この項目では、近鉄大阪線の(2代目)名張駅について説明しています。1922年 - 1930年に存在した伊賀電気鉄道の(初代)名張駅については「西名張駅」をご覧ください。
名張駅
東口(2022年1月)
なばり
Nabari
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西は西名張駅(近鉄伊賀線(廃駅))
所在地三重県名張市平尾2961.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度37分18.07秒 東経136度5分45.34秒 / 北緯34.6216861度 東経136.0959278度 / 34.6216861; 136.0959278
名張駅(なばりえき)は、三重県名張市平尾にある、近畿日本鉄道(近鉄)大阪線の駅である。駅長配置駅である。駅番号はD49。
歴史
1930年(昭和5年)10月10日:参宮急行電鉄の榛原 - 伊賀神戸間開通時に開業[1]。
1941年(昭和16年)3月15日:大阪電気軌道との会社合併により、関西急行鉄道の駅となる[1]。
1944年(昭和19年)6月1日:会社合併により近畿日本鉄道の駅となる[1]。
なお、JR東海の名松線は名張と松阪を結ぶ計画からこの名称がついたが、参宮急行電鉄が先に開通したため名張まで延伸されることはなかった。
また、この名張駅に先んじて1922年(大正11年)から名張の中心部、現在の西名張郵便局付近に伊賀鉄道→近鉄伊賀線の名張駅が設置されていた。こちらは参宮急行電鉄名張駅の開設時に西名張駅と改称し、1964年(昭和39年)に西名張 - 伊賀神戸間を廃止したため、廃駅となった。
当初は参宮急行電鉄もこの伊賀線の名張駅を経由する予定であったが、新線建設を聞き付けた利権屋による周辺の土地の買い占めなどの問題が発生したため、市街地の南を迂回する路線となり、このルート上に現在の名張駅が建設されたとされている[2]。
1965年(昭和40年)3月18日:特急の停車駅に追加。当初は阪伊乙特急の一部が停車していた。
1976年(昭和51年)3月18日:名阪・阪伊乙特急の全列車停車駅に追加される[3]。
2003年(平成15年)3月6日:京伊特急の全列車停車駅に追加される。
2007年(平成19年)4月1日:PiTaPa使用開始[4]。
2019年(平成31年)3月14日:接近・発車の案内放送が更新。
駅構造西口(2006年6月)
島式ホーム2面4線を持つ、待避可能な地上駅。ホーム有効長は10両。改札口は西口・東口の2ヶ所で、ホームとは地下道で連絡している。西口駅舎は古い木造建築。伊勢中川側寄りに留置線が多くある。 のりば路線方向行先 ダイヤ面の特徴を以下に示す[5]。 「三重県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通り[9]。 年度1日平均 名張駅の利用状況の変遷を下表に示す。
のりば
1・2D 大阪線下り五十鈴川・賢島・近鉄名古屋方面[5]
3・4上り大阪上本町・大阪難波方面[5]
付記事項
内側2線(2番線と3番線)が主本線、外側2線(1番線と4番線)が待避線である。
4番のりばからは伊勢中川方面へ出発することが可能である。
東改札口(2008年10月)
ホーム(2019年7月)
特徴
駅設備・営業面
特急券の即時購入が可能であり、西口は専用の自動券売機で、東口は窓口にて対応している[6]。各ホーム上でも直近の列車のみ特急券売機で購入が可能となっている。定期券は黒の券売機で購入が可能で、窓口による定期券サポートにも対応する[7]。
PiTaPa・ICOCA対応の自動改札機および自動精算機(回数券カードおよびICカードのチャージに対応)が設置されている。なお、ICカード入金機(千円札のみ対応)も設置されている。
東口の改札口に隣接してファミリーマートがあるものの、当駅は近鉄リテーリングが運営する有人売店設置駅には指定されていない[6]。
駅長が配置されており、赤目口 - 西青山間の各駅を管理している[8]。乗務員交代も当駅で行われている。
ダイヤ面
日中の当駅の運行本数は概ね特急が毎時2本(これに加えて通過列車が1本)と急行・普通が毎時3本の合計毎時5本であり、当駅で緩急接続や列車待避が行われる。
全ての乙特急(停車タイプの特急)が停車し、日中の行き先は主に大阪難波、名古屋・賢島。
日中の急行列車の行き先は主に大阪上本町、青山町・伊勢中川。大阪上本町からの急行列車の一部は当駅止まりであり、青山町方面へは普通列車が接続する。
朝夕時間帯には運行される種別が変化し、運行本数が最大毎時10本程度に増発される。
京都方面の特急が運行されるほか、特急同士の列車待避が行われる場合がある。
早朝の青山町駅発の五位堂行き普通を除き、下り方面からの普通電車及び準急電車は乗り入れとなっているほか、伊勢中川方面からの直通の普通電車は当駅までとなっているが、一部は後述のように種別行先変更を行っている。また下り方面からの区間準急はないものの、大阪方面への当駅始発の区間準急は設定されている。
大阪上本町方面は急行列車に代わり、快速急行と準急列車・区間準急・普通列車が運転される。
青山町方面は、快速急行の運行に加え、普通列車の増発が行われている。
この他、全ての種別の一部列車で当駅発着、種別行先変更、増解結などが発生する。
利用状況
乗車人員
1997年10,138
1998年9,977
1999年10,031
2000年9,951
2001年9,823
2002年9,439
2003年9,270
2004年9,070
2005年8,798
2006年8,463
2007年8,238
2008年7,923
2009年7,525
2010年7,100
2011年6,838
2012年6,821
2013年6,856
2014年6,493
2015年6,410
2016年6,372
2017年6,245
2018年6,204
2019年5,910
2020年4,535
輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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