同期のサクラ
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この項目では、テレビドラマについて説明しています。日本の軍歌については「同期の桜」をご覧ください。

同期のサクラ
ジャンル連続ドラマ
脚本遊川和彦
演出明石広人
南雲聖一
日暮謙
監修阿部守(建築業)
中澤暁雄(医療)
出演者高畑充希
橋本愛
新田真剣佑
竜星涼
岡山天音
草川拓弥超特急
大野いと
柳谷ユカ
津嘉山正種
相武紗季
椎名桔平
音楽平井真美子
エンディング森山直太朗さくら(二〇一九)
国・地域 日本
言語日本語
時代設定2009年4月1日 - 2020年4月1日
製作
チーフ・プロデューサー西憲彦
プロデューサー大平太
田上リサ
制作AX-ON(協力)
製作日本テレビ

放送
放送チャンネル日本テレビ系
映像形式文字多重放送
番組連動データ放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2019年10月9日 - 12月18日
放送時間水曜 22:00 - 23:00
放送枠水曜ドラマ
放送分60分
回数10回
公式サイト
特記事項:
第3話は『SMBC日本シリーズ2019第4戦・巨人×ソフトバンク』中継延長のため55分繰り下げ (22:55 - 23:55)。
11月27日は『ベストアーティスト2019』放送のため休止。
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『同期のサクラ』(どうきのサクラ)は、2019年10月9日から12月18日まで日本テレビ系「水曜ドラマ」で放送されていたテレビドラマ[1]。脚本家である遊川和彦のオリジナル作品で、主演は高畑充希[1]
概要

自身の故郷と本土との間に橋を架けるという夢を果たすために上京し、大手ゼネコンに入社した新人女性社員北野サクラと、4人の同期社員たちの群像劇で、10年間の物語を1話=1年として描いていく[1]。物語は、第1話、第7話以降を除き、その回の中心人物が病床のサクラに語りかける形で進んで行く。

脚本の遊川や主演の高畑をはじめとする『過保護のカホコ』制作チームの再結集となったが、大平太プロデューサーによると、来年、自身の勤続30年を迎えることから、お仕事ドラマを作りたいと、遊川との打ち合わせに臨み、アイデアを出していくうちに遊川から“同期”という言葉が出たという。また最も苦労したサクラのキャラクター設定には、高畑も企画段階から参加したという[2]

2019年11月27日は『ベストアーティスト2019』放送のため休止となったが、主題歌「さくら(二〇一九)」を歌う森山直太朗の出演時にミニドラマが放送された[3][4]
あらすじ

2019年4月1日、月村百合・木島葵・清水菊夫・土井蓮太郎は病院に駆けつけた。病室で意識が戻らぬまま眠り続ける北野サクラを前に、4人は再び目を覚ますことを願いながら、サクラとの日々を思い出していた。

2009年4月1日、故郷の離島から上京した北野サクラは花村建設に入社。入社式ではさっそく社長のスピーチに意見して場内を唖然とさせた。その後の新人研修で「日本の未来に残したい建造物の模型」を作る最終課題が出され、リーダーに指名されたサクラは、百合・葵・菊夫・蓮太郎と同じ班になる。サクラにとって初めての仲間となる同期たちと共に、研修と課題制作の打ち合わせを並行していく日々だったが、百合たちはサクラのマイペースさに困惑しバラバラになってしまう。最終課題の審査当日、前夜に耐重量を考慮して作り直した模型を手に出社したサクラは、審査内容に異を唱えたことで採用取り消しになりかけるが、人事部長の黒川森雄が処遇を預かる形で人事部に配属された。希望部署に配属された百合・葵・菊夫・蓮太郎とは、人事部の業務を通じてその後も深く関わっていくことになり、同期たちもまたサクラに巻き込まれながら、次第に心を動かされていく。
登場人物

登場人物のうち、サクラたち同期入社組5人と火野すみれの名字は、サクラを中心に、北極星と周りの惑星(木星水星土星火星)になぞらえている。また、百合の両親、葵と蓮太郎の家族、匿名キャラクター以外の登場人物は全員、名前か名字に植物の漢字が入っているか、それそのものが名前になっている[2]
花村建設
2009年同期入社組
北野サクラ
[注 1](きたの さくら)
演 - 高畑充希(幼少期:秋山琴音)1989年3月31日生まれ[注 2]新潟県の離島・美咲島出身。最終学歴は高等専門学校卒業。住まいは「カーサ美良 202号室」[注 2]。血液型はAB型。普段は標準語かつ敬語[注 3]で話すが、祖父・柊作に心の中で話したり、感情的になると新潟弁になる。どんな困難が降りかかってきても、決して自身の考えを曲げない強さを持っているため、忖度できない面がある。出勤中に気になった建物やオブジェを見かけては写真撮影をするのが日課だが、それが原因で始業時間直前に到着することが多い。片足を後ろに下げて、引き気味に撮影を行ない、撮影後に「いい…非常にいい」と言葉を発する。同期たちとの問題の解決後には記念写真を撮り、問題を解決するきっかけとなるFAXで送られた柊作からのアドバイスとともに自身のアパートの部屋に飾っている。口癖は「いい…非常にいい」の他に「私には夢があります!」。動作の癖は納得いかないことが発生すると「スーッ」と息を吸ってからダメ出ししたり、驚くとしばらくしゃっくりが止まらなくなったり[注 4]、言いたいことを言えずに堪える場面では、貧乏ゆすりをしたりする[注 5]。嘘をつく時には早口になる[注 6]。柊作から贈られたスーツを入社以来、布団の下で寝押しして着用していたが、入社4年目に新たなスーツが贈られた[注 7]。私服は島に唯一ある洋品店のお薦めを着用しており、同期たちから「懐かしい感じのファッション」と評されるほど個性的である[注 8]。百合の接待に同行した時には、3年間同じスーツしか着ていないことを知った百合が見かねて見立てた三ツ星レストランにふさわしい洋服がプレゼントされた[注 9]。柊作とのFAXでの近況のやりとりを欠かさず、壁にぶつかった時には「じいちゃんの(作った)コロッケが食べてぇ」と綴るが、返信された言葉に励まされ奮起する。普段は酒を飲まないが、たまに飲んで酔ったときは泣き上戸になる[注 4]。8歳[注 5]の頃、母(演 - 小出ミカ)が島の診療所で治せない病気にかかり、台風で本土への定期便が欠航になった中、父(演 - 井上尚)が無理矢理船を出して二人とも亡くなったため、橋があれば両親が死なずに済んだかもしれないという思いから、故郷の離島と本土との間に橋を架けることが夢[注 8]。夢を実現するべく島民たちの長年の願いだった橋梁工事を請け負うことになった花村建設に入社。また小学校時代からサクラ一人だけのクラスだったため、同世代の仲間たちと過ごすことにも憧れていた。新人研修後は故郷の島に橋を架けることだけでなく、一生信じ合える仲間をつくることと、その仲間とたくさんの人を幸せにする建物を造ることが新たな夢として加わった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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