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.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(JIS X 0213、簡体字、繁体字)が含まれています(詳細)。
和製漢字(わせいかんじ)とは、中国から伝来した漢字ではなく、日本で作られた漢字体の文字を指し、国字、和字、倭字、皇朝造字などとも呼ばれる。また、日本製の漢字を国字という言葉で表すようになったのは、江戸期に編纂された研究書『同文通考
』および『国字考』で用いられてからである[1][出典無効]。和製漢字の作成方法は、漢字の「六書」の造字ルールのうち「会意」または「形声」によっており、ほとんどは会意文字であり音読みは持たないことが多い[1]。しかし、音読みが全く無い訳ではなく、音読みしかない字もある。音読みが無いと熟語をつくるときに不便な場合は、漢字から部首を除いた部分の読み方を音読みとしている。「働」では、右側の動という字を「どう」と読むため、「働」の音読みを「どう」としたり、「搾」では、右側の窄という字を「さく」と読むため、「搾」の音読みを「さく」としている。 和製漢字訓読み音読み備考
和製漢字の例
峠[1]:4-1とうげ-1484年成立『温故知新書』に「峠」の字がみえる。台湾では旁を「卡」に作る「?」が多い(例:寿峠(壽峠)→壽?)。
.mw-parser-output .jis90font{font-family:"Hiragino Kaku Gothic Pro","ヒラギノ角ゴ Pro","ヒラギノ角ゴ Pro W3","A-OTF 新ゴ Pro R","ヒラギノ角ゴ2","ヒラギノ角ゴ3","ヒラギノ角ゴ4","小塚ゴシック Pro R","小塚ゴシック Pro","SH G30-P","FC平成角ゴシック体","FA ゴシック","IPA モナー ゴシック","VL ゴシック","Droid Sans Japanese","MS PRゴシック","TGothic-GT01","東風ゴシック","さざなみゴシック","Komatuna","M+1P+IPAG","Mona","JSPゴシック","AR P丸ゴシック体M","EPSON 丸ゴシック体M","Osaka","CRPC&Gれいしっく","FGP平成明朝体W3","GT2000-01","和田研細丸ゴシック2000P","和田研細丸ゴシック2000P4",YOzFont90,YOzFontN90,"Yu Gothic UI","Meiryo UI";font-variant-east-asian:jis90}辻[1]:4-6つじ-『小右記』(11世紀)にすでに「辻」の字が見られる。『字統』では、逵の意の国字としている。平安初期は「つむじ」といった。中国の『新華字典』に「日本漢字」としてshi(「十」と同音)の読みを収載。
笹[1]:4-4ささ-字訓「ささ」は本来「篠」(しの)で表記
榊[1]:4-2さかき-『日本書紀』、『万葉集』では「賢木」が使われ、901年に完成した『新撰字鏡』には「榊」の字が確認できる。
腺-セン宇田川玄真による造字。中国の『新華字典』にxiàn(「線」と同音)と収載、生物学・医学などの領域に一般的に使用される。
栃[1]:4-2とち‐トチは日本原産の植物であり、「杤」とも書かれている。[2]「氏vを「?」に、「勵」を「励」に、「礪」を「砺」に、「蠣」を「蛎」に略されることから、栃は国字でなく?の略字だと誤認されることがあるが、栃の右は?と一画目が異なる。
畠[1]:4-4はたけ-国字でない可能性がある[3]。独自に「ハク」と音読する場合あり[4]。
畑[1]:4-4はたけ-中国の『新華字典』にtián(「田」と同音)と収載。またベトナム語(チュノム)では?enと読み、ランプのことをさす。
匂にお(う)・にお(い)-『類聚名義抄』には、奄フ別字として収載。近代においても、例えば芥川龍之介の『蜘蛛の糸』では、「何とも云えない好い堰vと使用例がある。
凪[1]:4-1なぎ・な(ぐ)-『同文通考
凧[1]:4-1たこ-1767年刊の黄表紙『春霞清玄凧
和製漢字の多くは日本でのみ通用する(例えば、「労働」は中国と韓国での文語的表現では「勞動」、簡体字では「劳动」となり、「働」の字は使われず、現代では口語的用法である「工作」となる)が、「腺」「鱈」など、一部の文字は、明治以後に科学や近代社会に関係する概念が日本語から中国語などへ翻訳された関係、または日本が一時期統治した関係で、今でも中国大陸・台湾など他の漢字文化圏で使われている[6]。