吐?喇列島(トカラ列島).mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}吐?喇列島南西諸島九州日本東シナ海太平洋(フィリピン海)
地理
場所東シナ海(七島灘[1])
諸島薩南諸島
島数12[1]
主要な島中之島、諏訪之瀬島、口之島、平島、宝島、小宝島、悪石島
面積101.35 km2 (39.13 sq mi)[1]
長さ160 km (99 mi)[1]
最高標高979 m (3212 ft)
最高峰御岳
吐?喇列島(とかられっとう)は、南西諸島のうち、鹿児島県側の薩南諸島に属する島嶼群。行政区域は全島が鹿児島県鹿児島郡十島村である。天気予報など気象の地域区分としては、南側にある奄美群島と共に奄美地方の一部(北部)として扱われる。 地名の由来については諸説あり、沖縄奄美地方で「沖の海原」を指す「トハラ」から転訛したという説や、宝島の「タカラ」が列島全体を指すようになったという説がある[2]。トカラ人とは無関係である。 漢字表記が難しいことや「?」がJIS X 0208に収録されていないため、トカラ列島[3]と表記されることが多いほか、吐喝喇列島という代用表記もみられる。過去には、七島(しちとう)、川辺七島(かわなべしちとう)、宝七島(たからしちとう)とも呼ばれた[1]。 令制国(旧国名)ではもともと薩摩国(川辺郡)に所属していたが、1897年に大隅国(大島郡)へ転属、1973年に薩摩国(鹿児島郡)へ再転属した経緯がある。 1884年に鹿児島県勧業課に勤めていた白野夏雲によって、七島の地理沿革を記した『川辺郡七島問答』という報告書がまとめられた。七島の地理沿革を記している[4]。 1897年4月1日の郡制施行により、上三島(黒島、硫黄島、竹島など)と吐?喇列島(下七島)は川辺郡から大島郡へ転属。1908年4月1日の島嶼町村制施行により、上三島と下七島を合わせて十島村(じっとうそん)が発足した。第二次世界大戦後の1946年、下七島がアメリカ合衆国による沖縄統治を補完するため、北緯30度線以南の南西諸島は日本本土と分離されることが決定[3]。下七島はアメリカ軍軍政下に入り、上三島は日本に残された。下七島は食料など生活物資の入手と、沖縄戦で弾薬の薬莢などが残された一方で木材が不足していた沖縄本島などと、金属が不足していた日本本土を中継する利益のため密貿易「ミッコウ」(密航)の拠点となった[3]。 1952年2月4日には下七島が日本に返還され、2月10日に十島村(としまむら)として発足した。またそれまで十島村(じっとうそん)であった上三島は、同日付で村域を上三島、村名を三島村に変更して分立した。「日本の市町村の廃置分合#特殊な例」も参照 1973年4月1日に十島村と三島村が大島郡から鹿児島郡へ転属となり現在に至る。 列島内には、同字異音であるが「御岳」と名付けられた山が複数存在する。中之島の御岳(おんたけ: 979m)、臥蛇島の御岳(おたけ:497m)、諏訪之瀬島の御岳(おたけ:796m)、平島の御岳(おたけ:243m)、悪石島の御岳(みたけ:584m)の5山が該当する。これら全てが各島の最高峰であり、中之島の御岳は吐?喇列島最高峰でもある。 南西諸島島弧は北部、中部、南部に分けられるが、北部と中部の間(悪石島と小宝島の間)に「トカラギャップ」と呼ばれる地形的な窪みがあり、生物学的な境界にもなっているとされる[5][6]。 トカラギャップ付近では横ずれ断層型の地震が起きやすいことが知られており、吐?喇列島では群発地震も繰り返し起きしている[7]。2016年12月に最大震度4、2021年12月に震度5強を観測する活動があった[8]。2021年4月、2023年5月にも同様の群発地震が発生している。 動植物相では悪石島と小宝島の間に「渡瀬線」という分布境界線がある[7]。マムシとハブなど九州本土と奄美群島や沖縄との動植物の境界である[7]。この動植物相の境界線(渡瀬線)がトカラギャップと重なるという見方もある[7]。 東シナ海から流れて来る海流は下七島付近で大きくうねるため、海の難所「七島灘」として古くから知られていた[9]。 画像名称面積
地名・地理
島嶼
(km2)人口
(人)
(2015年)[10]最高標高
(m)最高峰座標
平瀬
口之島13.33159628.5前岳北緯29度58分15秒 東経129度55分20秒 / 北緯29.97083度 東経129.92222度 / 29.97083; 129.92222 (Kuchinoshima)
中之島34.47171979.0御岳北緯29度50分30秒 東経129度52分30秒 / 北緯29.84167度 東経129.87500度 / 29.84167; 129.87500 (Nakanoshima)
臥蛇島4.07無人497.2北緯29度54分11秒 東経129度32分30秒 / 北緯29.90306度 東経129.54167度 / 29.90306; 129.54167 (Gajajima)