和歌山駅
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1968年まで和歌山駅と称した駅については「紀和駅」をご覧ください。

和歌山市駅」とは異なります。

和歌山駅[* 1]
中央口駅舎「和歌山MIO」(2022年11月)
わかやま
Wakayama


所在地和歌山県和歌山市美園町五丁目61.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度13分55.55秒 東経135度11分28.29秒 / 北緯34.2320972度 東経135.1911917度 / 34.2320972; 135.1911917座標: 北緯34度13分55.55秒 東経135度11分28.29秒 / 北緯34.2320972度 東経135.1911917度 / 34.2320972; 135.1911917
所属事業者

西日本旅客鉄道(JR西日本)

和歌山電鐵[* 2]

電報略号ワカ
駅構造地上駅
ホーム5面8線
乗車人員
-統計年度-(JR西日本)18,258人/日(降車客含まず)
-2019年-
乗降人員
-統計年度-(和歌山電鐵)4,346人/日
-2019年-
開業年月日1924年大正13年)2月28日[1]
乗入路線 4 路線
所属路線 紀勢本線(JR西日本)
(当駅より新宮方はきのくに線)
キロ程380.9 km(亀山起点)
新宮から200.7 km
宮前 (2.1 km) (1.8 km) 紀和
所属路線 阪和線(JR西日本)
駅番号JR-R54
キロ程61.3 km(天王寺起点)
◄JR-R53 紀伊中ノ島 (1.1 km)
所属路線 和歌山線(JR西日本)
キロ程87.5 km(王寺起点)
田井ノ瀬 (4.6 km)
所属路線■和歌山電鐵貴志川線
駅番号○01
キロ程0.0 km(和歌山起点)
(0.6 km) 田中口 02►
備考

共同使用駅

JR西日本:直営駅管理駅

JR西日本:みどりの窓口

JR西日本:みどりの券売機プラス設置駅[2]

^ 1968年に東和歌山駅から改称。
^ 貴志川線ホームに中間改札有。

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東口(2007年10月)

和歌山駅(わかやまえき)は、和歌山県和歌山市美園町五丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・和歌山電鐵である。
概要

和歌山県の県庁所在地である和歌山市のJR・和歌山電鐵側における玄関口であり、東西南北に路線が伸びるターミナル駅となっている。

阪和線、和歌山線、紀勢本線(きのくに線方面、和歌山市方面とも)は「ICOCA」の利用エリアに含まれている。
乗り入れ路線

JR西日本の紀勢本線阪和線和歌山線と、和歌山電鐵の貴志川線の計4路線が乗り入れている。駅番号は阪和線の駅にJR-R54、和歌山電鐵の駅に01が与えられる。

JR西日本の駅は紀勢本線を所属線としており[3]、阪和線と和歌山線は当駅が終点である。また紀勢本線は、当駅からJR西日本管轄区間の東端である新宮駅までの区間に「きのくに線」の愛称が設定されている。また、大阪近郊区間の南限にあたり、阪和線と和歌山線が該当するが、紀勢本線は新宮方面、和歌山市方面ともに該当しない。

JR和歌山駅の事務管コードは▲622091である[4]
歴史

最初にできた和歌山市の玄関駅は、1898年に船戸仮駅との間を開業させた紀和鉄道が建設した和歌山駅(現在の紀和駅)である[5]。しかしそのわずか5年後の1903年には紀ノ川駅から伸びてきた南海鉄道(現在の南海本線)が和歌山市駅を開業させる。和歌山市駅の方が大阪への便がよかったということもあり、こちらが新しい和歌山の玄関となった。

現在の和歌山駅は、1924年2月、国鉄紀勢西線の最初の開通区間として、和歌山駅(現在の紀和駅)から当駅を経て箕島駅までが開通したのと同時に東和歌山駅(ひがしわかやまえき)として開業した[1]。この時、山東軽便鉄道(現在の和歌山電鐵貴志川線)も従来の路線のうち秋月駅(現在の日前宮駅)から中ノ島駅までを廃止し、また秋月駅から当駅まで路線を延ばしてこの駅に乗り入れたので、この駅は開業当初から2路線の接続駅であった。

1930年6月には、阪和電気鉄道(現在のJR阪和線)が和泉府中駅から阪和東和歌山駅(はんわひがしわかやまえき、東和歌山駅と同位置)までを開業させ、この駅は新しいターミナル駅としての性格を帯びていくようになる[6]。阪和電気鉄道は1940年に南海鉄道に吸収合併されて同社の山手線となったので、阪和東和歌山駅は南海東和歌山駅(なんかいひがしわかやまえき)と改称された[6]

この駅が国鉄のターミナル駅として重要性を高めたのは1944年であった。この年5月、南海鉄道山手線は国有化により国鉄阪和線となったため、南海東和歌山駅は国鉄の東和歌山駅に統合されたのである[6]。このことによって大阪から和歌山市までが国鉄のみでつながることとなったため、和歌山市駅が南海本線[注釈 1]のターミナルであるのに対して、この駅を国鉄のターミナルと呼ぶことができるほどにもなった。

1959年には、三木里駅 - 新鹿駅間の開通をもって和歌山駅(現在の紀和駅)から当駅を経て亀山駅までが全通したため、この区間が紀勢本線となった。また、和歌山鉄道(1931年に山東軽便鉄道から社名変更)は数度の合併を経て、1961年には南海電気鉄道の貴志川線となった。

そして、1898年以来和歌山駅を名乗っていた現在の紀和駅1968年2月1日に現名へ改称される[7]。さらにこの駅についても同時変更による混乱を避けた1か月後の3月1日に現在の名称たる和歌山駅(わかやまえき)に改称となる[8]。これによって名実ともに和歌山市の玄関駅となったのである。

和歌山線は、かつて田井ノ瀬駅から当駅を経由せず、そのまま紀伊中ノ島駅を経て和歌山駅(現在の紀和駅)に乗り入れていたが、1961年に開通した田井ノ瀬駅から当駅までの貨物支線を利用して1972年3月には全列車が当駅への乗り入れを果たし[7]、正式に営業キロが設定された(それ以前から紀勢本線箕島方面への直通列車を中心とした一部の旅客列車が乗り入れていたが、貨物線扱いで正式な営業キロがなかったため、運賃を紀伊中ノ島経由で計算していた。)。一方、田井ノ瀬駅から紀和駅までの線路は、1962年12月の貨物営業廃止(当時紀和駅はまだ和歌山駅を名乗っていた)を経て、1974年10月1日に廃止となっている[7]

その後、国鉄紀勢本線・阪和線・和歌山線は分割・民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の路線となった[8][7]


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