吊り橋
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独自研究が含まれているおそれがあります。(2022年11月)


世界最大級の吊橋(明石海峡大橋)

吊橋、吊り橋(つりばし)は、の形式の一種で、綱などの張力で吊り下げ支える形式のもの。釣り橋、釣橋とも書くが、この表記は狭義には、日本江戸期以前の古典的な形式に対して用いられる(後述)。
概説吊橋と斜張橋。両者の差異については、斜張橋#吊橋との相違を参照。

一般的な用法としては、小さな谷や川に縄ばしごを渡しただけのような簡易なものから、海峡などに架けられる大規模なものまで吊橋と称する。斜張橋もケーブルの張力を利用した吊り構造という点では同じであるため、広義には吊橋の一種とも言える[1]

現代の土木工学分野における分類において吊橋は、主塔とそれに渡されるメインケーブル[注釈 1]を持ち、そのケーブルから鉛直に垂らされたハンガーロープでを支持する橋を指す。桁はその上に床板を置き、道路鉄道、人などが通る部分である。これに対し、ハンガーロープがなく、複数のケーブルを斜めに張って直接桁を支えるものは斜張橋と呼ばれ、区別される。

吊橋のケーブルは垂れ下がり、曲線を描くことになるが、ハンガーロープとの2段構成とすることで桁を水平に近い状態に保つ。なお、桁を取り付ける前のケーブルだけの状態では、懸垂線というカーブを描く。

いずれも現代のものは、ケーブル、ハンガーロープ、桁は製、主塔は鋼もしくは鉄筋コンクリート製である。長大な橋に向いており、世界の長大支間長橋をもつ上位の多くを吊橋が占める[2]。一方、風や加重によって揺れやすいという欠点も持つ。
古典的、簡易な吊橋かずら橋谷瀬の吊り橋

古典的な吊橋としては、徳島県西祖谷山村市町村合併により2006年3月から三好市)にある祖谷のかずら橋がある。植物のつるで両岸から本体を支える構造で原始的な斜張橋と言える。現在のかずら橋は安全のため鋼のワイヤーで補強されているものの本来はその名の通り植物のしらくちかずら(サルナシ)のみが用いられる。桁部分もかずらで丸太、割木を繋いだだけのはしご状で人専用である。

簡易なものは登山道などで見られ、多くは人専用である。主塔が無く岩盤からケーブルを架設したり、ハンガーロープがなく直接本体を支えたりするものなどもあり、桁も板を繋いだだけの簡易なもののことがある。こういったものは吊床板橋と呼ばれる。揺れを抑えるため横、あるいは下方からもケーブルで補強している場合もある。

現代においても、観光客向けにあえて古風な吊橋が架けられることがある[3]

日本において、かつては釣橋の語が使われていたが[4]、1870年にトーマス・ウォートルスの設計とされる「山里の吊橋」が皇居内道灌堀に架設されて以降、西欧からの近代的な技術の影響を受けたものに対しては吊橋の表記が用いられている[5]
現代の吊橋ブルックリン橋(カリアー&アイビス印刷社、1877年)

現在の長大な吊橋の起源は、アメリカ合衆国ブルックリン橋とされる。1883年に完成したこの橋は、ケーブルの材料として鋼を使いかつ撚り合わせのない平行線ケーブルを用いた。また塔の海底部の工事にケーソンが用いられるなど、現代の工法の多くがこの時代に開発された。またブルックリン橋は塔から桁への斜めのケーブルも持ち、斜張橋との複合構造でもある。

その後に造られたジョージ・ワシントン橋でスパン(後述)が1000 mを超え、さらにゴールデンゲート橋ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジなどの建設が続いた。1981年イギリスのハンバー橋(英語版)が完成するまで、100年以上にわたり世界一の座をアメリカが独占した。

現在の世界最長の吊り橋は全長では、日本の明石海峡大橋(全長3,911 m、中央支間長1,991 m)であるが[2]、2022年3月18日にトルコ西部にあるチャナッカレダーダネルス海峡チャナッカレ1915橋(全長3,563m、中央支間長2,023m)が開通したため、中央支間長では明石海峡大橋は世界二位となった[6]


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