
出羽錦:出羽錦
ロケ地
国鉄(現JR)総武線の両国駅前及び錦糸町駅周辺。「駅ビルきんし町」はテルミナと名称変更されて現存。東京楽天地は建替えられて現在は錦糸町PARCO。
都電錦糸堀車庫(現在の丸井錦糸町店がある場所)裏手にある「清昌稲荷大神」・「出世弁財天」、及び付近にある長屋形式の商店街。商店街は建替えられてニュー錦糸町ビルとなっているが、当時の面影は残っている。
東京都台東区柳橋(孫鮨)
同時上映
脚本:松山善三/監督:成瀬巳喜男/主演:高峰秀子
成瀬作品とのカップリングは初。
参考資料
「銀幕の天才 森繁久彌」(ワイズ出版) 71頁 2003年
キネマ旬報
外部リンク
喜劇 駅前女将 - allcinema
⇒喜劇 駅前女将 - KINENOTE
表
話
編
歴
駅前シリーズ
シリーズ一覧
喜劇 駅前女将 - 喜劇 駅前怪談 - 喜劇 駅前音頭 - 喜劇 駅前天神
1965年
喜劇 駅前医院 - 喜劇 駅前金融 - 喜劇 駅前大学
1966年
喜劇 駅前弁天 - 喜劇 駅前漫画 - 喜劇 駅前番頭 - 喜劇 駅前競馬
1967年
喜劇 駅前満貫 - 喜劇 駅前学園 - 喜劇 駅前探検 - 喜劇 駅前百年
1968年
喜劇 駅前桟橋
スタッフ
製作会社
佐藤一郎 - 金原文雄 - 奥田喜久丸
原作
八住利雄 - 長瀬喜伴 - 新井一 - 斎藤良輔 - 藤本義一 - 井上和男 - 広沢栄 - 池田一朗
監督
豊田四郎 - 久松静児 - 佐伯幸三 - 井上和男 - 山田達雄 - 杉江敏男
出演者
メイン