唇歯鼻音
?
m?
IPA番号115
エンコーディング
エンティティ (decimal)ɱ
Unicode (hex)U+0271
X-SAMPAF
点字
唇歯鼻音(しんしびおん、英: Voiced labiodental nasal)は、子音の類型の一つである。下唇と上歯で閉鎖を作り、口蓋帆を下げて呼気を鼻へも通すことによって生じる音。国際音声字母で[?]と記述される。
この音を音素として持つ言語は、コンゴ共和国のククヤ語(英語版)のみ知られている。
なお、中古漢語もこの音を持っていた。(日本語でバ行・マ行の漢字(万・無)など。現代ではwに変化している。)
特徴
気流の起こし手 - 肺臓気流機構からの呼気。
発声 - 声帯の振動を伴った有声音。
調音
調音位置 - 下唇と上歯による唇歯音。
調音方法
口腔内の気流 -
調音器官の接近度 - 完全な閉鎖とその開放による破裂音。
口蓋帆の位置 - 口蓋帆を下げて鼻腔へも呼気を送った鼻音。
言語例多くは他の鼻音の異音。
英語 - symphony [s??f?ni] (交響曲)。mで表される音素/m/の異音として現れる。
スペイン語 - influencia (影響)。後ろに[f]がくるとき、つづりの n または m がこの音で発音される。
子音
肺臓気流両唇唇歯歯歯茎後部歯茎そり舌硬口蓋軟口蓋口蓋垂咽頭声門
破裂pb(p?)(b?)(t?)(d?)td??c?k?q?( ??)?
鼻(m?)m(??)?(n??)(n?)(n?)n????
ふるえ(??)?(r?)r?
はじき(??)???(??)(??)(??)