名古屋大学大学院理学研究科(なごやだいがくだいがくいんりがくけんきゅうか、英称:Graduate School of Science)は、名古屋大学大学院に設置される研究科の一つである。また、名古屋大学理学部(なごやだいがくりがくぶ、英称:Faculty of Science)は、名古屋大学に設置される学部の一つである。 1939年の名古屋帝国大学発足時に理工学部が設立され、1942年に理工学部から理学部が独立する。1953年に大学院理学研究科を設置[1][2]。自然科学の基礎となる学問の研究・教育を行っている[3]。附属研究施設として名古屋大学大学院理学研究科附属臨海実験所などを設置している[4]。 2001年に野依良治教授がノーベル化学賞を受賞したほか、2008年には名古屋大学理学部出身の益川敏英京都大学名誉教授および小林誠高エネルギー加速器研究機構名誉教授がノーベル物理学賞を、理学部研究生として理学博士号を取得した下村脩ボストン大学名誉教授がノーベル化学賞を、それぞれ受賞している[5]。
概要
沿革
1939年 - 名古屋帝国大学を設立。理工学部を設置[1]。
1940年 - 化学科を設置[2]。
1941年 - 物理学科を設置[2]。
1942年 - 理工学部から理学部として独立。化学科、物理学科、数学科、生物学科を設置[1][2]。
1947年 - 名古屋大学理学部に改称[1]。
1949年 - 地球科学科を設置[2]。
1953年 - 大学院理学研究科を設置[1]。
1987年 - 分子生物学科を設置[2]。
1992年 - 地球科学科を地球惑星科学科に改組[2]。
1995年 - 大学院重点化に伴い数学科を数理学科に改組、物理学科と物理学第2学科を統合し物理学科に改組[2]。大学院多元数理科学研究科を設立[1]。
1996年 - 生物学科と分子生物学科を統合して生命理学科に改組[2]。
2001年 - 大学院環境学研究科を設立[1]。
学科
入学定員270人[6]
数理学科
物理学科
化学科
生命理学科
地球惑星科学科
著名な出身者
政治
椎名素夫 - 元衆議院議員、元無所属の会代表
加藤進 - 元衆議院議員、元日本共産党中央委員会顧問