唐松岳
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唐松岳
冬の唐松岳
標高2,695.9[1] m
所在地 日本
長野県北安曇郡白馬村富山県黒部市
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度41分14秒 東経137度45分17秒 / 北緯36.68722度 東経137.75472度 / 36.68722; 137.75472座標: 北緯36度41分14秒 東経137度45分17秒 / 北緯36.68722度 東経137.75472度 / 36.68722; 137.75472[2]
山系後立山連峰飛騨山脈北部)[3]
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唐松岳 - 地理院地図

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後立山連峰と白馬村周辺の地形

唐松岳(からまつだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)の後立山連峰にある長野県北安曇郡白馬村富山県黒部市にまたがる標高2,695.9 mの山[1][4][5]。別名が上犬ヶ嶽[4]剱岳立山鹿島槍ヶ岳と並び、日本では数少ない氷河の現存する山である[6]
概要

日本で93番目に高い山[7]日本山岳会による日本三百名山[8]岩崎元郎による新日本百名山[9]、清水栄一による信州百名山に選定されている[10]。唐松岳北側の峻険な岩峰(「不帰嶮」)は、後立山連峰を縦走するうえでの難所として知られる[11]

山域の大部分は中部山岳国立公園内にある[注釈 1][12]。1964年(昭和39年)8月20日に「八方尾根高山植物帯」が、長野県による天然記念物の指定を受けている[13]。1999年(平成11年)12月24日に八方尾根にある「鎌池湿原」が、白馬村による天然記念物の指定を受けている[14]
山名の由来

昔から山名が不明瞭で、歴史的には「錫杖岳」「上丈ヶ岳」「平川岳」などの名称がみられるものの、これらが間違いなく唐松岳のことを指しているのか否かもはっきりしない[15]信濃国側の絵図や文献では、この山名は確認されておらず[4][11]、「唐松岳」という山名の由来も不詳である[4][11]

巨人のダイダラボッチが夜歩き回って仕事をしていたが、仕事半ばで夜が明け、朝日が差してきたので、唐松の木を引き抜いて空高く投げたらこの山になってこの名が付いたとする昔話がある[4]。八方尾根の「八方」は、見晴らしが良いこと[16] や唐松岳から四方八方に尾根が延びていることに由来する説がある[17]
地理

北アルプス飛騨山脈)の北部、佐々成政さらさら越え逸話の残る後立山連峰と、八方尾根から欅平に至る黒部川ルートの十字路にあたる場所にあり、夕日になると剱岳・立山連山の美しい景色が楽しめる[18]。北には鑓ヶ岳杓子岳白馬岳白馬三山、南には白岳五竜岳などが連なる。これらの山々を白馬連峰ともいう[19]

東へは八方尾根(はっぽうおね[20])が伸びる[3]。富山県側の西麓は黒部峡谷の奥地になっており、祖母谷温泉を経て南西には立山連峰剱岳が位置している[3]

主稜線上の南南東1.4kmには大黒岳(だいこくだけ、標高2,393 m)がある[21]。山頂から南西に尾根が延び、西側の餓鬼山、奥鐘山黒部川右岸へと続く[1][4]
不帰嶮

北側の主稜線は東西の両側で侵食により険しいやせ尾根となっていて、不帰嶮(不帰ノ嶮、かえらずのけん[8]、不帰岳、かえらずだけ、標高2,614 m、山頂から北0.6 km)と呼ばれている[3][22]。ここは1933年(昭和8年)以来、ロッククライミングで知られる[11]

不帰嶮の岩峰群は北からT峰、U峰、V峰からなる[4]。U峰は北峰と南峰の双耳峰で、北峰の北稜は特に険しい[4]。V峰はA・B・Cの小ピークからなる[4]。天狗ノ頭と不帰嶮との鞍部は不帰キレットと呼ばれていて、白馬岳と唐松岳との間で最も標高が低い地点である[23]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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