名鉄瀬戸線
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瀬戸線

4000系による瀬戸線の急行
(2009年7月13日 守山自衛隊前駅付近)
概要
系統■瀬戸方面
起終点起点:栄町駅
終点:尾張瀬戸駅
駅数20駅
路線記号ST
ウェブサイト瀬戸線
運営
開業1905年4月2日 (119年前) (1905-04-02)
堀川駅まで延伸1911年10月1日 (1911-10-01)
お濠区間廃止1976年2月15日 (1976-02-15)
栄町乗入れ1978年8月20日 (1978-08-20)(全通)
所有者瀬戸自動鉄道→瀬戸電気鉄道
名古屋鉄道
路線諸元
路線総延長20.6 km (12.8 mi)
軌間1,067 mm (3 ft 6 in)
電化直流1,500 V,
架空電車線方式
運行速度最高100km/h[1]

路線図


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瀬戸線(せとせん)は、愛知県名古屋市東区栄町駅から同県瀬戸市尾張瀬戸駅までを結ぶ名古屋鉄道(名鉄)の鉄道路線

本記事では、かつてこの路線を運営していた瀬戸自動鉄道→瀬戸電気鉄道(名古屋鉄道に合併)についても述べる。
概要

名古屋中心部のにある栄町駅を起点とし、そこから東郊を経て瀬戸焼の産地である瀬戸市に達する近距離通勤路線である。大曽根駅 - 尾張瀬戸駅間では、ほぼ瀬戸街道(愛知県道61号名古屋瀬戸線)と矢田川に並行している。リニモ名鉄豊田線と同様に尾張丘陵を東西に進む路線であるが、両線と比べると地上を進む区間では勾配は比較的なだらかである。

名古屋市営地下鉄名古屋ガイドウェイバス東海旅客鉄道(JR東海)、愛知環状鉄道と接続しているが、名鉄の他路線とは接続していない[2]孤立路線であることもあり、改札口前等の案内標識では「名鉄瀬戸線」と路線名かつ会社名入りで強調して表記されていることが多い。また瀬戸電気鉄道を前身としていることも相まって、名鉄の路線となった後も高齢の世代などからは瀬戸電(せとでん)と呼ばれることがある。
運賃

運賃計算区分はB(運賃計算に用いる距離は営業キロの1.15倍。計算方法は名古屋鉄道#運賃を参照)。孤立路線ではあるものの、運賃体系は他の名鉄の路線と同様となっている。

すべての駅でmanacaなどの交通系ICカード全国相互利用サービス対応カードが使用できる。

孤立路線ということから、かつては瀬戸線各駅と名鉄の他線の間を地下鉄などで別途移動して乗り継ぐ場合、前後の名鉄線の営業キロを通算する特例が栄町駅 - 名鉄名古屋駅金山駅間(地下鉄鶴舞線を経由して上小田井駅や赤池駅から名鉄線へ直通する場合を除く。大曽根駅からJR中央本線や地下鉄などで金山駅・名古屋駅へ向かった場合は瀬戸線の改札を出た時点で連絡乗車券が回収されていた)および大曽根駅 - 上飯田駅間(上飯田駅接続の場合は、瀬戸線各駅と小牧線、犬山線の犬山駅 - 新鵜沼駅間、各務原線、広見線及び八百津線〈2001年9月末まで〉の各駅相互間に限定。犬山駅から犬山線江南駅・岩倉駅方面へ向かった場合は下車駅で差額精算となっていた)に設けられていた(通過連絡運輸ではないため地下鉄などの他社線区間の運賃は含まれておらず、他社線分は別払いとなる。接続駅で連絡乗車券を自動改札機に入れても回収されなかった。乗車券は当日中に乗り継げば有効であった)。また栄町駅 - 東大手駅の間に建設費回収のための加算運賃が設定されていた。これらはともに、2006年平成18年)12月16日トランパス導入に合わせて廃止された(ただし営業キロの通算については、通学定期券のみ、その後に開業した西尾線南桜井駅利用の場合を除き、2009年(平成21年)12月15日購入分まで据え置かれて存続した)[3]。瀬戸線と近鉄線、あおなみ線豊橋鉄道渥美線愛知環状鉄道線リニモなどとの連絡定期券は購入できない。ただし、あおなみ線は名古屋市営地下鉄経由で3社局連絡にすれば名古屋市交通局で購入可能(この場合各運賃が単純に合算されるために地下鉄とあおなみ線との間に連絡割引は適用されなくなる)で、豊橋鉄道市内線ゆとりーとライン高架区間はバスと同様に扱われるため瀬戸線の定期券と同一のmanacaに定期券情報を載せられる。

manacaを利用する場合の乗継割引は瀬戸線と他の名鉄各線との間には適用されない(名鉄バスとは最初に乗車してから90分以内に次の交通機関に乗り継げば乗継割引が適用される)。

孤立路線であることから、本線系各駅周辺(犬山・知多半島・三河地方各地など)を目的地とする企画乗車券については瀬戸線各駅を発駅とするものが設定されていないことが多い(1DAYフリーきっぷとセットのものを除く)。
路線データ
営業中の区間(栄町 - 尾張瀬戸間)


路線距離(
営業キロ):20.6 km

建設主体:日本鉄道建設公団(現 独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構)(栄町 - 東大手間)

軌間:1,067 mm

駅数:20駅(起終点駅含む)

複線区間:全線

電化区間:全線(直流1,500 V)

閉塞方式:自動閉塞式

認可最高速度:100 km/h[1][注釈 1]

1976年(昭和51年)廃止区間(堀川 - (旧)東大手間、廃止時点)


路線距離(営業キロ):1.9 km

軌間:1,067 mm

駅数:4駅(休止中の東大手駅含む)

複線区間:全線(ただしガントレットが存在した)

電化区間:全線(直流600 V)

閉塞方式:自動閉塞式

認可最高速度:70 km/h(ただし駅間距離が短く、半径60 mの急曲線も存在した)

歴史

瀬戸電気鉄道
種類株式会社
略称瀬戸電、瀬戸電鉄
本社所在地 日本
愛知県名古屋市東区大曽根町中4丁目585[4]
設立1902年(明治35年)3月17日[4]
業種鉄軌道業
事業内容旅客鉄道事業、索道運輸業、不動産業 他[4]
代表者社長 水野銅治郎[4]
資本金2,300,000円(払込額)[4]
特記事項:上記データは1937年(昭和12年)4月1日現在[4]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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