命名
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B'zの楽曲については「C'mon#収録曲」をご覧ください。
カナダブリティッシュ・コロンビア州のHeathen(英語版) Freeholdが執り行う赤ちゃんの命名式(英語版)(2007年

命名(めいめい)、ネーミング(英語: naming)、名付け(なづけ)とは、人・物・商品・土地・時代・気候、ほか概念化可能な対象一般に対して、それを他から区別し、指示できるようにする為に、一意的な記号(一般に言葉文字)を与える行為である。
概説

一般に命名は無名の対象に名前をつける行為を指し、既に名前がある対象に名前をつけなおす場合は、改名と呼ばれることが多い。偉人の名前にちなんだ命名はエポニムという。

またすでに誰かが使用している人名を、他の誰かが引き継ぐ場合は襲名と呼ばれる。命名は「正式名称を決定する」という厳格な行為を指すのに使われることが多く、略称愛称蔑称などを新しく作り出しても、命名行為と呼ばれることはあまりない。

さらに正式な命名権者による命名の過程を経ずに生まれた名称が広く使用されていて、かつ公的にその名称を正式名称とする判断がまだなされていない場合、そのような名称は通称と呼ばれるが(それが社会の中の一部の集団にしか理解できない場合であれば隠語と呼ばれる)、このような名称を新しく作り出すこともまた命名行為とは言わない。
物などの命名規則「en:Nomenclature codes」も参照

名前を付ける対象が膨大な数にのぼる場合、または名前によって対象を厳密に管理したい場合など、いくつかの分野においては 名前を付けるさいに従うべき規則(命名規則、nomenclature)が存在している。以下にその一例を示す。

生物種 - 2006年現在、確認されている生物種の数は200万に上る。未確認のものまで含めると全体で1000万種近い生物が存在すると考えられている。命名規則の詳細については記事:学名を参照のこと。

化合物 - 2006年4月現在、確認されている化合物の種類は2780万種類に上る。これら全ての化合物に対して、重複しないように名前を付けておかないと、混乱が生じることから、化合物の命名にさいしては一定の命名規則が存在する。詳しくは記事:IUPAC命名法CAS登録番号を参照のこと。

天体 - 2006年現在、確認されている天体の数は10億を超える。これら天体に対する命名規則の詳細については、記事:国際天文学連合を参照のこと。

コンピュータ・プログラミング - プログラム変数名、関数名、ファイル名などの識別子について、プロジェクト単位や企業 / 組織単位で命名規則を定めることが多い。命名規則 (プログラミング)を参照のこと。

商品 - 大企業では、取り扱っている商品が膨大な数にのぼるため、混乱を避ける目的で一定の規則に従った管理名を付与していることが多い。ここでは一例として自動車メーカートヨタがエンジンの型式に対して用いている、エンジン型式の命名規則を挙げておく。

中国料理 ‐ 使っている材料、加工・調理方法などから一定の法則で名前が付けられる[1][2][3]

軍用機 - 各国の軍隊航空機メーカーなどが、軍用機に対して命名する際の一定の規則。詳しくは記事:軍用機の命名規則を参照

ミサイル・ロケット - 各国の軍隊政府機関が、ミサイルやロケットに対して命名する際の一定の規則。アメリカ軍の命名規則についての詳細は記事:ミサイル・ロケットの命名規則を参照のこと。

軍用電子機器 - 各国の軍隊が、軍用電子機器に対して命名する際の一定の規則。アメリカ軍の命名規則についての詳細は記事:軍用電子機器の命名規則を参照のこと。

艦船 -艦船の命名規則については記事:船名を参照のこと。

ネーミングライツ - 野球場サッカー場など、公共施設や著名な建物命名権が、年単位で契約行為としてスポンサー売買される商業実践が、アメリカの先行事例にならって日本でも21世紀には見られるようになってきた[4]


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