君の名前で僕を呼んで
[Wikipedia|▼Menu]

君の名前で僕を呼んで
Call Me by Your Name
原題のタイトル
監督ルカ・グァダニーノ
脚本ジェームズ・アイヴォリー
原作アンドレ・アシマン(英語版)
『Call Me by Your Name』
製作ピーター・スピアーズ
ルカ・グァダニーノ
エミリー・ジョルジュ(英語版)
ホドリゴ・テイシェイラ(英語版)
マルコ・モラビート(英語版)
ジェームズ・アイヴォリー
ハワード・ローゼンマン(英語版)
製作総指揮デレク・シモンズ
トム・ドルビー
マルガレート・バイユー
フランチェスコ・メルツィ・デリル
ナイマ・アベド
ニコラス・カイザー
ソフィー・マス
ロウレンソ・サンターナ
出演者アーミー・ハマー
ティモシー・シャラメ
マイケル・スタールバーグ
アミラ・カサール
エステール・ガレル(英語版)
ヴィクトワール・デュボワ(英語版)
音楽スフィアン・スティーヴンス
撮影サヨムプー・ムックディプローム
編集ヴァルテル・ファサーノ
製作会社フレンジー・フィルム・カンパニー
RTフィーチャーズ
ヴァルテルズ・エンド・プロダクションズ
La Cinefacture
配給 ソニー・ピクチャーズ クラシックス
ファントム・フィルム
公開 2017年11月24日
2018年4月27日
上映時間130分[1]
製作国 アメリカ合衆国
ブラジル
イタリア
フランス
言語英語
イタリア語
フランス語
製作費$3,500,000[2]
興行収入 $41,507,350[3]
テンプレートを表示

『君の名前で僕を呼んで』(きみのなまえでぼくをよんで、英語: Call Me By Your Name)は、2017年の映画。アンドレ・アシマン(英語版)による2007年の同名の小説(英語版)の映画化であり、脚本脚色)・共同製作ジェームズ・アイヴォリー監督・共同製作はルカ・グァダニーノで、イタリアフランスブラジルアメリカ合衆国の合作である。

主演はティモシー・シャラメ[注 1][4][5]アーミー・ハマーが務めた。原作では1987年設定だが、エイズが社会問題になる前を描くため設定を1983年に変更。続編ではエイズ問題について触れると述べている[6]。この映画化では原作小説の物語の途中までしか描かれておらず、グァダニーノは『恋人までの距離』のような構成で続編を製作することを構想している[7]。また、幾つかの重要なシーンはDVDに収録せず、続編で使用すると明言している[8]
ストーリー

1983年夏、北イタリアのとある避暑地。17歳のエリオ・パールマン(ティモシー・シャラメ)は、今年も両親と共に別荘で一夏を過ごしている。家族は数ヶ国語を使い、アカデミックな雰囲気を漂わせる。滞在中、エリオは読書、詩作、作曲、ピアノ演奏、プール遊び、夜はダンスパーティに耽っていた。

そんなある日、考古学の教授であるエリオの父(マイケル・スタールバーグ)の助手として、アメリカから24歳の大学院生・オリヴァー(アーミー・ハマー)がやってくる。自信と知性に満ちたオリヴァーを初めは疎ましく思うエリオだったが、次第に彼に対して抑えることのできない感情に駆られていく。

やがて気持ちを抑えられなくなったエリオはオリヴァーに思いを打ち明ける。一旦は大人として拒んだオリヴァーだったが結局、自分も同じ気持ちであることを伝える。

お互いの気持ちを確かめ合ったことで、激しく恋に落ちていくふたり。そして「君の名前で僕を呼んで、僕の名前で君を呼ぶ」というオリヴァーの提案で、ふたりの絆はさらに特別なものとなっていくのであった。

ようやく結ばれたふたりであったが、やがてオリヴァーの出発の日が訪れる。彼を乗せた列車が発ち、エリオはすっかり気力を失う。悲しく、美しく、大切な経験をした息子エリオに父は言う。「今はただ悲しく辛いだろう。だが痛みを葬ってはいけない。お前が感じた喜びを痛みとともに葬ってはいけない。」と。

冬になり再び別荘を訪れた家族のもとに、オリヴァーからの電話が鳴る。それは来年結婚する、という衝撃的な知らせだった。「君との出来事を何ひとつ忘れない」オリヴァーの言葉に、暖炉の前で静かに涙を流すエリオだった。
キャスト

※括弧内は日本語吹替[9]

エリオ・パールマン - ティモシー・シャラメ入野自由[10]

オリヴァー - アーミー・ハマー津田健次郎[10]

Mr.パールマン - マイケル・スタールバーグ星野充昭

アネラ・パールマン - アミラ・カサール沢海陽子
エリオの母。

マルシア - エステール・ガレル(英語版)(下山田綾華

キアラ - ヴィクトワール・デュボワ(英語版)(櫻庭有紗

マファルダ - バンダ・カプリオロ(伊沢磨紀

アンキーゼ - アントニオ・リモルディ(箆津弘順

バンビ - エレナ・ブッチ

ニコ - マルコ・エスグロッソ

ムニール - アンドレ・アシマン(英語版)[注 2]宮崎敦吉

アイザック - ピーター・スピアーズ[注 3]さかき孝輔

製作

2015年9月11日、ジェームズ・アイヴォリーがアンドレ・アシマンの小説『Call Me By Your Name』の脚色を行っており、シャイア・ラブーフグレタ・スカッキの起用を念頭に置きながら執筆を進めていると述べた[11]

胸騒ぎのシチリア』のプロモーション活動中に、ルカ・グァダニーノはアンドレ・アシマンの『Call Me By Your Name』を映画化したいと述べていた。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:50 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef