和倉温泉駅[* 1]
駅舎(2022年4月9日撮影)
わくらおんせん
Wakuraonsen
和倉温泉駅(わくらおんせんえき)は、石川県七尾市石崎町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・のと鉄道の駅である[2]。 能登地方の代表的な温泉である和倉温泉への最寄駅。2015年の有間川駅のえちごトキめき鉄道移管に伴い、JR西日本管内で最も北に位置する駅となり(2023年時点)[8]、中日本のJR線の駅では最北端に位置する[注釈 2]。また、同時に寝台特急「トワイライトエクスプレス」が廃止されたため、JR西日本の自社車両が定期運用で乗り入れる駅としても最北端となった[注釈 3]。事務管コードは▲541820[9]。JR西日本七尾鉄道部管理の無人駅[7][6]。 1925年に鉄道省七尾線が延伸した際に「和倉駅」として開業した(1928年までは終点駅)[1][10]。1980年に「和倉温泉駅」に改称され、1987年からJR西日本の駅となった[1]。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}国鉄時代は貨物の取り扱いもあり、当駅近隣にあるイソライト工業の貨物運送のため陶器車も常備車として在籍していた。同駅から約500mほど枝分かれしたイソライト工業への引込線も貨物取扱廃止時まで営業していて、専用のディーゼル入替機関車が工場と駅を往復していた。[要出典]1991年に七尾線が当駅まで電化されるのと同時に、路線の北半分がのと鉄道に経営移管され、JR七尾線の終点駅は当駅、のと鉄道七尾線の起点駅は1駅南の七尾駅となり(当駅は国鉄・JRとしては63年ぶりに終点駅に戻ったことになる)、七尾駅 - 当駅間はJRとのと鉄道の共用区間となった[1][11][12]。その際、普通列車は七尾駅を境に系統分離して金沢駅 - 七尾駅間はJR、七尾駅 - 穴水駅 - 輪島駅間はのと鉄道が運行することとし、共用区間ではJRは特急列車のみの運行となった[1]。 したがって当駅には、金沢駅から七尾線に直通する当駅発着のJRの特急列車と、七尾駅を起点とするのと鉄道の普通列車のみが乗り入れている[1][10]。かつては、大阪駅、名古屋駅、越後湯沢駅からJRの特急列車が乗り入れていたが、北陸新幹線開業により廃止され、金沢以遠への直通列車は消滅した。
概要
歴史
1925年(大正14年)12月15日:鉄道省(のちの日本国有鉄道)七尾線の七尾駅 - 当駅間延伸により[13]、和倉駅(わくらえき)として開業[1][3][14]。一般駅[15]。
1928年(昭和3年)10月31日:七尾線が当駅から能登中島駅まで延伸し、途中駅となる[1]。
1976年(昭和51年)8月1日:貨物の取扱を廃止[15]。
1980年(昭和55年)
7月1日:和倉温泉駅に改称[1][14][15]。
7月7日:現駅舎が竣工[16]。
1983年(昭和58年)5月23日:石川県で開催された全国植樹祭に昭和天皇が行幸。