名探偵ホームズ
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名探偵ホームズ
ジャンル推理アニメ
アニメ:名探偵ホームズ
原作
アーサー・コナン・ドイル
監督御厨恭輔(20作品)、宮崎駿(6作品のみ)
シリーズ構成山崎敬之、島崎真弓
脚本トニ・パゴー(イタリア)
キャラクターデザイン近藤喜文
音楽羽田健太郎
製作東京ムービー新社RAI、REVER
放送局テレビ朝日系列(日本)
Rai Uno(イタリア)
放送期間1984年11月6日 - 1985年5月20日(日本)
1984年11月26日[1] - 1985年(イタリア)
話数26
映画:名探偵ホームズ
青い紅玉の巻/海底の財宝の巻
監督宮崎駿
制作東京ムービー新社
封切日1984年3月11日
上映時間46分
映画:名探偵ホームズ
ミセス・ハドソン人質事件/ドーバー海峡の大空中戦!
監督宮崎駿(演出)
制作東京ムービー新社
封切日1986年8月2日
上映時間46分
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『名探偵ホームズ』(めいたんていホームズ)は、小説シャーロック・ホームズシリーズ』を原作にしたテレビアニメ

イタリア国営放送局イタリア放送協会(RAI)から日本東京ムービー新社が下請けとして製作した事実から、イタリアでは国産のアニメと考えられている(多数のアニメ作品も同様の下請けとして製作されている)。日本では、1984年11月6日から1985年5月20日までテレビ朝日系列で放送された。全26話。そのうち6編のみ宮崎駿が監督・演出などを務めた。2014年にはデジタルリマスター版が制作された。.mw-parser-output .toclimit-2 .toclevel-1 ul,.mw-parser-output .toclimit-3 .toclevel-2 ul,.mw-parser-output .toclimit-4 .toclevel-3 ul,.mw-parser-output .toclimit-5 .toclevel-4 ul,.mw-parser-output .toclimit-6 .toclevel-5 ul,.mw-parser-output .toclimit-7 .toclevel-6 ul{display:none}
作品概要
内容

原作から登場人物と舞台を借りてはいるが、ほぼオリジナル・ストーリーとなっている。登場人物はすべて擬人化したに置き換わっており[2]、ストーリーは子供にわかりやすく、毎回モリアーティ教授と部下であるトッド、スマイリーの3人が悪事を働き、ホームズが助手の医師・ワトソンとともにそれを阻止するというもの。推理小説色は薄いが、その代わりに、教授の奇妙な発明品(デザインが『モンタナジョーンズ』のメカローバーに引き継がれている)や、警官隊と教授一味の追いかけっこなど、全体的に明るく楽しい雰囲気で作られている。ほとんどが盗難事件で、殺人事件はひとつもない(ただし「小さなマーサの大事件」や「まだらのひも」において殺人未遂を匂わせる描写が存在する)。

原作とは異なり、本作では犯人はモリアーティ教授、警察側の捜査担当はレストレード警部に固定されており(少数の例外を除く)、登場人物の役割が単純化されている。
放送まで

イタリアの国営放送局RAIが、イタリアの民間制作会社REVERに制作を発注、REVERが日本の東京ムービー新社(以下TMS)に共同製作を持ちかけて、実現した日伊合作作品[3]。実際の制作はTMS傘下のテレコム・アニメーションフィルム(以下テレコム)で行われた。

日伊同時放送の予定で1981年4月に制作が開始され[4]、当初はテレコムの若手中心で制作して、宮崎駿はバックアップする予定だったが、結局は宮崎が監督に就任した[5]。脚本に関しては、プロのライターではないまったくの新人に書かせたいと宮崎が希望し、日本大学芸術学部映画学科の学生数名にプロットを書かせるかたちでオーディションを行った[6]。その結果、片渕須直伊東敏也が脚本家デビューを果たしている[7][8][9]。このうちアニメーションの演出家を志望していた片渕は、日大在学中のまま本作の演出助手を務めるようになる[10]

1982年に6話分を手がけたところで、制作は一時中断する。フィルムにまでなったのが4話分で、絵ができあがったのが2話分の状態だった[4]。また片渕によれば、制作中断の時点で「白銀号事件」と「バスカヴィル家の犬」をそれぞれ原作とした2話分の絵コンテの作業も進んでいた[11][12]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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