喜々津駅(ききつえき)は、長崎県諫早市多良見町化屋にある、九州旅客鉄道(JR九州)長崎本線の駅である。
市布方面の新線と長与方面の旧線が分岐する。 駅舎側(南側)に単式ホーム1面1線、北側に島式ホーム1面2線の計2面3線を有する地上駅。二つのホームは屋根がついた跨線橋で連絡している。バリアフリー化工事により跨線橋にはエレベータ、ホームにはスロープが設置された。単式ホームに接する形で駅の南側に木造駅舎がある。のりばは駅舎側からそれぞれ1番のりば、2番のりば、3番のりばである。待避をしない列車は1番のりば(下り・長崎方面)または3番のりば(上り・諫早方面)に発着する。駅舎は木造平屋の建物となっている。 JR九州サービスサポートが駅業務を行う業務委託駅[3]で、ICカード「SUGOCA」の利用が可能である。簡易改札機、SUGOCA対応自動券売機が設置されている。 のりば路線方向行先 (出典:JR九州 駅情報一覧 2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員は1,499人である[7]。 乗車人員推移[8]
歴史
1898年(明治31年)11月27日:九州鉄道大村 - 諫早 - 長与間開業と同時に開設[2]。
1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道国有化により帝国鉄道庁の駅となる[2]。
1972年(昭和47年)
3月15日:貨物取扱廃止[2]。
10月2日:喜々津 - 市布 - 浦上間新線開業[2]。
1974年(昭和49年)3月5日:業務委託駅となる[4][5]。
1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道(JR九州)に移管[2]。
2012年(平成24年)12月1日:同駅を含む長崎地区19駅にSUGOCAを導入[6]。
2022年(令和4年)3月11日:みどりの窓口の営業を終了。
駅構造
のりば
1■長崎本線市布経由下り長崎方面
長与経由
2(上下共に一部列車)
3-上り諫早・江北・佐賀・鳥栖方面
利用状況
年度1日平均人数
20001,810
20011,816
20021,811
20031,829
20041,844
20051,881
20061,822
20071,823
20081,865
20091,842
20101,880
20111,859
20121,854
20131,862
20141,829
20151,860
20161,868
20171,846
20181,809
20191,780
20201,499
駅周辺などの商業施設が1km圏内にある。なお、駅北側には神戸発動機の工場があったが、同工場の解体後は再開発事業により、高層マンションやビジネスホテルを建設する計画がある。
諫早市役所 多良見支所(旧・多良見町役場)
多良見郵便局(郵便事業株式会社大村支店多良見集配センター併設)
多良見町商工会
喜々津ステーションホテル
セブン-イレブン諫早多良見町店
長崎県立西陵高等学校
創成館高等学校
日本赤十字社長崎原爆諫早病院(諫早日赤病院)
長崎県立希望が丘高等特別支援学校
ディスカウントドラッグコスモス多良見店
長崎県交通局(県営バス)喜々津駅前停留所(徒歩3分)、喜々津駅通停留所(徒歩4分)
ヤマト運輸諫早西営業所
隣の駅
九州旅客鉄道(JR九州)
■長崎本線(新線、市布経由)■区間快速「シーサイドライナー」諫早駅 - 喜々津駅 - 浦上駅■快速「シーサイドライナー」・■普通西諫早駅 - 喜々津駅 - 市布駅■長崎本線(旧線、長与経由)■普通西諫早駅 - 喜々津駅 - 東園駅
特急「ふたつ星4047」は当駅 - 浦上間を長与経由で走行する。(当駅通過)
脚注[脚注の使い方]^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 27号 長崎駅・佐世保駅・大村駅ほか75駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年2月17日、23頁。
^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 U』(初版)JTB、1998年10月1日、716-717頁。