哺乳類
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哺乳類
Mammalia
生息年代: 後期
三畳紀 ? 現世、220?0 Ma Pre??OSDCPTJKPgN

分類

:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
階級なし:四足類 Tetrapoda
階級なし:有羊膜類 Amniota
階級なし:単弓類 Synapsida
:哺乳綱 Mammalia

学名
Mammalia
Linnaeus1758
和名
哺乳類
亜綱


原獣亜綱 Prototheria

獣亜綱 Theria

異獣亜綱 Allotheria

哺乳類(ほにゅうるい、英語: mammal, [?mam(?)l]、 学名:Mammalia)は、哺乳形類に属する脊椎動物の一群である。分類階級は普通に置かれ、哺乳綱(ほにゅうこう)とされる。

ほ乳類と表記されることもある[1][2]

基本的に有性生殖を行い、現存する多くの胎生で、で子を育てるのが特徴である。ヒト Homo sapiens を含む分類群で、ヒトは哺乳綱の中の霊長目ヒト科ヒト属に分類される。

哺乳類に属する動物のの数は、研究者によって変動するが、現生種は5,416種[3]?6,495種(最近絶滅した96種を含む)[4]とされ、脊索動物門の約10%、広義の動物界の約0.4%にあたる[要出典]。

日本およびその近海には、外来種も含め、約170種が生息する(日本の哺乳類一覧[5][6]を参照)。
語源

Mammalia(哺乳類)という言葉は、1758年カール・フォン・リンネによる『自然の体系』第10版[注釈 1]においてはじめて用いられた[8]。リンネは1735年の『自然の体系』初版では哺乳類を「四足綱 Quadrupedia」としていたが、ヒトを四足動物に入れたことで自然主義者たちから批判を受けた[8]。リンネはこれを受けて「ヒトがもともと四つん這いで歩いていなかったとしても、女性から生まれるヒトは母乳で成長することは認めざるを得ないだろう」と、第10版では雌の乳房 (female mammae) をその象徴として、ラテン語の「乳房の mammae」に由来する「哺乳類 Mammalia」とした[8]。今日では、哺乳類の定義を乳腺(mammary gland)を持つこととし、これは乳汁を分泌しない雄や乳頭を持たない単孔類にもうまく当てはまる[8]

「哺乳類」は、ドイツ語の Saugetiere の訳である。saugen(母乳を飲む)と Tier(動物)に由来している。「哺」は、でとる(捕)、あるいは口でささえる(輔)という字の成り立ちから、口にふくむ、食らうことを表すが、食物を与える意味ともなる。よって、「哺乳」とは乳を飲ませて育てることを意味する。
進化カモノハシの属する単孔目は三畳紀に他の哺乳類から分岐したとされ、現生哺乳類の中で最も原始的な形質を保持している。

哺乳類の起源は古く、既に三畳紀後期の2億2500万年前には、最初の哺乳類といわれるアデロバシレウスが生息していた。そのルーツは、古生代に繁栄した単弓類のうち、キノドン類である。単弓類は両生類から派生した有羊膜類の子孫の一つである。有羊膜類は単弓類と竜弓類(後に爬虫類が出現した系統を包括する)とに石炭紀後期に分岐し、以降、単弓類は独自の進化をしていた。単弓類は、ペルム紀末の大量絶滅において壊滅的なダメージを受け、キノドン類などごくわずかな系統のみが三畳紀まで生き延びている。一時期再び勢力を挽回するものの、既に主竜類などの勢力も伸長し単弓類は地上の覇者ではなくなっていた。そして、三畳紀後期初頭の大絶滅を哺乳類とともに生き延びたのは、トリティロドン科のみであった。しかし彼らも白亜紀前期には姿を消している。また、同じく三畳紀には、すでに哺乳類の他のものから分岐する形で単孔目が出現している。単孔目は現存するが、これは卵生であることや総排出腔をもつことなどほかの哺乳類とは大きく異なる構造を持ち、もっとも原始的な哺乳類の形をとどめているとされる。

酸素濃度35%のペルム紀以降は、リグニンの分解能を獲得した菌類による木材の分解により酸素濃度が徐々に低下し、ジュラ紀後期の2億年前には酸素濃度は12%まで低下した。気嚢は、横隔膜方式よりも効率的に酸素を摂取できる機能がある。低酸素下でもその機能を維持できる気嚢を有した一部の双弓類(爬虫類)は繁栄することができた。一方で哺乳類の祖先である単弓類は低酸素環境下でその種の大部分が絶滅することとなった[9]。哺乳類の肺機能は、酸素分圧0.1気圧以下で呼吸困難になり、酸素分圧0.8気圧以上で肺の組織が酸化される[10]

恐竜の全盛時代であるジュラ紀、白亜紀の哺乳類はネズミほどの大きさのものが多かった。しかし進化が停滞していたわけではない。白亜紀前期には、それまでの有袋類から分岐してすでに有胎盤類が登場している。また、中国から発見された大型の哺乳類の化石から未消化の恐竜の子供が見つかっている。これは、レペノマムスやデルタデリジウムのように哺乳類が恐竜を捕食していた例もあったことを意味している。

恐竜を含む主竜類が繁栄を極めた時代には、哺乳類は、夜の世界など主竜類の活動が及ばない時間・場所などのニッチに生活していた。魚類両生類爬虫類鳥類には4タイプの錐体細胞を持つものが多い。現在、鳥類などに比して哺乳類の視覚が全般的に劣っているのも、この長い夜行生活を経て大部分の哺乳類の視覚が2色型色覚に退化したためと考えられている[11]。約6400万年前、鳥類とワニ類を除く主竜類が絶滅し、次の新生代では、その空白を埋めるように哺乳類は爆発的に放散進化し、多種多様な種が現れて地上でもっとも繁栄した種となった。

現在では地中や水中などを含め、地球上のほとんどの環境に、哺乳類が生息している。
分類体系

有羊膜類 Amniota

竜弓類 Sauropsida

爬虫類 Reptilia

双弓類 Diapsida → 恐竜・翼竜等、及び現生の爬虫類・鳥類へ



単弓類 Synapsida

盤竜類 Pelycosauria

真盤竜亜目 Eupelycosauria

カセア亜目 Caseasauria


獣弓類 Therapsida

異歯類 Anomodontia

獣歯類 Theriodontia

キノドン類 Cynodontia

哺乳形類 Mammaliaformes

モルガヌコドン目 Morganucodonta


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