同胞_(映画)
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同胞(はらから)は、1975年松竹が制作、同年10月25日に公開した山田洋次監督の映画。岩手県の過疎の村で、青年会が劇団公演を計画し成功させるまでを描く青春映画。
概説

実話を基にしており、モデルとなった劇団「統一劇場」(ふるさときゃらばん、現代座、希望舞台)が公演シーンを演じている。

モデル地・ロケ地は岩手県岩手郡松尾村(現・八幡平市[1]

作品冒頭のクレジット表記は「この作品の完成をまたず 不帰の人をなった 美術監督 佐藤公信氏の霊に 心から哀悼の意を 捧げます 山田洋次」

山田洋次監督作品で、2回目のエンドクレジットロールを使用している作品であるが、エンドクレジットロール(横)は初めてである。
ストーリー

岩手県の小さな村の青年会会長高志の許を、統一劇場(ふるさときゃらばん、現代座、希望舞台)の職員の秀子が訪れ、劇団の公演を提案する。高額な費用が問題となり、青年会の議論は紛糾するが、高志の熱意に押され、公演の実施が決まる。青年会員の頑張りでチケットも完売するが、公演の直前になって有料の催しには会場は貸せないと中学校から断られる。公演を楽しみにしている人たちのために中止にはできないと秀子は無料にすることを決断する。公演は大成功する。(このときの公演の作演出は石塚克彦、劇団ふるさときゃらばん主催のものであり、統一劇場から同様に分離した劇団希望舞台、劇団現代座の主催の演出作品ではない)



スタッフ

原作・監督:
山田洋次

製作:島津清、名島徹

脚本:山田洋次、朝間義隆

撮影:高羽哲夫

美術:佐藤公信

音楽:岡田京子

演奏:日本フィルハーモニー交響楽団

録音:中村寛

調音:松本隆司

照明:青木好文

編集:石井厳

スチール:長谷川宗平

監督助手:五十嵐敬司

装置:小島勝男

装飾:露木幸次

効果:伊藤亮行

衣裳:松竹衣裳

現像:東洋現像所

進行:玉生久宗

製作主任:内藤誠

ミュージカル「ふるさと」作 石塚克彦

主題歌:「ふるさと」キングレコード、作詞 石塚克彦、作曲 岡田京子、唄 倍賞千恵子

協力:岩手県松尾村、松尾村青年団体協議会、いすゞ自動車株式会社

映倫:18400

松竹八十年記念作品

昭和50年度文化庁芸術祭参加

日本青年団協議会推薦

? スタッフ本編クレジット表記順
キャスト

河野秀子:
倍賞千恵子

斉藤高志:寺尾聰

松尾村青年会員

統一劇場劇団員

松尾中学校校長:大滝秀治

柳田進:下條アトム

木村茂:土谷亨

渡辺純一郎:河合進

福田愛子:岡本茉莉

斉藤忠治:赤塚真人

小野佳代子:市毛良枝

菊地健一:笠井一彦

斉藤博志:井川比佐志

斉藤富美:杉山とく子

斉藤晴美:木村晃子

小柳文治:下條正巳

小野きぬ:三崎千恵子

消防団団長:渥美清

小野精一郎:今福正雄

オープニングクレジット表記キャスト


河野秀子:倍賞千恵子

斉藤高志:寺尾聰

松尾村青年会員

統一劇場劇団員

エンドクレジット表記キャスト


倍賞千恵子

寺尾聰

下條正巳

大滝秀治

井川比佐志

三崎千恵子

下條アトム

杉山とく子

今福正雄

赤塚真人

市毛良枝

土屋亨

河合進

岡本茉利

笠井一彦

仲恭司

木村賢治

羽生昭彦

戸川美子

原浩

木村晃子

木村祥子

田村勝彦

渥美清

松尾村青年会員

統一劇場劇団員

? 本編クレジット表記順 
脚注^ “倍賞千恵子(女優) 私の履歴書(29)同胞”. 日本経済新聞 (2023年12月30日). 2023年12月30日閲覧。

外部リンク

同胞
- IMDb(英語)










山田洋次監督作品
1960年代

二階の他人(1961年)

下町の太陽(1963年)

馬鹿が戦車でやって来る(1964年)

いいかげん馬鹿(1964年)

馬鹿まるだし(1964年)

霧の旗(1965年)

なつかしい風来坊(1966年)

運が良けりゃ(1966年)

喜劇 一発勝負(1967年)

愛の讃歌(1967年)

九ちゃんのでっかい夢(1967年)

吹けば飛ぶよな男だが(1968年)

ハナ肇の一発大冒険(1968年)

喜劇 一発大必勝(1969年)

1970年代

家族(1970年)

故郷(1972年)

同胞(1975年)

幸福の黄色いハンカチ(1977年)

1980年代

遙かなる山の呼び声(1980年)

キネマの天地(1986年)

ダウンタウン・ヒーローズ(1988年)

1990年代

息子(1991年)

学校(1993年)

学校II(1996年)

虹をつかむ男(1996年)

虹をつかむ男 南国奮斗篇(1997年)

学校III(1998年)

2000年代

十五才 学校IV(2000年)

たそがれ清兵衛(2002年)

隠し剣 鬼の爪(2004年)

武士の一分(2006年)

母べえ(2008年)

2010年代

おとうと(2010年)

京都太秦物語(2010年)

東京家族(2013年)

小さいおうち(2014年)

母と暮せば(2015年)

家族はつらいよ(2016年)

家族はつらいよ2(2017年)

妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII(2018年)

2020年代

キネマの神様(2021年)

こんにちは、母さん(2023年)

男はつらいよ










男はつらいよ


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