テレビドラマ「きのうの敵は今日も敵」とは異なります。
喜劇 昨日の敵は今日も敵
監督前田陽一
脚本石松愛弘、前田陽一
製作渡辺晋、大木舜二
音楽山本直純
撮影梁井潤
『喜劇 昨日の敵は今日も敵』(きげき きのうのてきはきょうもてき)は、1971年に制作された堺正章主演の映画。カラー、シネマスコープ、85分。 城南大学の応援団と音楽部は犬猿の仲である。ある日鍋山団長に引率された丸田、ひげ、ニキビらの応援団は、資金調達のため、箱根のホテルにボーイのアルバイトにでかけていった。そんなことは露知らぬ音楽部一同も、リーダーのヤスオを先頭に箱根へ演奏旅行とシャレこみ、両者はホテルでバッタリ鉢合わせ。この連中が、日頃の喧嘩も忘れてモーレツにアタックしたのが、美女さゆりを始めとする十数名の西北大学の空手部女性群。そんな騒動の中で、佐藤、五十嵐、池田のトリオがチャーミングなひとみを連れてホテルの迎賓館へやってきた。五十嵐が主催したドンチャン騒ぎの宴会の席上、公害問題を鋭く追及し、美しい自然を返せと大演説をブチ上げた。都市造りの広大なビジョンを打ちだす五十嵐が、城南大学の先輩と知った逆田と鍋山は大感激。一方、美しいひとみに、すっかりまいった逆田は猛ハッスル。新しい国家造りをさけぶ五十嵐は、ホテルを本拠にして、日本の独立を宣言することに……。 『だまされて貰います』
概要
1971年の正月映画で公開された『喜劇 右むけェ左!』に引き続き、渡辺プロの2本立て作品である。
本作では箱根小涌園でのロケを敢行し、協賛としてもクレジットされている。
また、本作に出演した桜井センリは同時上映された『だまされて貰います』にも出演している。
スタッフ
制作:渡辺晋、大木舜二
監督:前田陽一
脚本:石松愛弘、前田陽一
音楽:山本直純
撮影:梁井潤
美術:樋口幸男
録音:磯崎倉之助
照明:上島忠宣
整音:西尾昇
助監督:鈴木一男
編集:諏訪三千男
現像:東洋現像所
制作担当:内山甲子郎
協賛:藤田観光、箱根小涌園
制作:東宝、渡辺プロダクション
ストーリー
キャスト
逆田正章:堺正章
鍋山修:なべおさみ
京子:吉沢京子
則山ひとみ:紀比呂子
さゆり:范文雀
五十嵐伸介:平田昭彦
佐藤栄:大泉滉
池田隼夫:立原博
藤山支配人:藤村有弘
丸田:小松政夫
ヤスオ:田辺靖雄
三郎:望月浩
太井:大橋壮多
左右田:北浦昭義
ひげ:朝倉宏二
圭子:相川圭子
客の男:桜井センリ
女医:山東昭子
ゴールデンハーフ:ゴールデンハーフ
落語研究会:トリオ・ザ・スカイライン
長田長介巡査:いかりや長介
布施明:布施明
挿入歌
『さらば恋人』
作詞:北山修
作曲:筒美京平
歌:堺正章
『ゴールデンハーフのバナナボート』
作詞:なかにし礼
作曲:ジャマイカ民謡
歌:ゴールデンハーフ
『愛の終りに』
作詞:島津ゆうこ
作曲:クニ河内
歌:布施明
同時上映
脚本:田波靖男 / 監督:坪島孝 / 主演:植木等、加藤茶
ハナ肇とクレージーキャッツの『作戦シリーズ』第14作にして最終作。なお石橋エータローはこの年クレージーから独立したため、出演はしていない。
ビデオ化・再放送情報
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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