名寄駐屯地
航空写真（2011年、国土地理院撮影）
位置
名寄駐屯地（なよろちゅうとんち、JGSDF Camp Nayoro）とは、北海道名寄市内淵84番地に所在し、第3即応機動連隊等が駐屯している陸上自衛隊の駐屯地である。 第1線級の戦闘部隊が配置された駐屯地としては日本最北端に位置し、冷戦時代は文字通り最前線であった。 名寄駐屯地司令は、1等陸佐で第3即応機動連隊長が兼務。最寄の演習場は、名寄演習場であり駐屯地に隣接している（後述）。隷属する分屯地に稚内分屯地、礼文分屯地がある。 2004年（平成16年）より派遣された第1次イラク復興支援群は第3普通科連隊を基幹として連隊長・番匠幸一郎1佐（当時）が群長だった。 保安隊名寄駐屯地 陸上自衛隊名寄駐屯地
概要
沿革
1952年（昭和27年）12月20日：名寄駐屯地が新設[1]。
1953年（昭和28年）
2月26日：第3連隊が宇都宮駐屯地及び高田駐屯地から移駐[2]。
11月10日：第3連隊第3大隊が留萌駐屯地へ移駐[3]。
1954年（昭和29年）
5月12日：第2偵察中隊が旭川駐屯地から移駐。
5月15日：第62連隊第2大隊が秋田駐屯地から移駐[4]。
1954年（昭和29年）
7月1日：
陸上自衛隊設置に伴い名寄駐とん地が開設される[5]。
第62連隊第2大隊が第2特科連隊第2大隊に改称。
9月25日：第2特車大隊が編成完結。
1955年（昭和30年）9月9日：第2特車大隊が上富良野駐屯地へ移駐。
1956年（昭和31年）10月25日：稚内分屯地が開設[4]。
1957年（昭和32年）12月15日：第301地区施設隊が旭川駐屯地から移駐[4]。
1962年（昭和37年）1月18日：第2管区隊の第2師団への改編。
第2特科連隊第2大隊を母体に第4大隊を新編。
第2偵察中隊を第2偵察隊に改称。
1968年（昭和43年）12月10日：礼文分屯地が開設[4]。
1972年（昭和47年）3月24日：第4高射特科群が第1特科団第118特科大隊を改編して編成完結。
1982年（昭和57年）3月25日：第2特科連隊第2、第4大隊に75式自走155mmりゅう弾砲が配備。
1988年（昭和63年）3月25日：第301地区施設隊を第341施設中隊に改編。
1995年（平成07年）3月28日：第2特科連隊の改編。
第2大隊が本部管理中隊を併せて4個中隊編成になる。
第4大隊が旭川駐屯地へ移駐。
2000年（平成12年）
3月27日：第4高射特科群第105高射直接支援隊を廃止。
3月28日：北部方面後方支援隊第101高射直接支援大隊第2直接支援中隊を新編。
2004年（平成16年）3月23日：第341施設中隊を廃止。
2008年（平成20年）3月26日：第2後方支援連隊の改編（第2整備大隊部隊の新編）。
第1普通科支援中隊（第3普通科連隊を支援）を新編。
特科直接支援中隊第2直接支援小隊（第2特科連隊第2大隊を支援）を新編。
偵察直接支援小隊（第2偵察隊を支援）を新編。
2009年（平成21年）3月26日：第2特科連隊第2特科大隊の改編。
第4射撃中隊、第5射撃中隊及び第6射撃中隊を廃止し、第3射撃中隊及び第4射撃中隊を再編し編成完結。
99式自走155mmりゅう弾砲を配備。
2011年（平成23年）3月末：自動車教習所が廃止。
2021年（令和3年）10月：第3即応機動連隊準備隊が臨時編成、同部隊に16式機動戦闘車が配備。入魂式が行われた[6]。
2022年（令和4年）
3月16日：
第3普通科連隊を廃止。
第2後方支援連隊第2整備大隊第1普通科支援中隊を廃止。
3月17日：第2師団の即応機動師団化
第3即応機動連隊を新編。
第2後方支援連隊第2整備大隊即応機動直接支援中隊（第3即応機動連隊を支援）を新編。
駐屯部隊
第2師団隷下部隊
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