和歌山市駅
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和歌山駅」とは異なります。
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和歌山市駅
新駅舎(2020年10月)
わかやまし
WAKAYAMASHI
Wakayamashi


所在地和歌山県和歌山市
所属事業者南海電気鉄道(南海・駅詳細
西日本旅客鉄道(JR西日本・駅詳細
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和歌山市駅(わかやましえき)は、和歌山県和歌山市東蔵前丁にある、南海電気鉄道西日本旅客鉄道(JR西日本)のである。南海の駅番号はNK45。
概要夜の和歌山市駅(2013年4月)

当駅には、南海電気鉄道の南海本線和歌山港線のほか、JR西日本の紀勢本線が乗り入れている。以前は改札を出ずに乗換が可能な共同使用駅であったが、2017年の改良工事により、両社の改札口が別となった。南海本線と紀勢本線は当駅が終点、和歌山港線は当駅が起点となっている。いずれの線も全列車が停車する。南海本線の大阪方面からの列車は当駅折り返しが大半だが、特急「サザン」と急行のそれぞれ一部のみ和歌山港線に乗り入れる。

また、隣の紀ノ川駅から分岐する南海加太線の全列車も南海本線経由で当駅に乗り入れ、運行系統上は当駅を始発とする。ただし、1955年まで存在していた加太線旧線は当駅へ直接乗り入れていた(#旧加太線の遺構も参照のこと)。

南海本線の終点であり、その和歌山側のターミナル駅(大阪側のターミナル駅は難波駅)となっており、JR阪和線などの和歌山駅と区別するため、地元では市駅(しえき)と通称される。同様に市名をそのまま名乗る全国の「市駅」の中では最も古くから「?市駅」を名乗っており、また一貫して改称もしていない。また、県庁所在地の市の駅で「?市駅」と名乗っているのは当駅と愛媛県松山市にある伊予鉄道松山市駅のみである。

2015年度から2021年度の6年間で第一期と第二期に分け、改築が行われた。
歴史

1903年明治36年)3月21日:南海鉄道と紀和鉄道の駅として開業[1]

1904年(明治37年)8月27日:紀和鉄道が関西鉄道に路線譲渡[1]

1907年(明治40年)10月1日:関西鉄道が鉄道国有法により国有化、南海鉄道と国鉄の駅となる[1]

1909年(明治42年)2月11日:和歌山水力電気(後の南海和歌山軌道線)の駅前(後の市駅前) - 県庁前間が開業。

1914年大正3年)9月25日:加太軽便鉄道(現在の南海加太線)の和歌山口駅開業。

1930年昭和5年)12月22日:社名変更により和歌山口駅が加太電気鉄道の駅となる。

1942年(昭和17年)2月1日:加太電気鉄道が加太線として南海鉄道に合併。和歌山口駅を統合。

1944年(昭和19年)6月1日:南海鉄道の会社合併により、近畿日本鉄道と国鉄の駅となる。

1947年(昭和22年)6月1日:近畿日本鉄道からの路線譲渡により、南海電気鉄道と国鉄の駅となる。

1950年(昭和25年)9月3日:ジェーン台風により、加太線の和歌山市駅 - 北島駅間が不通。

1953年(昭和28年):加太線の和歌山市駅 - 北島駅間が休止。

1955年(昭和30年)2月15日:加太線の和歌山市駅 - 北島駅間が廃止。

1956年(昭和31年)5月6日:南海和歌山港線開業。

1962年(昭和37年)3月10日:当駅 - 東京間の急行「大和」(和歌山線・関西本線・東海道本線経由)が運行開始(従来湊町駅発着だった同急行に当駅発着の編成を追加)。

1968年(昭和43年)10月1日:急行「大和」廃止。

1971年(昭和46年)4月1日南海和歌山軌道線が廃止。

1972年(昭和47年)

3月15日:紀和駅 - 和歌山市駅間が和歌山線から紀勢本線に移管[1]。国鉄の駅の所属線が和歌山線から紀勢本線に変更される[2]

12月1日:駅ビル完成。2階にある駅舎部分が使用を開始。南海電気鉄道の駅に自動改札機を初設置、試験運用を開始。


1973年(昭和48年)5月16日:駅ビル「南海和歌山ビルディング」開業。島屋和歌山店(駅ビルテナントとして入居。高島屋大阪店の支店)開店。

1980年(昭和55年)7月1日荷物扱い廃止[2]

1985年(昭和60年)3月14日:南海線 - 国鉄線間直通旅客列車が廃止[1]

1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により南海電気鉄道と西日本旅客鉄道の駅となる[1][2]

2005年平成17年)11月27日:南海和歌山港線の当駅 - 和歌山港駅間の途中駅が廃止。

2012年(平成24年)4月1日:駅内構造を変更、駅ナンバリングが導入され、使用を開始[3][4]

