名代富士そば
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ダイタンフード株式会社種類株式会社
本社所在地 日本
151-0053
東京都渋谷区代々木一丁目36番1号
オダカビル3階
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度41分2.7秒 東経139度42分4.4秒 / 北緯35.684083度 東経139.701222度 / 35.684083; 139.701222座標: 北緯35度41分2.7秒 東経139度42分4.4秒 / 北緯35.684083度 東経139.701222度 / 35.684083; 139.701222
設立1972年3月9日
業種小売業
法人番号7011001013289
事業内容そば・うどん・カレーライス・天丼・牛丼・かつ丼の販売
代表者

丹道夫代表取締役会長)

丹有樹(代表取締役社長)

資本金3,000万円
外部リンク ⇒http://fujisoba.co.jp/company/
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名代富士そば(なだいふじそば)は、ダイタングループが運営する立ち食いそば・うどんチェーン店の名称である。通称「富士そば」。
沿革

高度経済成長期、不動産業を手掛けていた丹道夫がサイドビジネスとして開始した立ち食いそば屋が原型とされている[1]。丹が役員を務めていた不動産会社は成長の最中にあったものの、時代が変わればに経営が傾くリスクがあると判断した丹は「日々の売上こそ少なくても、確実に日銭が入る」として飲食業への進出を他の役員らに提案した。その店名を落語の演目にちなんで「そば清」とし、渋谷に1号店を開業した後、西荻窪、新宿、池袋などに出店した[1]

その後、丹はもう1人の役員と共に不動産会社から共同で独立し、そば清と会員制クラブの経営を引き継いだ[1]。しかし、クラブをめぐる経営方針の違いから、1971年には共同で独立した役員と袂を分かつことになった。丹は複数の飲食店を引き継ぎ、加えて建売住宅の販売に進出するなどとしたが事業は失敗し、複数の事業を手放すことになった。丹はその時点で残っていた立ち食いそば店に絞って事業の立て直しを図り、1972年に「名代富士そば」を創業した[1]

2015年12月、丹道夫の長男・丹有樹が社長に就任した。元々2010年頃から「80歳になったら社長を譲る」と宣言していたという[2]
店舗の特徴など東京神田三崎町の富士そば東京秋葉原の食品サンプル
店舗数

出店ペースは年数店舗程度で、2013年7月に日本国内で100店舗[3]となった。

2013年から日本国外で出店を始めて10月にインドネシアジャカルタに1号店[4](2014年7月閉店)、2014年に台湾[5][6]にそれぞれ出店し、フィリピンでもフランチャイズを展開[7]している。ちなみに海外店舗については、メニュー等について現地向けのカスタマイズが行われており、例えばフィリピンでは日本国内とは違うめんつゆ(かえし)を使用している[8]
客層

サラリーマンや中高年層が主流で、酒類を品書きに加えて好評を得ている。大半の店舗が24時間営業であるため客層は多種多様[9]である。2000年代以降は椅子を設置したことが好影響して女性や家族の利用も増加[10][9]し、2010年代はアジア諸国から訪日した観光客の利用も増加[11][12]している。
立地と外装

多くの店舗が東京都区内近くに位置して「駅そば」の一種としても扱える[10]。唯一駅構内に位置した東武東上線大山駅[13]の店舗は2016年1月末に閉店した。

基本的にはビジネス街の駅付近で人通りが多く、立ち入りやすい建物の1階に出店している[1]

看板を掲げているが、派手な電飾はない。
内装

立ち食いそば店に分類・認識されているが、2000年頃から順次店内を改装し、2011年(平成23年)時点で狭い3店舗を除く全店舗が椅子席を備えている[10][9][12]

2002年(平成14年)以降に新規開店や改装した店舗は、内装に石を利用した壁や小さな泉や竹を使った箱庭などを配置した日本庭園風情の装飾も見られる[11]
メニュー

業界の先駆けとして1987年(昭和62年)に、蕎麦を「生そば」に変更し[14][15][16]、小麦粉とそば粉の比率を「6:4」[17]として興和物産と紀州屋製麺の2社[18][19]から仕入れて品質や価格の維持に努めている。ダシは各店で仕込み[14][15][16][20]、タレは2009年に40年ぶりで仕入れ先を変更した[21]

一部の店舗は2016年から押し出し式製麺機による店内製麺を導入しているが、「一度に茹でられる蕎麦の量が減る」ことから全店舗で使用する予定はない[17]。「揚げたてのカツでないとカツカレーは賞味が低下するが、揚げ時間の増大は回避したい」「カツ丼は作り置きのカツでもタレで煮込むと美味しくなる」ため、カツ丼を提供しつつもカツカレーは提供していない。カレーライスの上にカツ丼用のカツ(タレで煮込んで玉子とじになったカツ)を乗せた「カレーカツ丼」は一部の店舗で提供している[22]

これらのこだわりが店舗毎に特徴となるため、「店舗ごとに味が違う」「バラつきが大きい」など顧客意見の対応は店舗の裁量に任せている[18]

商品開発部は置かず、新商品は各店舗店長の裁量に任せて当該店舗で試験販売[18][23]し、販売数が多い場合にチェーン全体の定番や限定商品として採用することもある[18][23]

2015年7月から「ちょい呑み」応需を企図し、一部店舗で15時から翌朝5時までの時間を「富士酒場」として、通常の麺類メニューに加えてビール・ハイボール・おつまみ類を提供している。枝豆や卵焼きなどのほかに天ぬきなどそば屋に由来する商品もあるが、「富士酒場」対応店でもが店舗により差がある[24]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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