この項目では、衆議院の小選挙区について説明しています。かつて存在した衆議院の中選挙区については「和歌山県第2区 (中選挙区)」をご覧ください。
和歌山県第2区
行政区域海南市、橋本市、有田市、紀の川市、岩出市、海草郡、伊都郡
(2017年7月16日現在)
比例区近畿ブロック
設置年1994年(2013年区割変更)
選出議員石田真敏
有権者数245,743人
1.05 倍(一票の格差・鳥取1区との比較)
(総務省
和歌山県第2区(わかやまけんだい2く)は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区。1994年(平成6年)の公職選挙法改正で設置。目次
1 区域
2 歴史
3 小選挙区選出議員
4 選挙結果
5 和歌山府民
6 脚注
7 参考文献
8 関連項目
区域
海南市
橋本市
有田市
紀の川市
岩出市
海草郡
伊都郡
以前は有田市は3区の区域であったが、2013年の区割変更により、2区に編入された。 小選挙区制の開始時には旧那賀郡粉河町(現・紀の川市)を地盤とする岸本光造が2回連続で当選し、二階俊博、野田実ら保守分裂の争いが続いた和歌山3区とは異なる安定した保守王国であった。 しかし、2002年に岸本光造が死去。遺族や後援会が息子の岸本健の擁立を求めたのに対し、自民党和歌山県連は岸本健の擁立に難色を示し、海南市長であった石田真敏の擁立を目指した。公認争いの末、石田が自民党公認を獲得し、与党統一候補として立候補した一方、公認争いに敗れた岸本は民主党、自由党、無所属の会の推薦を受けて無所属で立候補し、自民党議員であった父親の弔い合戦を野党3党の支援で行うことになった。結果は石田が勝利し、以後の選挙でも小選挙区で勝利している。 岸本はその後、民主党入りし、2003年の選挙で比例復活当選するが2005年の選挙で落選。直後に民主党を離党し、2007年の和歌山県議選に出馬し、当選した。 2009年の選挙では民主党への強い追い風に乗り阪口直人が石田を破って初当選した。 2012年の選挙では再び石田が議席を奪還した。阪口は日本維新の会へ鞍替えし比例復活で当選。 2014年の選挙では石田が再選。阪口は比例復活もならず落選した。 選挙名年当選者党派備考 解散日:2017年(平成29年)9月28日 投票日:2017年(平成29年)10月22日 当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複 解散日:2014年(平成26年)11月21日 投票日:2014年(平成26年)12月14日 当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複 解散日:2012年(平成24年)11月16日 投票日:2012年(平成24年)12月16日 当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複 解散日:2009年(平成21年)7月21日 投票日:2009年(平成21年)8月30日 当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複 解散日:2005年(平成17年)8月8日 投票日:2005年(平成17年)9月11日 当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複 解散日:2003年(平成15年)10月10日 投票日:2003年(平成15年)11月9日
歴史
小選挙区選出議員
第41回衆議院議員総選挙1996年岸本光造自由民主党
第42回衆議院議員総選挙2000年
第42回衆議院議員補欠選挙2002年石田真敏岸本光造の死去に伴う。
第43回衆議院議員総選挙2003年
第44回衆議院議員総選挙2005年
第45回衆議院議員総選挙2009年阪口直人民主党
第46回衆議院議員総選挙2012年石田真敏自由民主党
第47回衆議院議員総選挙2014年
第48回衆議院議員総選挙2017年
第49回衆議院議員総選挙2021年
選挙結果第48回衆議院議員総選挙 和歌山県第2区
当日有権者数:252,354人 最終投票率:52.89%(前回比:+1.49ポイント)
当石田真敏65自由民主党前75,772票58.35%――公明党推薦○
坂田隆徳38希望の党新21,395票16.48%28.24%○
下村雅洋62日本共産党新16,520票12.72%21.80%社会民主党和歌山県連合支持
栄隆則53日本維新の会新16,175票12.46%21.35%○
阪口は岐阜3区に国替え。
第47回衆議院議員総選挙 和歌山県第2区
当日有権者数:252,386人 最終投票率:51.40%(前回比:-10.59ポイント)
当石田真敏62自由民主党前71,167票56.31%――公明党○
阪口直人49維新の党前39,799票31.49%55.92%○
富岡清彦52日本共産党新15,415票12.20%21.66%
第46回衆議院議員総選挙 和歌山県第2区
当日有権者数:229,965人 最終投票率:61.99%(前回比:-10.13ポイント)
当石田真敏60自由民主党前72,957票52.65%――公明党○
比当阪口直人49日本維新の会前36,110票26.06%49.49%みんなの党○
坂口親宏52民主党新17,567票12.68%24.08%○
吉田雅哉37日本共産党新11,942票8.62%16.37%
第45回衆議院議員総選挙 和歌山県第2区
当日有権者数:233,384人 最終投票率:72.12%(前回比:+0.87ポイント)
当阪口直人46民主党新90,134票54.77%――○
比当石田真敏57自由民主党前71,343票43.35%79.15%○
久保美也子48幸福実現党新3,089票1.88%3.43%
阪口は第44回まで神奈川17区で活動していた。
第44回衆議院議員総選挙 和歌山県第2区
当日有権者数:236,185人 最終投票率:71.25%(前回比:+5.29ポイント)
当石田真敏53自由民主党前88,915票54.07%――○
岸本健35民主党前62,499票38.01%70.29%○
下村雅洋50日本共産党新13,027票7.92%14.65%
第43回衆議院議員総選挙 和歌山県第2区
当日有権者数:236,169人 最終投票率:65.96%(前回比:+3.47ポイント)