2014年(平成26年)8月31日:駅ビルテナントの島屋和歌山店が閉店。跡地の1階部分にデイリーカナート、2階部分に100円均一ショップが開店(いずれも2017年3月閉店)。

2014年(平成26年)10月18日:南海本線・加太線・和歌山港線ダイヤ改正に伴い、南海本線の泉佐野駅 - 当駅間の普通列車が日中毎時2本から4本に倍増し、和歌山港線普通列車(線内折り返し)を従来通り5番線から発着させることが不可能になったため、7番線の使用を再開し和歌山港線普通列車専用ホームとする。

2017年(平成29年)7月15日:和歌山市駅活性化計画(第1期工事)に伴い、改札口を2階から1階に移設。南海線とJR線の改札を分離[5]。この分離に伴い、紀勢本線の和歌山駅 - 当駅間でICカードICOCA」の利用が可能になる[6][7]

2020年令和2年)6月5日:隣接する複合施設「キーノ和歌山」の商業棟が開業[8]


旧駅舎(2008年12月)

駅舎建て替え時の駅入り口

駅舎建て替え工事時の和歌山市駅全景

駅構造

2017年までは南海側のみICカード乗車券の利用が可能だったため、南海・JR間で乗り継ぐ場合は、ホーム上にある簡易ICカードリーダーで改札処理をしていた[注 1]。だが、2017年に当駅の改札口が事業者ごとに分離されたため、改札を通るだけでの乗り継ぎが可能となった。
南海電気鉄道

和歌山市
わかやまし
WAKAYAMASHI

所在地
和歌山県和歌山市東蔵前丁3番地6.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度14分11.16秒 東経135度10分0.93秒 / 北緯34.2364333度 東経135.1669250度 / 34.2364333; 135.1669250座標: 北緯34度14分11.16秒 東経135度10分0.93秒 / 北緯34.2364333度 東経135.1669250度 / 34.2364333; 135.1669250
所属事業者南海電気鉄道(南海)
電報略号ワシ
駅構造地上駅
ホーム2面5線
乗降人員
-統計年度-12,271[9]人/日
-2020年-
開業年月日1903年明治36年)3月21日[1]
乗入路線 3 路線
所属路線■南海本線(■加太線直通含む)*
駅番号NK 45
キロ程64.2 km(難波起点)
◄NK44 **紀ノ川 (2.6 km)
所属路線■和歌山港線*
キロ程0.0 km(和歌山市起点)
(2.8 km) 和歌山港 NK45-1 **►
備考窓口営業時間 4:50 - 24:00
*和歌山港線側からは特急サザン・急行が南海本線に直通
**紀ノ川方 - 南海本線
**和歌山港方 - 和歌山港線
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改札口は地上にあり、5・6・7番線は跨線橋で結ばれている。トイレは改札内に設置されている。

3番線は行き止まりになっており、4・5番線のみが和歌山港へ通じている。なお6・7番線は同一ホームが中ほどで分割され、向かい合わせで停車するかたちになっている。両番線とも線路終端標識が立てられ、また砂利が盛られて枕木が置かれて行き止まりになっているものの、線路架線自体はつながっている。

当駅は、駅長が配置され、尾崎駅 - 和歌山市駅の各駅と多奈川線和歌山港駅を管轄している。
のりば(南海)

のりば路線行先備考
3
加太線加太方面[10] 
4・5 南海本線なんば関西空港方面[10] 
和歌山港線和歌山港方面[10]特急「サザン」・急行
6 南海本線なんば・関西空港方面[10]線路を共用
本線の一部列車
和歌山港線内折り返しの普通
7 和歌山港線和歌山港方面[10]

2012年度に、バリアフリー化のため改札とホームの間にエレベーターを設置した。3・4番線のホームに通じるエレベーターは、3番線の有効長を短縮させた跡に設置されている。それに伴い、加太線の専用ホームが6番線から3番線に変更となった[11]

和歌山港線の主本線である7番線は、2005年に線内普通列車が一旦廃止されてからは客扱いでは使われなくなり、回送列車が発着する程度となっていた。2012年の普通列車再設定後も同様の状態が続いたが、2014年10月のダイヤ変更により再び和歌山港線普通列車用ホームとして使用されるようになった(同時に4・5番線の和歌山港行きは特急サザンと急行のみとなった)。なお、2005年11月26日までは7番線の出入口にも中間改札があった。この日を営業最終日として廃止された和歌山港線の中間駅各駅(2002年までは水軒駅を含む)が無人駅だったため、当駅で乗り換えもしくは降車するために乗車駅証明書発行機が改札前に設置されていた。

改札口(2020年10月)

旧改札口(2008年12月)

3番線(2008年12月)

4番線(2008年12月)

4番線に停車する1000系

5番線に停車する8000系(2012年5月)

跨線橋より撮影(奥がなんば方面)

改札内コンコースにあった南海そば


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