「哀愁波止場」
美空ひばり の シングル
B面ひばりの船長さん(オリジナル盤)
ひばりのマドロスさん(1991年盤)
リリース1960年7月1日
1991年7月21日(再発売)
ジャンル歌謡曲
レーベル日本コロムビア
作詞・作曲石本美由起(作詞)
船村徹(作曲)
ゴールドディスク
第2回日本レコード大賞・歌唱賞
美空ひばり シングル 年表
初恋マドロス
(1960年)哀愁波止場
(1960年)泣き笑いのマンボ
(1960年)
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「哀愁波止場」(あいしゅうはとば)は、美空ひばりのシングル。1960年7月1日に日本コロムビアから臨時発売された。 高音な裏声から入る出だしが印象的な楽曲である。これは本曲の作曲を担当した船村徹が「今までにないひばりの曲を作ろう」と気合を込め[1]、「ひばりのきれいなファルセット(裏声)を活かそう」と制作した曲であったという[2]。ところが本曲を聴いたひばりの母加藤喜美枝が、「(お嬢=ひばり)にこんな風邪をひいたような声で歌わせたものを世間に出すなんて」と激怒し、船村に対してオカンムリだったという逸話が残る[1]。 こうしたこともあってひばりの母は本曲を発売することに猛反対だったが、船村を始め関係者が臨時という形でリリースするとこれがヒットすることとなる[2]。 ひばりは本楽曲で第2回日本レコード大賞・歌唱賞を受賞した(当時、最優秀歌唱賞は無かった)[2]。また、同年の「第11回NHK紅白歌合戦」でも本楽曲が歌唱された。歌の途中には熊本県の民謡『五木の子守唄』の一部が使用されている。 2019年時点ではひばりのシングル売上で歴代21位にランクインされている(日本コロムビア調べ)[3]。
概要
収録曲
オリジナル盤(1960年)
哀愁波止場作詞:石本美由起、作曲・編曲:船村徹
ひばりの船長さん作詞:石本美由起、作曲・編曲:船村徹
1991年盤(CDシングル)
哀愁波止場作詞:石本美由起、作曲・編曲:船村徹
ひばりのマドロスさん作詞:石本美由起、作曲・編曲:上原げんと
カバー
島津亜矢(2001年のアルバム『波動~亜矢・美空ひばりを唄う』に収録)
さだまさし(2008年のアルバム『情継 こころをつぐ』に収録)
五木ひろし(2011年のアルバム『永遠の道標 五木ひろし「美空ひばり」を歌う』に収録)
脚注^ a b “美空ひばりの大ヒット曲「哀愁波止場」最初は実母が怒っていた”
表
話
編
歴
美空ひばり
主なシングル
河童ブギウギ
悲しき口笛
青空天使
東京キッド
越後獅子の唄
私は街の子
ひばりの花売娘
あの丘越えて
リンゴ追分
お祭りマンボ
馬っこ先生/津軽のふるさと
ひばりのマドロスさん
三味線マドロス
波止場だよ、お父つぁん
鼻歌マドロス
初恋マドロス
港町十三番地
長崎の蝶々さん
花笠道中
御存じ弁天小僧
哀愁波止場
ひばりのドドンパ/車屋さん
ひばりの渡り鳥だよ
ひばりの佐渡情話
恋の曼珠沙華
哀愁出船
髪
笑顔と涙の遠い道
柔
夾竹桃の咲く頃
悲しい酒
真赤な太陽
芸道一代
チロリン節
むらさきの夜明け
熱祷 (いのり)
別れてもありがとう
花と炎/人生一路
人生将棋
それでも私は生きている
旅人
ひばり仁義
ある女の詩
一本の鉛筆
ひとりぼっち
月の夜汽車
白い勲章
ふるさと太鼓
雑草の歌
さくらの唄
あやとり
なつかしい場面
海にむかう母/ひとり旅?リンゴ追分?入り
最後の一本
風酒場
子ども会音頭
おまえに惚れた
別れの宿
恋女房
剣ひとすじ
人恋酒
裏町酒場